〈景品表示法に基づく表記〉当サイトはアフィリエイトプログラムによる広告収益を得ています。
誰でも商品売買できる「メルカリ」が普及した結果、転売ヤーが増加し在庫切れも多くなった。その対象の一つが100円ショップ:ダイソーであり、6倍以上の価格で売れることもある。
だがタイトル通り転売されるダイソー商品を買うのはやめた方がいい。転売ヤーを潰す為ではなく、単純に損する可能性があるためだ。その理由を解説する。
話を簡略化するため「セリア」や「キャンドゥ」について触れない。ただ共通点は多いので参考になる筈。
この記事の目次(クリックでジャンプ)
解説動画
下記の動画でも詳しく解説しています
そもそもダイソーとは?
まずダイソーの簡単な背景を紹介する。
- 原価を抑えて100円均一で販売するビジネスモデル
- ある日客から「安物買いの銭失い」と言われショック
- (ダイソーは)可能な限り品質を上げて販売、原価割れも
- 他ショップと比べて評判が上がり、今に至る
つまりダイソー商品は「安いけど品質は悪くない」という地位を築いたのだ。
「規模の経済」で高コスパに
また店舗数とブランド力が増加したことで原価を下げつつ品質を上げられるようになった。巷のアパレル店よりユニクロの方が安くて品質が高いのと一緒。
製造業者も「ダイソーの規模なら売ってくれる」と高品質な製品を卸そうと競争するし、発注数が多くなれば原価も抑えられる。百均ショップでダイソーが高い品質を誇る所以。
ざっくりと100円ショップ「ダイソー」について紹介した。その上で本題「なぜメルカリで高く売れてるのか?」を独断で説明する。
なぜメルカリで売れてるの?
主観では大きく3つの要因がある。
- SNSで話題になりやすい
- 移動時間の節約
- 転売される
SNS普及で話題になりやすい
ダイソーは品質の割に安いのは説明した通りだが、店舗数が多く購入しやすい点も強い。また失敗しても少額失うだけで済む。これにより
話題になる→売れる(買いやすい)→更に評判が広がる
といったループが続く。その流れで新規購入者も頻繁に目にし買いたくなるのだ。
一応補足しておくと話題になればダイソーで探すのでは?と思うだろう。それもあるが後述する理由や、商品の知名度向上にSNS投稿が関わった結果
- SNSで知る
- ダイソー商品が欲しい
- メルカリで買う
と言った流れに繋がるのだ。それに店舗が近所になければ購入先が自ずとメルカリになる。
移動時間の節約
最近は300円商品なども登場し均一価格じゃなくなってきたが、メルカリの売価は100円商品ですら3〜600円と割高。これでも売れる理由の一つに移動時間の節約がある。
例えば自宅からダイソーまで車で15分かかる場合、往復30分という時間と移動に費やすガソリン代、また在庫がない場合は無駄足となるリスクがある。
これらを天秤にかけた結果、割高だろうと100円の商品を400円で買うのだ。
転売される
再三だが店舗数も多く商品が安いため話題になりやすい。この状況が転売ヤーを増加させている。誰でも小遣い稼ぎができる結果、在庫がなくなりメルカリで買わざるを得ない。
加えて(100円商品なら)転売価格が1000円を超えることは稀な為、人によっては「安い」と思える絶妙なライン。買う人がいるから売る人もいるので、今後もダイソー転売は止まらない。
- SNSで話題になりやすい
- 移動時間の節約
- 転売される
にわとりたまご的な話もあるが、これらの背景からメルカリでダイソー商品が定価より高く取引されているのだ。
本当にメルカリで買うべきなのか?
ここからが本題。メルカリで売られるダイソー商品は本当に買うべきなのだろうか?私の結論は
代用不可なら買う。それ以外は避けるべき
である。順を追って解説しよう。
話題な理由は「安いから」
SNSで話題になるのは「安いのに〇〇できる」などコスパが良いからだ。仮に300円の市販品で同じことができても話題にならない。
しかしメルカリで販売されれば価格の優位性が消える。利益を出すため割高で売られた結果、同じ用途の市販品の価格を超えるのだ。
- 市販品:300円
- メルカリ転売:500円
であれば前者を買った方がいい。在庫もたっぷりある。
代用できる商品は存在しないか?
