【話題】メルカードは発行すべきなのか?

【もはや自己投資】U-NEXTが最強のサブスクだと確信するまでの過程【NHKパック+電子書籍】

想定する読者
  • hulu・Netflixと一緒に検討してる
  • U-NEXTの魅力を使用者から聞きたい
  • 月額2,189円の価値があるのか知りたい

今までAmazon Prime Video(以下、アマプラ)だけで生活していた。月額約400円で動画見放題+ついでにAmazonの商品が早く届く最強のサービス。他の動画配信サービスが月額1000円前後なので、600円もお得。しかしある日、聞いてはならない事を耳にした。

他の配信サービスは倍速視聴できる

疲れた平日のお供に動画を垂れ流す。そんな過ごし方を否定しない。だが同じ内容なら倍速の方がいいと思っている。時間は有限だからだ。倍速視聴を使えば120分映画も1時間になる。そんな夢のような機能があるらしい。しかしアマプラには存在しない。これを知った瞬間、乗り換える決意を固めた。

そしてNetflix・hulu・U-NEXTを比較した結果、U-NEXTを契約することになった。今回は、そこまでの思考の流れを解説する。

きゃたぬき
きゃたぬき

きゃたぬきです。TwitterYouTubeもやっています。

執筆時点(2022/05/04)時点の最新情報をもとに執筆しています。

ざっくり「U-NEXT」の概要

  1. 月額2,189円。Netflixが最低990円なので正直高いが、投資する価値が非常に高い
  2. 倍速再生が可能。他サービスで視聴するより時間効率が良い。8本の番組を倍速再生すれば元が取れる
  3. コンテンツ数が多い。特に映画見放題作品数は邦画・洋画共に配信サービス1位
  4. NHK作品が見放題*。大河ドラマ・ドキュメント72時間・プロフェッショナル仕事の流儀など。*後述するポイントを利用
  5. 毎月1200円相当のポイントが付与される。電子書籍を購入したり新作映画をレンタルする事ができる。

U-NEXT公式

U-NEXTの運営に関して

株式会社U-NEXTが運営している。この名前に聞き覚えがなくとも、USEN(ユーセン)やGyaoの名前を知ってる人は多いでしょう。簡単に言うとお店に流れてるBGMなど通信サービス事業の老舗会社。以前はGyaoという動画配信サービスを行なっており、名称変更を経てU-NEXTとなっている。ぽっと出サブスクは多い中で歴史も長く、サービス品質も安定していると思います。

sony ブラビア のリモコン

画像のようにTVリモコンに【U-NEXTボタン】が設置されてることも多い。huluやNetflixと肩を並べている事から、サービス品質の良さが伺えるでしょう。

月額2,189円←これで戦える理由

サービス利用料は月額2,189円と、他配信サービスの2倍近い値段が必要になります。

  • Amazon Prime:408円(月額換算)
  • hulu:1,026円
  • Netflix:990円(最安プラン)
  • U-NEXT:2,189円

はっきりいって高額です。いくら31日のお試し期間があるとはいえ、迂闊に手が出ません。…しかし冷静になって考えてみてください。

2倍近い料金なのに、なぜ戦っていけるのか?

他サービスとの差別化なしに、高い値段を提示する訳ありません。そこには高いなりの理由があったのです。ここから先は私が実際に調査して、結果的にU-NEXTを選んだ理由を追って解説していきます。

おさらい:私の現状

  • Prime videoのみ契約
  • 倍速視聴を使いたい
  • hulu・Netflix・U-NEXTを比較している

利点1:倍速再生できる

実は現時点で3サービスとも倍速再生できるけど、かつて倍速再生できたのはU-NEXTだけだったりする。既に差別化点になりませんが、改めて倍速再生のメリットを伝えます。

例えば千鳥の相席食堂が一話45分。これを1.4倍速で再生した場合、約32分で視聴出来るので、一話ごとに13分の節約になります。時給が1,000円と仮定した場合、8本見た時点で2時間の節約が可能です。

毎週10話(各45分と仮定)視聴する場合、1ヶ月で8時間の短縮が可能

倍速再生を使って作品を見る度に時間節約できるのです。この観点から考えると、アマプラは安いけれど時間の浪費に繋がってしまうのです。まぁ安すぎるからケチつけられませんけどね!

