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メルカリの「いいね禁止」は逆効果?売れにくくなる理由とは

メルカリを見ていると、時々こんな一文を目にします。

「購入意思のない、いいね!禁止です」

通知ばかり増えて、なかなか売れない。期待して開いたのに購入ではない。そのモヤモヤから、そう書きたくなる気持ちはよく分かります。

でも、少し立ち止まって考えてみてください。その一文は、本当に売れる確率を上げていますか?もしかすると、売れるまでの時間を延ばしてしまう可能性はないでしょうか。

この記事では、「購入意思のない、いいね禁止」というマイルールが本当に合理的なのかを整理します。

結論:メルカリで「購入意思のない、いいね禁止」はおすすめしません

結論から言うと、私はおすすめしません。理由はシンプルで、不用品を早く・ラクに手放すというフリマアプリの使用目的に対して、合理的ではないからです。

理由①:いいねは、購入者が検討するための機能だから

メルカリの「いいね」は、単なる出品者向けの通知機能ではありません。購入者にとってのブックマークになります。

  • 他の商品と比較する
  • 少し考える
  • 給料日を待つ
  • 価格変動を見守る

つまり、いいねは「今すぐ買わない」の意思表示ではなく、“検討中”のサインです。

しかし「購入意思のないいいね禁止」と書いた場合、

  • 毎回検索し直す必要がある
  • 比較がしづらくなる
  • 面倒だから後回しになる

という心理が働きます。結果として、検討リストに残らず、忘れられる可能性が高まります。

理由②:「購入意思」は誰にも測れない

そもそも「購入意思があるかどうか」はどうやって判断するのでしょうか。

  • 前向きに検討中
  • 条件次第で購入
  • 他と比較中
  • 価格が下がれば買う予定

これらは購入意思があるのでしょうか、ないのでしょうか?

基準は非常に曖昧です。購入者側からすると、

自分はルール違反になるかもしれない

という不安が生まれます。その結果、いいね自体を避ける人が増える可能性があります。

排除したいのは冷やかしかもしれませんが、実際には検討層まで遠ざけるリスクがあるのです。


ここまでの整理と、もう一つ大切な視点

ここまで「いいねは検討機能であること」「購入意思は測れないこと」を整理してきました。つまり「購入意思のないいいね禁止」という文言は、構造的に無理があると言えます。

さらに言えば、このマイルールは書いていない場合と比べて、購入者にとってプラスになる要素がありません。安心感が増すわけでもなく、購入判断がしやすくなるわけでもない。むしろ「ルールが厳しそう」「気軽に触れづらい」という印象を与える可能性があります。

つまりこの一文は、

  • 売れやすくなる要素を加えるものではなく
  • 検討のハードルをわずかに上げる方向に作用する

可能性のほうが高いのです。不用品を早く手放すという目的に対して、合理的な“加点”がない。それが、このマイルールの本質的な弱点です。

しかし一方で、こう感じる方もいるはずです。

それでは、なぜこの言葉が広まったのか?

ここには、論理とは別の“心理的背景”があると私は考えています。

なぜ「購入意思のないいいね禁止」が広まったのか

メルカリ出品当初は、出した商品が次々と売れ、手応えを感じやすいものです。しかし時間が経つにつれ、売れやすい商品は一巡し、価格設定が甘かった初心者時代の商品も消え、次第に“売れにくい商品”が手元に残っていきます。詳しくは別記事参照。

あなたは何故メルカリに疲れるのか?理由と対処法を解説

需要がない訳じゃありません。ただ、価格がやや高い、今すぐ必要ではない、他と比較中など——そうした購入者側の事情が「いいね」という形で表れます。さらに市場には同様の商品が増え、競争も激しくなるのです。

