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断捨離という言葉は有名になり、メルカリでも【きゃたぬき@断捨離中】など掲げている人も多い。しかしその実、断捨離の本当の意味を知ってる人はどの程度いるだろうか?
本記事では、知ってるようで漠然とした断捨離について、原点である『新・片づけ術「断捨離」』を元に要点を解説していく。
この記事の目次(クリックでジャンプ)
解説動画
下記の動画でも詳しく解説しています
断捨離の意味とは?
最初に【断捨離】とは何か紹介する。私なりに要約すると…
「片付け」すら必要ない状態
これが断捨離である。後述するが、無心に捨てるだけでは断捨離とは呼べないのだ。
ちなみに本書から引用すると、断捨離は1文字ずつ意味が込められている
- 「断」=入ってくる要らないモノを断つ
- 「捨」=家にはびこるゴミ・ガラクタを捨てる
- 「離」=モノへの執着から離れ、ゆとりある〝自在〟の空間にいる私
これらの意味を理解すれば、断捨離を間違えることが無くなるだろう。そのために、1文字ずつ解説していく。
「断」=要らないモノを断つ
「断」は不用品を入手しない心構えを表している。いくら無心に捨てても、不用品が入っては部屋が片付かないだろう。
- 弁当を買った時、なんとなく貰う割り箸
- セールに釣られて買ってしまったモノ
- ポイント消費で購入した不用品
心当たりのある人は、私だけじゃない筈だ。
本当に必要なのか?何のために購入するのか?セール品じゃなくても購入したのか?要らないものを入手しない思考を身につけよう。
@断捨離って書きながら
メルカリで衝動買いしてた…
「断」の心構えで
メルカリを使っていこう
「捨」=家のゴミを捨てる
「捨」は今の自分と関係ないモノを捨てる行為を表す。ここで重要なのは、モノと自分の関係性について考える点だ。
本書では「片付け」に関して
そのモノと自分が今、生きた関係かどうかを問い、取捨選択していく行為
と明確に定義している。
「捨」を行い、お気に入りのモノだけが周りに残る状態を目指す。これが断捨離における片付けなのだ。なお、具体的な方法は後述する。
「離」=モノへの執着から離れる
モノへの執着から離れ、ゆとりある”自在”の空間にいる私
「離」に関して上記説明がされているのだが、正直よく分からない。恐らくだが、一人一人の正解が異なる為に意図して抽象的な定義をしているのだと思う。
私の解釈だが「離」は自分に不要なモノが存在しない”状態”だと考えた。不用品を片付け、要らないものが入らない状況が続く。家の中は自然と厳選された1品が残る。
お気に入りの品に囲まれると居心地が良くなり、次第に「片付け」すら不要となる。「離」とは、不用品が存在しない状態を表しているのだろう。
- 断:不用品を入手しない心構え
- 捨:今の自分と関係ないモノを捨てる
- 離:不要なモノが存在しない状態
以上が、きゃたぬき的な【断捨離】である。
薄々気付いたかもしれないが「断」と「捨」は順不同だ。どちらも往復することで、最終到達地点である「離」を目指すイメージ。
究極的に「片付けすら必要ない」状態を目指しているのが断捨離なのだ。
ミニマリストと何が違うの?
ところで断捨離の話をすると
いわゆるミニマリストを目指すって事でしょ?
と誤解してる人がいるので、違いを解説する。なおミニマリストとは「minimal-ism 最小主義」から派生した造語で、物が少ない生活を心がける人である。
断捨離との違いを私なりに表現すると趣味嗜好を許容できるか?という話になる。例えば「炊飯器」について考えてみよう。以下が判断内容だ
- ミニマリスト:鍋があれば炊飯できるので不要
- 断捨離:自分が今も使っているなら必要
炊飯器はなくても困らない。でもあった方がいいし普段から使ってる。断捨離は普段使いするモノを捨てないのだ。
コレクション品とか
趣味の物は捨てたくないよね
ここまでの内容を、簡単にまとめる
- 断捨離とは、お気に入りの物に囲まれて、いい気分を維持する方法
- 不用品は入手しない
- 「今も使ってるか」を基準に捨てる
- ミニマリストとは異なる
それでは、断捨離の進め方について厳選して紹介していく。
断捨離の進め方
ここから先は、断捨離の進め方について3つ紹介する。
- 今、自分が使っているか?
- 愛おしむ「もったいない」を意識
- 1点完璧主義で始める
順番に解説する。
今、自分が使っているか?