利点2:コンテンツ数が一番多い

正直コンテンツ数に関しては死ぬまで見切れない問題があるので、一番だろうと大差ない。でも大いに越したことはありません。実はNetflixが一番多いと思っていましたが、実はU-NEXTのコンテンツ数が最も多い

この他にもアニメ作品数は、配信サービス内で一番

映画に関しては、邦画・洋画共に1位

何より凄いのは、見放題作品数の数で比較している点です。「作品数No1(有料含む)」ではない点が優秀。無課金でも視聴できる数は、多いに越したことありません。…とはいえ、全作品を見ることもないでしょう。オマケ程度に考えるのがいいですね。

利点3:NHK番組が視聴できる

コンテンツは多い。でも見切れないよね。

他でも倍速再生できる以上、料金の高いU-NEXTに価値ないのでは?

そう疑問に思うのも無理ありません。しかしNHK番組も見放題と聞けば話が変わってきます。U-NEXTは「NHKパック」を使うことでNHK番組も視聴可能になるのです。以下が私のよく観るNHK作品の一例。

  • ねほりんぱほりん
  • ドキュメント72時間
  • 大河ドラマ
  • プロフェッショナル 仕事の流儀
  • 100分de名著

これらの優れたNHKコンテンツはU-NEXT・アマプラでのみ視聴可能なのです。この時点で「U-NEXTがいい」と内心思っていました。

huluも一部NHK番組は視聴可能ですが、本数が少ないので除外します

「有意義な動画を見よう」の罠

これは余談ですが、動画配信サービスを使っていると定期的に自責の念に駆られます。

こんな無益な番組を見てはいけない!もっと有意義なコンテンツを見ないと!

そう思って適当に「ドキュメンタリー」を探し、マイリストに加えるだけで結局見ない日々が続いていませんか?私は毎週のように体験していました。この原因はコンテンツの質にあると思います。

真面目コンテンツの多くがBBCなど海外作品。主観ですが「なんか堅苦しそうだし、日本人には役に立たないんじゃない?」という偏見で避けていました。

かといって民放番組は参考にし難いでしょう。CMを挟むために番組を引き伸ばしたり、注意を引く為に効果音を多用しているのです。それに視聴率の取れにくい良質な番組は自然淘汰され、すぐに放送終了してしまうのです。

そこでNHK番組。日本人による日本人に向けたコンテンツであり、視聴する気になれます。ぶっちゃけ私は集金が嫌いなだけで、NHK番組の質は非常に優れていると感じています。これは当然の話で、自社内で番組作成→放送ができる為、視聴率に関係ない良質なコンテンツを提供できるのです。でも集金は本当に嫌い。

NHK番組を視聴する3つの方法

NHK番組を見る方法は主に2種類あります。アマプラ・U-NEXTで「NHKパック」を購入するか、NHKオンデマンド(NHKが運営する動画配信サービス)を契約するか。以下がその料金表です。

  • アマプラ:月額990円(+408円)
  • U-NEXT:月額990円(+2,189円)
  • NHKオンデマンド:月額990円

ご覧の通り料金は同じ。そして観られるコンテンツも同じです。注意点としてNHKオンデマンド以外は月額料金に加えて+990円必要になります。

NHK番組だけ見たいのなら「NHKオンデマンド」の方がいいのでは?

そう疑問に思う人もいるでしょう。しかし確実にU-NEXTでの視聴がおすすめです。何故ならNHKコンテンツでも倍速再生が可能だから。NHK番組のナレーション・展開はゆっくりめな印象であり、1.4倍再生でも十分に理解できると思います。不安であれば無料期間中にお試ししてみると良いでしょう。

そして何より、NHKが運営するサービスに支払い履歴を残したくありません。NHKの集金業者が嫌い。でも番組は見たい。そんな需要をU-NEXTが満たしてくれます。理屈ではなく感情の問題って大切じゃありません?

とはいえ視聴するには990円の追加料金が必要。これでは3,000円を超えてしまう…!そう心配ですが、大丈夫。実はU-NEXT、実質無料でNHK番組を視聴できるのです。

利点4:毎月1200円相当のポイント付与

U-NEXTは毎月、自社サービス内で利用できる1200円相当のポイントを毎月付与してくれます。多分これで「実質1000円くらい!」と言いたいのだろうが、流石に騙されないぞ!