それでも出品者の頭には、「最初はあんなに売れたのに」という成功体験が残っています。通知だけが増え、購入に至らない現実を繰り返し見せられるうちに、焦燥感は次第に「なぜ買わないのか」という疑問へと変わっていきます。やがて共感する声をネット上で見つけ、考えは強化されます。その結果、「購入意思のない、いいね禁止」という言葉が生まれていったのではないでしょうか。

しかし重要なのは、ここで感じているストレスの原因が本当に“いいね”そのものなのか、という点です。

理由③:いいね!が減っても、ストレスは解決しない

「いいねが増えるとストレス」という気持ちは理解できます。しかし、本当にストレス軽減となるのでしょうか。

先述しましたが、購入者にとっての「いいね!」はブックマーク機能です。それが禁止されれば、閲覧し直すのが面倒になり、またマイルール強制に辟易したユーザーも離れていくでしょう。平たく言えば、いいねを禁止することで更に売れにくくなるわけです。

  • いいねがつかない
  • 検討者が減る
  • 売れない期間が延びる

売れない商品が残り続ける状況。これは果たして健全なのでしょうか。

メルカリを使う目的は、通知を減らすことではなく、できるだけ早く売ることでしょう。購入者が敬遠して出品が長引くほうが、結果的に精神への負担になると思います。

補足:通知ストレスは設定で解決できる
メルカリのマイページにある、お知らせ・機能設定の「プッシュ通知」から変更可能
お知らせ・機能設定の「プッシュ通知」から変更可能

メルカリでは「いいね!への通知」だけをオフにする設定が可能です。「禁止」という形で購入者に制限をかける前に、まずは自分の通知設定を見直してみましょう。

ではどうすればいい?早く売るための考え方

「いいね禁止」と書く代わりに、売れる状態を整えることを意識しましょう。ここに集中するほうが、早く売るという目的に対して合理的です。

① まずは相場を再確認する

売れない原因の多くは「価格」です。メルカリでは、同じ商品でも価格差が大きく開いていることがあります。

  • 実際に売れている価格はいくらか
  • 現在出品されている中での価格帯
  • 状態が近い商品はいくらで動いているか

ここを客観的に確認するだけで、売れる確率は大きく変わります。感覚ではなく、相場帯を基準に判断することが重要です。特に出品してしばらく経過した商品は、相場帯から高い方に外れがちです。定期的なチェックが欠かせません。

【メルカリ基礎】相場ってどうやって調べるの?

② 商品ページを客観視する

次に見るべきは商品ページそのものです。「初見の購入者」になったつもりで自分のページを確認しましょう。

  • 写真は明るく、情報量は十分か
  • 傷や使用感は正直に記載しているか
  • タイトルは検索されやすい言葉か
  • 不安を残す説明になっていないか

もし価格帯が適切にも関わらず売れないなら、「買う理由が弱い」あるいは「不安が消えていない」が考えられます。少なくとも自分が欲しいと思える商品ページに整えましょう。

目指すべきは、検討が短くて済む状態です。価格と情報が適正なら、迷いの「いいね!」が減るため、結果的にストレスを感じにくくなるでしょう。

③ 改善の優先順位を間違えない

売れないときに「いいねが迷惑だ」と感じるのは、ある意味自然です。しかし改善すべき順番は、

  1. 相場
  2. 価格
  3. 写真
  4. 情報の明確さ

です。

いいねは原因ではなく結果です。原因を整えなければ、状況は変わりません。購入者の利便性を削る前に、なぜ自分の商品が売れないのか、冷静に分析していきましょう。

記事のまとめ

UnsplashのLiana Sが撮影した写真

メルカリで「購入意思のないいいね禁止」と書くことは、

  • 検討層を遠ざける可能性がある
  • 売れるまでの時間を延ばすリスクがある
  • 不用品処分の目的に対して合理的とは言いにくい

と私は考えています。

目指すべきは、いいねを減らすことではなく、検討がスムーズに終わる状態を作ること。その状態を整えれば、いいねに振り回される必要はなくなります。

きゃたぬき
きゃたぬき

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