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メルカリで、商品ページを検索結果やプロフィールなどに表示せず、URLを知っている人に案内できる「限定公開機能」が試験的に提供されています。
通常の出品とは異なり、メルカリ内で商品を探している人からは見つけられにくく、すでに購入を検討している相手へ商品ページを案内したい場合などに活用できる機能です。
そこで本記事では、メルカリ公式ガイドや報道内容をもとに、限定公開の仕組みや使い方、どのような場面で活用できそうなのかを解説します。

この記事を書いている人です。フリマアプリの新機能や売り方、トラブル対策などを発信中。YouTubeでは約2万人の方に登録いただいています。
※限定公開機能は試験的に提供されている機能です。今後、予告なく仕様変更や提供終了となる可能性があります。2026年9月現在は一部ユーザーのみ利用できます。私と家族のアカウントでも確認しましたが、現時点では「限定公開」の項目は表示されませんでした。
メルカリの「限定公開」とは?

限定公開とは、商品を検索結果や出品者のプロフィールなどに表示せず、商品URLを知っている人が閲覧・購入できる出品方法です。
通常出品との主な違いをまとめると、以下のようになります。
| 項目 | 通常出品 | 限定公開 |
|---|---|---|
| 検索結果 | 表示される | 表示されない |
| おすすめ | 表示される | 表示されない |
| 出品者プロフィール | 表示される | 表示されない |
| フォロワーへの新着通知 | 通知される場合がある | 通知されない |
| 商品URLからの閲覧 | できる | できる |
| 購入 | できる | できる |
限定公開の商品は、メルカリ内で普通に商品を探していても見つけることができません。
出品後に商品URLをコピーし、そのURLを購入希望者などに共有して商品ページを見てもらう仕組みです。
ただし、「特定の人しか購入できない機能」ではありません。URLを知っている人であれば商品ページを閲覧でき、購入することもできます。

この点については、後ほど「○○様専用」との違いも含めて詳しく解説します。
URLから見た商品は「いいね!」や閲覧履歴にも残る

限定公開の商品でも、URLから商品ページを開いたあとは通常の商品と同じように「いいね!」できます。また、閲覧した商品は「閲覧履歴」にも表示されます。
そのため、一度URLから商品ページを開けば、毎回同じURLを探してアクセスする必要はありません。
たとえば購入を少し検討したい場合は「いいね!」しておき、あとから「いいね!した商品」から確認するといった使い方もできます。
一方で、限定公開の商品に「いいね!」しても、通常出品と同様に値下げ通知が必ず届くとは限りません。
メルカリ「限定公開」の使い方

ここからは、メルカリ公式ガイドで案内されている内容をもとに、限定公開を利用するための条件と設定方法を紹介します。
限定公開を利用できる条件
限定公開を利用するには、以下の条件を満たす必要があります。
- 出品者レベル4以上
- かんたん本人確認が完了している
- 商品の販売価格が9,999円以下
これらの条件をすべて満たしていても、限定公開を利用できるとは限りません。2026年9月現在は一部ユーザーへの試験提供となっており、出品画面に「限定公開」が表示されているユーザーのみ利用できます。
そのため、「条件を満たしているのに限定公開が使えない」という場合でも、不具合とは限りません。
出品画面に「限定公開」が表示されていなければ、現時点では利用対象外となります。
限定公開で出品する方法
メルカリ公式ガイドでは、以下の手順で限定公開を設定します。
- 出品画面で商品情報を入力する
- 「こだわり条件」にある「限定公開」をONにする
- 商品を出品する
- 出品完了後のシェア画面から商品URLをコピー・シェアする
- 購入希望者に商品URLを案内する

出品画面に上図のボタンが表示されていれば利用可能です。
なお限定公開だからといって、商品画像や説明を簡略化してよいわけではありません。メルカリの禁止されている行為「商品の詳細がわからない取引」に該当すると、商品の削除や利用制限の対象となる場合があるほか、全額補償サポートの対象外となる可能性もあります。
万が一のトラブルにも対応できるよう、通常通り出品ページを完成させましょう。
限定公開は新規出品するときしか設定できない
限定公開を設定できるのは、新しく商品を出品するときだけです。すでに通常公開している商品を、あとから「限定公開」に変更することはできません。
反対に、限定公開で出品した商品をあとから通常出品へ変更することもできません。通常出品へ切り替えたい場合は、一度商品を削除して改めて出品する必要があります。
購入希望者へURLをどう案内する?

限定公開では、出品後に商品URLをコピーして購入希望者へ共有することになります。
SNSやコミュニティなど、メルカリ以外ですでに購入希望者とやり取りしている場合であれば、その相手へURLを共有する使い方が考えられます。
メルカリの限定公開は何のために使う機能?