そもそもの話、話題の商品が欲しいのは「何かをしたいから」である。掃除用具ならピカピカにできるし、キャンプ用品なら安くて十分使えるなど。重要なのはダイソー商品を入手することではなく、それを使って何をするか。
例えばダイソー「多目的クレンザー」は一時期話題になり1つ600円程度で取引されていたが、同じ目的ならユニリーバ「ジフ クリームクレンザー」150円で済む。
高コスパでも限界がある
ダイソーは高コスパ商品も多いけど限界がある。100円商品を多ジャンル展開してる以上、専門特化したメーカーの同価格帯に品質で勝つのは難しい。
先ほどのクレンザーで言うと、製造元のユニリーバは一般消費財に特化したメーカーである。また世界的な企業でもあり売上高7兆円(ダイソーが5千億円)。ここにも規模の経済が働くため、高品質な商品を安く提供できるのだ。
勘違いしないで欲しいが、安くて必要十分を満たすダイソー製品を否定してはいない。だが少し価格を足せばさらに品質の高い商品がある…かもしれない事を念頭に置いてほしい。
つまり代用品が存在するなら無理して転売ヤーから買う必要はない。600円払ったところで元々100円の商品に変わりないのだ。
逆に買うべき商品は何か?
それでは反対に「転売されてても買うべきダイソー商品」は何かを私なりの見解で説明していく。とは言え想像通りと思う。
- 代用品がない
- 代用品はあるけど割高
代用品がない
話題の商品でしか目的達成できない場合。例えば「Lightning&microUSBケーブル」という便利グッズは意匠登録されており他社が真似できない。このケーブルが欲しければ買うしかないのだ。
代用あるけど割高になりがち
あとは代用できるけど高額な場合メルカリで買うべきだろう。例えばアウトドアグッズは市場相場が全体的に高いくせに、機能面では百均で十分なものもある。
- メルカリ:1000円(本当は500円)
- アウトドアグッズ:1800円
といった状況。これならメルカリで買うのも納得できてしまう。
ダイソーネットは要検討
ちなみに昨今の状況を踏まえてかダイソーがネット販売を始めている。しかし商品代金1100円以上かつ送料770円と、公式なのに高い印象を覚える。まぁ送料分で7つ買えるし…
代用不可能な商品が複数存在するなら要検討、それ以外は残念ながらメルカリで購入されるだろう。これが私の感想。
記事のまとめ
- ダイソーは安くても高品質を追求し続けてきた
- 高コスパ商品としてSNSで話題になり、欲しい人が増える
- 転売ヤーが出現し在庫が消え、メルカリで割高販売される
- 転売によって最大の強み「安い」が消えるので、代用品を探すべき
- 代用できなければ割高でもメルカリで買うしかない
本来の目的を忘れない
この記事で言いたいのは「本来の目的を忘れるな」である。ダイソー商品だろうとスーパーに売ってる商品だろうと、同じ用途で使えるなら都合の良い方を選べばいい。
だがメルカリ転売された百均商品は軒並みメリットを失ってしまう。しかし話題の商品でしか通用しない気がして、なんとなく高い金を払ってしまう。そんな事にならないよう、常に代用品を探してもらいたい。
あとクリームクレンザー便利。おすすめ。
参考文献
100均が拡大し続けられるワケ:なぜ百円ショップは超高収益率? | ビジネスジャーナル
https://biz-journal.jp/2018/07/post_24229_2.html
会社概要 | ダイソー
https://www.daiso-sangyo.co.jp/company/prof_hist
意匠権とは?身近な例をもとにわかりやすく説明して使い道も解説 | 知育特許事務所
https://chizai-media.com/what-is-design-right/
【公式】《単品買いなら》DAISO(ダイソー)ネットストア | 【公式】DAISO(ダイソー)ネットストア
https://jp.daisonet.com/