…とはいえ貰えるものは貰っておこう。このポイントが使える一例を紹介します。

  • 電子書籍
  • 新作・準新作の映像作品
  • コンサート・宝塚・吉本新喜劇の配信

前述した「NHKパック」にも使用できる為、追加料金なしでNHK作品が見放題になるのです。この時点でのアマプラとの比較を見てみましょう。

  • アマプラ:1398円
  • U-NEXT:2,189円(差額-791円)

NHKを視聴しつつ他コンテンツを見るのであれば、その差額は約800円。何度も言いますが倍速再生機能を考慮すれば、数本の視聴だけで元が取れる計算になるのです。この時点でアマプラのメイン利用は無くなりました。

映画レンタル・電子書籍に使える

毎月1200ポイントが付与され、NHKパック分が引かれた場合。残り210ポイントになります。この残りポイントの使い方は様々ですが…

  • 旧作のレンタル:約100ポイント
  • 新作のレンタル:約550ポイント
  • 電子漫画の購入:約500ポイント

ちなみに付与ポイントの有効期限は90日ですが、NHKパックの支払いを行う場合、自動的に古いポイントから使用されます。半永久的…とはいきませんが、1年間はポイントが切れないと考えてOK。

新刊発売の度に満喫に行く必要がない

私は漫画を読むとき、電子書籍を購入するか、新刊が発売する度に漫画喫茶へ行っています。しかし満喫は時間効率が悪いのです。冷静になってみると、2時間行っただけでも600円以上取られることもあります。また、同じ漫画を読むライバルがいた場合、目的を果たせず料金を取られてしまうのです。

読みたい漫画がなかった。前巻までを読み直した。1000円払った。

利用料金が新刊より高く、これなら初めから購入すれば…と思うことも。かといって、読むためだけに1巻だけ購入するのは…と悩んでいました。

しかしU-NEXTなら、毎月付与されるポイントを使って無料で漫画を読めるのです。動画と同じアプリ内で漫画も読めるので、いちいち切り替える手間も不要です。

私の場合、NHKパックを支払っているので、3ヶ月に1回ほど新刊を購入できます。副次的な効果ですが、U-NEXTのおかげで漫画喫茶での時間浪費が減ったのです。もちろんNHKパックを使わなければ、毎月2冊くらい新刊を無料で読めるでしょう。好みで調整してください

ちなみに現在(2022年5月時点)無料トライアルを始めた場合+600ポイントが初めから貰えます。そのまま使用すれば更に毎月1200ポイント貰えるので、無料トライアル→継続の流れがおすすめ

U-NEXT公式

その他、U-NEXTの利点

前述の利点以外にも幾つかの優れたポイントがあります。雑誌とAVに関しては、ぶっちゃけ最近知りました。

  • バックグラウンド再生対応:移動中もNHK作品を聴いて学べる
  • 雑誌読み放題:dマガジンが月額440円なので、その分のお金が浮きます
  • AV含むアダルトコンテンツ見放題:俺は見ないけど、アダルト系見放題は珍しいらしい。俺は見ないけど。
  • コンテンツDL(一部):新幹線での移動中にDL映画を見る。通信に左右されないのは優秀

この時点でU-NEXTを使ってみようと考え、無料体験を経て今に至ります。既に1年半近く経過しますが、今後も乗り換える予定はありません。


ここまでの流れを確認しましょう。

料金は高い!月額2,189円

他と比べて2倍近い。しかし後述する使い方を考えると、むしろ適正価格かそれ以上の価値があると言える

倍速再生できる

現在はNetflixもhuluも対応済み

コンテンツ数が一番多い

どうせ全部は見れないけど、見放題作品数は多い方が便利。映画好きには最高。

NHKの良質なコンテンツが視聴できる

プロフェッショナル仕事の流儀など、優れた番組を追加料金なしで視聴できる(ポイント利用前提)

毎月1200円相当のポイント付与

NHKパックを支払い、数ヶ月に一回電子漫画を購入。満喫に定期訪問する必要がなくなった。

U-NEXT公式

デメリット:Netflixオリジナルがない

当然の話ですが、Netflixオリジナル作品は視聴できません。「イカゲーム」「ザ・サーペント」「愛の不時着」「テラスハウス」「浅草キッド」などの優れた作品が見られないのは残念です。

しかし、だからと言ってNetflixにするべきかと言われれば「No」となるでしょう。この手の作品はシーズン終了時に1ヶ月だけ契約し、通しで見るのが最高だと考えています。もはや毎週更新に待ちきれない自分がいる。

また今で言うと「ジョジョの奇妙な冒険 ストーン・オーシャン」など放送中の作品が独占配信されているケースもあります。これも同様で、放送終了後にイッキ見する方が時間効率が良いでしょう。それが嫌であれば放送を録画して倍速再生がオススメ。私のようにTVを捨てているなら「バッファロー nasne」を使えば地上波の録画のみ可能で便利。