「捨」で触れた通り、物を分別するときは自分が使っているかで判断する。例えば「全く使っていないミキサー」があるとしよう。
掃除が苦手な人は
・まだ使える
・これから使うかもしれない
と考えてしまう。しかし極論を言えば「使えない物」なんて存在しないので、一向に部屋は片付かないだろう。
しかし断捨離では
今、自分が使っているか?
と問いかけを行う。
使用可能かで判断するのではなく、自分が今も使っているか否か?その1点で処分を進めるのだ。こうすれば家庭内に残るのは、現在も頻繁に利用する一品に厳選されていく筈だ。
上記基準はあくまで「自分だけが所有してるモノ」に限って行おう。ガラクタに見えるものでも、相手には宝物かもしれない。家庭を壊してはいけない…!
愛おしむ「もったいない」を意識
前項の「今、自分が使ってるか」という判断を進めていると、多くの人はこう感じるだろう
そうはいっても、捨てるのがもったいない
確かに使ってなくても、まだ壊れていない物を捨てるのは抵抗があるだろう。
そこで本書は「もったいない」の解釈を広げることを推奨している。以下の使用例を見てほしい
- まだ使えるのに捨てるのは「もったいない」
- 使わないなんて「もったいない」
前者はいわば免罪符だ。捨てるのに抵抗がある為、「もったいない」を口に出して処分を先延ばしにしているのだ。掃除すると頻繁に出てくる事はご存じだろう。私は知っている
後者はモノを愛おしむ気持ちだ。使わない人(私)の元にいる為、機能をフル活用されてない状況に「なんて不幸なんだ…!」と思う感覚だ。
断捨離では後者の「もったいない」を意識する大切さを説いている。
使わない私の所にあるのは「もったいない」
そう愛おしむ気持ちを持てば、自ずと片付けは進んでいくのだ。
罪悪感を消すために「メルカリ」
…とは言ったものの、本書を読んだ私は
いやでも捨てるのは…もったいないよな〜
と感じてしまった。愛おしみつつも、使えるものをゴミ袋に入れる覚悟がなかったのだ。
しかし今はフリマアプリ全盛期。メルカリを使えば罪悪感を覚えずに処分できるだろう。自分の不用品を必要とする誰かが存在するのだ。次いでに売上金も入って最高。
使い方に気をつければ、メルカリほど心強い断捨離メイトは存在しないだろう。こちらの記事を参考に掃除を進めてほしい。
【悲報】メルカリを使っても家が片付かない3つの理由【解決策も】一点完璧主義で始める
断捨離は思考に重きを置いているが、最後に1つ掃除方を紹介する。それが「一点完璧主義」だ。1カ所を定め、徹底的に断捨離していくスタイルである。
とはいえ誤解してはいけない。1カ所はどんなに小さくてもいいのだ。本書の例では財布から断捨離する事を挙げている
- 使わないお店のポイントカード
- もらったレシート
- 小銭
これらを捨てたり、貯金箱に移すだけでも、財布は目に見えて変わるだろう。この小さな成功体験を重ねていくことで、次第に部屋から家へと断捨離の流れが出来てくるのだ。
ちなみに私の場合、思い切って冷蔵庫を断捨離してみた。
- 納豆のタレ・カラシ
- 持ち帰りの牛丼についてきた紅生姜
- 野菜室の隅のミイラしめじ
- 案外使わなかったお好みソース(賞味期限切れ)
- スパイスカレー用に購入したガラムマサラ
多すぎるので割愛するが、自分が今も使っていない物で溢れていた。正直ビビってる。
しかし不思議なもので、1カ所を断捨離し終えると自然とモチベーションが上がっていく。結果的に台所全体まで波及し、割り箸から3年前のブラックキャップまで捨てられた。
家中の断捨離を想像すると億劫だが、手が届く範囲、それこそバッグの中身くらいが丁度いい。
千里の道も一歩から
身近な場所から、一点完璧主義で初めてほしい。
記事のまとめ
- 要らないものを断ち・不用品を捨て・モノへの執着から離れる。これらをまとめて断捨離と呼ぶ
- 片付ける基準は「今、自分が使っているか?」
- モノを愛おしむ「もったいない」を意識する。罪悪感はメルカリで対応
- まずは小さな場所から断捨離。財布・バッグなど一点完璧主義で始めよう
片付けすら不要な「自分流・快適空間」を目指す行為を【断捨離】と呼ぶ、私はそう解釈した。
偉そうに要約しているが、私もまだ先進途上だ。洗面台の下を断捨離する事を約束しつつ、記事を終わりにする。
一読のススメ
本記事で紹介しきれなかった断捨離メソッドは多数ある。特に「総量規制の法則」は個人的に参考となったので、ぜひ本書を手に取って読んでみてほしい。
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以上、参考になれば幸いです。
それじゃあ、また!