限定公開は、検索結果やプロフィールなどに商品を表示せず、URLを知っている人に商品ページを案内できる機能です。
では、そもそもメルカリはなぜこのような機能を追加したのでしょうか。
メルカリは報道機関の取材に対し、
SNSやコミュニティを通じた個人間売買において、特定の相手と取引したいというニーズがある
IT media NEWS|「悪用されそう」─―メルカリ「限定公開」機能、SNSで物議 同社に対策を聞いた
と説明しています。
たとえばSNS上で商品の譲り先を探して購入希望者が見つかった場合、そのままSNS上で住所や支払い方法などをやり取りするのではなく、実際の取引はメルカリ上で行う使い方が考えられます。
限定公開は、不特定多数の人に商品を見つけてもらう通常出品とは異なり、すでに購入候補者がいる場面で活用しやすい機能といえそうです。
限定公開はどんな場面で使えそう?

ここからは、限定公開の仕様を踏まえて、実際にどのような場面で活用できそうなのか考えてみます。
なお、以下のすべてがメルカリ公式から具体的な利用例として案内されているわけではありません。実際に利用する場合は、その時点のメルカリのルールやガイドを確認してください。
SNSやコミュニティで購入希望者が見つかった場合
前述のように、SNSやコミュニティですでに購入希望者が見つかっているケースでは役立ちそうです。
たとえば、
- SNSなどで購入希望者が見つかる
- メルカリで商品を限定公開する
- 商品URLを購入希望者へ共有する
- メルカリ上で購入してもらう
といった流れです。
通常出品すると検索結果などから他の利用者にも商品を見つけられますが、限定公開なら検索結果やプロフィールなどには表示されません。
すでに購入候補者がいるのであれば、あえて不特定多数の人へ商品を公開する必要がないため、限定公開の特徴を活かしやすい場面でしょう。
ハンドメイド・オーダー品を販売する場合
ハンドメイド作品など、購入希望者と相談してから販売する商品にも活用できそうです。
たとえば購入希望者から、
- 色を変更してほしい
- サイズを変更してほしい
- この組み合わせで作ってほしい
といった希望を受け、商品の内容や価格が決まったとします。
その購入希望者向けの商品を限定公開で出品してURLを案内すれば、検索結果や出品者プロフィールなどから第三者に商品を見つけられにくくできます。
さらに、一度URLから商品ページを開けば「いいね!」したり、閲覧履歴から再び商品ページを確認したりすることもできます。
通常の「○○様専用」と比べても、第三者に割り込まれる可能性を抑えながら商品ページを案内できる点は、限定公開と相性がよさそうです。
「○○様専用」のような使い方
限定公開は、これまで「○○様専用」として対応していたような場面でも活用できそうです。
たとえば、商品のコメント欄でやり取りをして購入する相手が決まった場合、次のような流れが考えられます。
- 購入希望者と商品の内容や価格について合意する
- 新しく商品を限定公開で出品する
- 限定公開した商品のURLをコメント欄で購入希望者へ案内する
- 購入希望者がURLから商品ページを開いて購入する
ここで気になったのが、「メルカリのコメント欄に、限定公開した商品のURLを記載してもよいのか」という点です。

メルカリ事務局へ問い合わせたところ、
「コメント欄にURLの記載は行っていただき問題ございませんのでご安心ください」
との回答がありました。
そのため、すでに購入希望者が決まっている場合に、限定公開した商品ページのURLをコメント欄から案内するといった使い方もできます。
通常の「○○様専用」と異なり、限定公開した商品は検索結果や出品者プロフィールなどには表示されません。そのため、第三者から商品を見つけられにくくできる点がメリットです。
ただし、限定公開は特定の購入者だけが購入できる機能ではありません。URLを知った第三者も商品を閲覧・購入できるため、「○○様専用」と同様に特定の相手との取引が保証されるわけではありません。
またコメントでURLを共有するため、そのURLをたどって第三者が購入する可能性はあります。その点はご注意ください。
限定公開は「○○様専用」の代わりになる?

メルカリでは以前から、商品名などに「○○様専用」と記載して、特定の購入希望者向けの商品であることを示す方法が利用者間で行われています。
限定公開が登場すると「専用出品の代わりに使えるのでは?」と思う人もいるでしょう。
両者を比較すると、次のようになります。
| ○○様専用 | 限定公開 | |
|---|---|---|
| 検索結果から見つかる | 可能性あり | 表示されない |
| 出品者プロフィールから見つかる | 可能性あり | 表示されない |
| URLから閲覧できる | ○ | ○ |
| 第三者が購入できる | ○ | ○ |
| 特定の人だけ購入できる | × | × |
| メルカリの公式機能 | × | ○ |
大きな違いは、第三者から商品を見つけられにくいことです。
通常の「○○様専用」は商品名に購入予定者の名前などを書いているだけなので、他の利用者も検索結果やプロフィールなどから商品ページを見ることができます。
しかし限定公開機能なら、検索結果やプロフィールなどには表示されません。
そのため、特定の購入希望者へ商品を案内したい場面では、通常の専用出品よりも第三者から発見されにくくできます。
限定公開でも他の人に購入される可能性はある
限定公開の商品URLは、受け取った人が別の人へ共有することもできます。
そのため、何らかの形でURLを知った第三者が商品ページを開き、購入する可能性はあります。
メルカリも、限定公開について「特定の方との取引を保証するものではない」と案内しています。
もしURLを知った第三者が先に購入手続きを完了した場合、その購入者と取引を進める必要があります。
つまり、限定公開は、
「誰が購入できるか」を制限する機能ではなく、「商品を見つけられる経路」を制限する機能
と考えると分かりやすいでしょう。
「○○様専用」より第三者から見つけられにくくすることはできますが、横取り購入を完全に防止できる機能ではありません。
「特定ユーザーへの販売は禁止」なのに限定公開は大丈夫?

