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フリマアプリを最大限利用するための基礎知識を紹介するコーナー。第二弾は【時間単価】について解説していく。
この記事を読む人には、以下のような考えをする人もいるだろう
- 往復30分のスーパーまで安い卵を買いに行く
- 車を走らせてブックオフの買取を依頼する
- メルカリ便より安い普通郵便を使う
今回の記事を読めば、これら行為が推奨されない背景を理解できる筈だ。結論から先に言うと「その行動には〇〇円の価値があるか」を意識する思考法である。
ちなみに前回記事はこちら
【フリマ節約術】売値を考えて買う【リセールバリュー】この記事の目次(クリックでジャンプ)
時間は最重要資源
時間単価の前に当然の事実を再認識しよう。
時間こそ最も貴重な資源である
あなたが100億稼ぐことは不可能ではないが、人生に100日追加することは絶対にできない。死ぬ間際の人は1日の命に全財産を支払い、刑務所は罪人から時間を奪う施設である。それほどに時間とは貴重なものなのだ。
しかし時間の貴重さは、どうも想像しにくいらしい。例えば5分間のアンケートは「寿命を5分縮める」に等しい行為なのだが、平気で受ける人が後を絶たない。
そこで簡単にイメージできるよう、お金に戻して考えてみる【時間単価】が登場したのだ!…と私は勝手に想像している。この記事もそんなつもりで読んでほしい。
時間単価(時給単価)とは
大抵「時間単価を意識する」のように使われており、意味は以下のようなもの
その時間を仕事に費やしたら、いくら稼げるか計算し、活動の価値を再確認する行為
イメージを深めるため、具体例を確認しよう。
具体例①
あなたはアルバイトをしている。その職場の時給は1200円だったとしよう。
もし仮にあなたが映画を2時間見た場合
私は2,400円稼げる時間を映画に費やした
と言い変えられる。
具体例②
時給1,200円は、分給20円(1分で20円稼げる)に等しい。この考え方で例えてみよう。
あなたはメルカリで「普通郵便」を発送しようとしている。近くの郵便局までは往復2分かかり、また局内は行列ができていて、発送まで3分かかったとしよう。
この時、
私は5分、つまり100円稼げる時間を費やして普通郵便を発送した
と言い換えられる。
このように、その時間で稼げる金額を算出することで、行動が有意義なものか問いただす手法が【時間単価】を考える、なのだ。
…早速【時間単価とメルカリ】について紹介したいのだが、生活満足度を高める上で重要な話。少しだけ脱線して解説を深掘りさせてほしい。嫌なら次の項目まで飛んでくれ。
金で時間を増やす感覚
先ほど私は「時間は追加できない」と書いた。しかし、擬似的に時間を増やす事は可能だ。
一つ極端な例で考えよう。以下の選択肢を検討する場合、貴方はどちらを選ぶだろうか?
- 選択肢A:洗濯に半日費やす
- 選択肢B:洗濯機を5万円で購入する
もちろん選択肢Bだろう。だが現実問題として、世界には選択肢Aしかない人も存在するのだ。彼らからすればあなたは
12時間を、5万円で購入した
と見えるし、実際そうなのだ。
このように、お金で時間を購入することで、超貴重な【時間】という資源を浪費せずに済む。そのための思考方法が【時間単価】なのだ。
全員「時給1,000円換算」でOK
時間単価の話をすると
自分の時給がわからないのですが…
と言う悩みがセットで届く。もちろん厳密に出す事も大切だが、ぶっちゃけ全員「時給1,000円」で考えればいい。
地域差こそあるが大抵アルバイトは時給1,000円以上であり、誰でもそれ以上は稼げる。
時給1,000円として、この行動に価値はあるか?