他にデメリットがない。疑うなら無料体験をどうぞ

正直な話、他にデメリットが見当たりません。個人的には大満足のサービス。今でこそ倍速再生が真似されていますが、導入されるまで節約できた時間は計り知れません。まぁ正直、操作性は余程の事がない限りどのサービスも悪くないでしょう。

そして嬉しいことにU-NEXTは無料体験期間:31日と長めに設定されています。月額が高額である配慮でしょう。ここまでの話は私というフィルターを通じてる為、実際に使用してみて、使い勝手の良さを確かめて貰いたいと思います。

U-NEXT公式

おすすめNHK作品&No.

ただ残念ながらNHK作品は無料期間中だと視聴できません。一話のみ視聴可能な作品も多いので、倍速再生でも内容理解できるかのテスト期間だと思ってください。

最後に、私がよく見るNHK作品&おすすめNo.を紹介して終わります。トライアル終了後、NHKパックを使ってみるときの参考にして下さい。

ねほりんぱほりん

NHKお得意の人形劇と侮るなかれ。薬物依存症・インフルエンサー・ウィキペディア編集者など社会に実在する職業・人物を招き、実態を聞き出す番組。特にNo.39「レストランガイド調査員」は必見。某○つ星を決める調査員がインタビューに答えた世界唯一の番組だと知れば必見だろう。

ドキュメント72時間

とある一箇所に3日間張り込み、訪れる人たちの姿を捉えた番組。普段なら絶対に接しない人たちの行動を目にしつつ、彼らの歩んできた人生があるのだと当然ながら実感できる。おすすめはNo.48「金券ショップでつかむ幸せは」時間効率を意識する私には理解できない、彼らの行動を知るきっかけになった。

100分de名著

有名な名著を25分×4回に分けて解説する番組。過去に「学問のすゝめ」「資本論」「徒然草」なども解説している。興味はあるけど読む気になれない時、動画を見るだけでわかりやすく内容を理解できる。おすすめはNo.65〜69「アインシュタイン”相対性理論”」時間と光に対する考え方が一瞬で変わる。常識を疑え。

プロフェッショナル 仕事の流儀

料理人・漫画家・医者・会社員など、あらゆる現場で実績を出したプロに密着する番組。これを平日見ると「俺も頑張らないとな…」と元気を貰える。個人的にはNo.210「その出会いが、未来を変える~販売員・橋本和恵~」を見てほしい。接客のプロが何を心掛けているのか、その凄さを実感できる。

大河ドラマ

言わずと知れた日本史ドラマ。歴史を丸暗記した経験からわかるが、ドラマ仕立てなら吸収も早く、絶対に忘れない知識となる。中高生の頃から見ていればよかった。ただ日曜夜に見るとサザエさん症候群が出るので、U-NEXTで見るべき。特におすすめは「龍馬伝」福山雅治を坂本龍馬にした以上に、岩崎弥太郎を香川照之にしたキャスティングが凄い。ハマり役過ぎる。

U-NEXTは自己投資として安い

他と比べると比較的高額な料金だが、有益な時間の過ごし方を考えるとむしろ安いのでは?と最近思っている。当初から使える倍速機能によって、単純計算で1週間ほどの時間を節約できた。特にNHKを倍速再生できるのが強い。前述した作品たちから学び、情報発信に活きたのは間違いない。導入は早い方がいい。もはやU-NEXTの料金は自己投資の一つだと言える。

U-NEXT公式

U-NEXT コーポレート https://www.unext.co.jp/ja

【2021.11.26更新】U-NEXT配信本数 | U-NEXT コーポレート https://www.unext.co.jp/ja/press-room/svod-no1-lineup-2021-11-26

「“世界一”のグルメガイド本調査員」 – ねほりんぱほりん – NHK https://www.nhk.jp/p/nehorin/ts/N1G2WK6QW5/episode/te/YZ978MJMXR/

NHKオンデマンド | プロフェッショナル 仕事の流儀 「その出会いが、未来を変える~販売員・橋本和恵~」 https://www.nhk-ondemand.jp/goods/G2021114228SA000/

NHKオンデマンド 龍馬伝 https://www.nhk-ondemand.jp/program/P200900053100000/index.html

NHKオンデマンド | ドキュメント72時間 「金券ショップでつかむ幸せは」 https://www.nhk-ondemand.jp/goods/G2017076510SA000/