ここで気になるのが、メルカリの利用規約です。メルカリ利用規約第9条第5項には、次のようなルールがあります。
特定ユーザーへの販売を意図した出品|
ユーザーは、他の特定のユーザーのみを対象とする販売を意図して商品を出品することができません。弊社は、その裁量により、出品の条件その他の状況から、ある商品の出品が他の特定のユーザーのみを対象とする販売を意図するものであるか否かを判断することができるものとします。
通常、ユーザーは他の特定ユーザーのみを対象とする販売を意図して商品を出品することができません。
これだけを見ると、
「特定の人にURLを送る限定公開も、このルールに違反するのでは?」
と思うかもしれません。

しかし、メルカリは限定公開の公式ガイドで、限定公開機能を利用した出品については、この第9条第5項には該当しないと案内しています。つまり、メルカリが用意した「限定公開」を利用すること自体は、この規定に抵触しません。
ただし、これは従来の「○○様専用」など、ユーザー独自の方法による特定ユーザー向け販売が正式に認められたという意味ではありません。あくまで限定公開機能を利用した場合の扱いです。
楽天ラクマの「購入申請」とは何が違う?

楽天ラクマには以前から「購入申請」という機能があります。
購入申請を設定した商品では、購入希望者がそのまま商品を購入するのではなく、まず出品者へ購入申請を送ります。出品者が申請を承認すると、その購入希望者が商品を購入できる仕組みです。
メルカリの限定公開とは、制限する部分が異なります。
| メルカリ「限定公開」 | ラクマ「購入申請」 | |
|---|---|---|
| 商品ページ | 限定公開 | 通常公開 |
| 購入希望者 | URLを知れば購入可能 | 購入申請する |
| 出品者による承認 | 不要 | 必要 |
| 購入者を選ぶ | できない | できる |
簡単に整理すると、
- メルカリの限定公開は「誰に見つけてもらうか」を絞る機能
- ラクマの購入申請は「誰と取引するか」を出品者が選べる機能
となります。似たような場面で使える可能性はありますが、仕組みとしては大きく異なります。
なお、Yahoo!フリマにも「購入者を特定の個人に限定した出品」を禁止するルールがあります。この点はメルカリの通常出品にも似た規定があるため、「Yahoo!フリマだけが特定ユーザーへの販売を禁止している」というわけではありません。
限定公開を利用するときの注意点

最後に、限定公開を利用するうえで特に注意したい点を整理します。
- 特定の購入者との取引を保証する機能ではない
- URLを知った第三者も商品を閲覧・購入できる
- 新規出品時にしか設定できない
- 出品後に通常出品へ変更できない
- 販売価格は9,999円以下
- オークション形式では利用できない
- 商品プロモーションは利用できない
- 限定公開でも商品画像や説明文を詳しく記載する必要がある
- 現在は一部ユーザーへの試験提供
特に注意したいのは、「限定公開だから簡単な商品説明でもよい」というわけではないことです。
URLを案内する相手が商品の内容をすでに知っていたとしても、メルカリ上では購入する商品について確認できる状態にしておく必要があります。
また、現在は試験提供中の機能です。利用できるユーザーや仕様が今後変更されたり、予告なく提供が終了したりする可能性があります。
まとめ

メルカリの「限定公開」は、検索結果やプロフィールなどには商品を表示せず、URLを知っている人に商品ページを案内できる機能です。
SNSやコミュニティですでに購入希望者が見つかっている場合や、ハンドメイド・オーダー品など、特定の購入希望者へ商品を案内したい場面では活用できそうです。
通常の「○○様専用」と比べても第三者から商品を見つけられにくい一方、特定の人だけが購入できる機能ではありません。
限定公開は「購入者を指定する機能」ではなく、商品を見つけられる経路を限定する機能と考えると分かりやすいでしょう。
2026年9月現在は一部ユーザーへの試験提供となっており、私のアカウントでもまだ利用できませんでした。今後、実際に限定公開を利用できるようになった場合は、出品画面や購入者側からの見え方なども確認して追記します。
YouTubeでも詳しく解説しています

ブログでは伝えきれない内容や、実際の画面を使った解説はYouTubeでも発信しています。
- 売れやすくするコツ
- トラブルを避ける考え方
- メルカリの最新情報
- 視聴者さんからいただいた相談への回答
など、一般のフリマ利用者向けに分かりやすく解説しています。
記事とあわせて見ていただくと、より理解しやすくなると思います。