と考える。Yesなら続ければいいし、Noなら止めればいい。
あくまで「有意義か?」と認識する事が目的なので、1,000円換算で満足できなければSTOP、そのくらい単純でいい。
金持ちがタクシーを使う理由
余談だが、稼ぎが多い人ほどタクシー利用が多くなる理由も、時間単価で納得できる。
- 選択肢A:徒歩20分を歩く
- 選択肢B:タクシーで5分(料金600円)
この時、15分縮めることに600円の価値があるか計算すると…時給2,400円以上なら選択肢Bが望ましい。
徒歩に価値を見出すならともかく、浮いた時間を仕事関連に費やした方が価値があるのだ。こういった思考故に、稼ぎの多い人がタクシーを使いまくっているのだ。なお独断と偏見である。
一旦話をまとめる。
- 時間単価とは、その行動が収入に見合うものか判断する計算である
- 時間とは、最も貴重な資源である
娯楽は否定しない
ここらで必ず生じる誤解を解いておこう。時間単価は娯楽を全否定するものではない。先ほどの映画の例をもう一度出して考えよう
時給1,200円の人が映画を2時間観るパターン
2時間あれば2,400円稼げた訳だが、名作ならば微塵も後悔は無いだろう。しかし駄作であれば、自分が2時間も使った事実に涙を流す筈。
繰り返しだが、時間単価とは、行動の価値を明らかにする手法である。2時間あれば〇〇円稼げる、と承知の上でゲームをするなりTVを見るのなら、それは尊重されるべき選択なのだ。
時間単価とメルカリ
最後に、メルカリに当てはめて時間単価を考えてみよう。なお計算は【時給1,000円】とする。
高額商品は遠慮なく売る
不用品を1万円で売る場合、売上金は8,000円前後になる。これを時給1,000円で計算すると…
8,000円=8時間の価値
つまり8時間以下で出品〜売却まで完了できるなら、行動した方がいいと言える。
売れるまでの時間はノーカウントとして、出品・梱包・発送に5分で済んだとしよう。これを時間単価的に言い換えると
約80円分の時間で、8,000円の売上金を獲得した
よって高額商品は(あなたが相当時給が高くない限り)出品するべきと言える。
300円商品は売らなくていい
一方、価格の安い商品は出品しない方がいい。例えば不用品を300円で売る場合、売上金は60円程度になる。これを時間単価で考えてみると…
60円=約3.4分の価値
つまり、3分半で出品から発送まで完了すれば、割にあう行為だと言える。
バーコード出品するとしても、約1分は費やすだろう。売れた後も梱包に多少時間を使い、発送手続きを考えると…大抵は3分半を超える。
仮に5分かかったとして、時間単価的に言い換えれば
約80円分の時間で、60円の売上金を得た
となる。趣味的に出品するなら止めないが、時間資産を浪費してることは念頭に置いておこう。
ゆうパケットポストの素晴らしさ
時間単価を理解した今なら、フリマアプリ利用者がゆうパケットポストを好んで使う理由も分かるだろう。
- コンビニ・営業所での手続き不要
- ポスト投函でOK
確かに普通郵便と比較すれば多少は高いものの、分給16円(時給1,000円として)であれば、大抵の場合ゆうパケットポストを優先した方がいい。あくまで主観。
収入ゼロでも関係なし
もしかすると今回の話、過去の私のような専業主夫が聞くと
自分は稼いでないから、時間単価で考えない方がいい
と感じかねない。その結果、郵便局の行列に並んでまで普通郵便で50円を節約するだろう。
だが時間は最重要資源であるから、収入が低かろうと、ましてや無収入だろうと関係ない。
ゆうパケットポストとして+50円支払うことで、郵便局の行列を回避できる
上記のように考え、避けたいならお金を支払えばいい。あなたの人生、そんなに安くない。
これが時間単価を考える行為であり、お金で時間を買う選択だ。もちろん好きで並んでいるのなら止めたりしない。あくまで参考程度に留めてもらいたい。
記事のまとめ
- 時間単価とは、もし働いてたら〇〇円稼げるのに…と考えることで、行動の価値を明確にする計算
- お金を支払うことで、貴重な「時間」を擬似的に増やす事ができる
- お金と時間を天秤にかけ、行動するべきか考えよう
最後に
家族や友人と遊ぶ時、この話をするのは控えた方がいい。あなたとの会話は〇〇円の価値にも満たない、と言われて気分を害さない人は少ない。なお思考法として伝えるのは別。
一方、お金で時間を増やすことで、大切な人との時間が増えるのだ。例えば私は食洗機を購入することで、毎日30分の時間を妻との時間に充てることができた。
月並みな言葉だが、積み重ねは大切だ。仮に1日5分の時間を浮かせる事ができれば、1ヶ月で2時間30分、1年だと1日6時間を空けられる。
人生を1日増やせるとしたら、あなたは幾ら支払えるだろうか?
そう考えながら、私は今日もゆうパケットポストを使い、安い商品は全てブックオフの宅配買取を使用しているのだ…まぁ面倒くさいってのもあるけどね!笑
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また、今回のように皆さんの素朴な疑問に、できるだけ回答する企画もあります。
以上、参考になれば幸いです。
それじゃあ、また!
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