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年2回だけ実家に帰るとしたら、あと何回親に会えるだろうか。
口では悪態を吐きつつも、なるべく頻繁に両親に会っておきたい人は多いだろう。しかし自分の親はともかく、相手方の実家へ顔を出すのは腰が重い人も多い。
そこで本記事では、相手方の実家で快適に過ごすため私が実践するテクニックを紹介していこう。まぁ家族構成や相手の毒加減によっては無意味なこともあるので、参考として読んでほしい。
なぜ実家帰省はめんどくさいのか?
一言で表すと「スマホを見られない環境」が辛いんだけど、これを丁寧に分解すると
- 話題がない
- やる事がない
- 楽しい要素がない
これら理由が大きい。ましてや周辺に避難場所(新しいお店等)がなければ半日が1週間に感じるほど退屈になる。そして実家は郊外にありがち。環境から詰んでいるのだ。
つまり裏を返すと、話題があったり、滞在中やるべき行動があれば帰省の満足度をカンタンに上げられるんだ。その具体的な方法を紹介していこう。
なるべく快適に移動する
9割の実家は数時間かけて向かう場所にある(偏見)。動くだけでも疲れるのに目的地でも疲れるんだから嫌になるのは当然。ならば移動くらい快適にするべきだろう。
空いてる時間帯に移動したり、2倍の価格だろうと特急+指定席を使う。前泊するのもアリだ。体力を残すだけでも実家帰省はより快適になる。
ここで移動手段のアップグレードは勿体無いと考える人(過去の私)もいるが、冷静に考えてほしい。親戚の元に向かうとはいえ旅行であり、悪印象を与えると今後の関係性に響いてしまう。つまりグリーン席を使うべき優先度は旅行よりも高いんだ。決して座ってみたい言い訳じゃないぞ!
帰る時間を伝えておく
相手親族は「そろそろ帰りなさい」とは言わず、こちらも「疲れたから帰ります」なんて言えない。結果ズルズルと21時半まで居座ってしまうから疲れが取れなくなる。それなら帰る時間を予め決定しておこう。
電車・飛行機なら指定席を買っておき、その時間を伝えておけばいい。車の場合だとやや難しいが、次の日に予定(遊び、仕事どちらでも)を入れておくことで「明日早いので…」と言い出さざるを得なくなる。
ただ、この方法はパートナーに依頼する必要があるので難しい。まぁ帰省終了後はどうにでもなるので優先度低め。可能ならやっておこう。
得意分野を請け負う
話題がないと困るなら話題を作ろう。ここで共通の趣味が見つかると良いけど、ない場合は得意分野を請け負うことで時間稼ぎできる。
私の場合、帰省する度パソコン・スマホの使い方を伝授しつつ、不用品をメルカリ出品する手助けをしている。この前ワイヤレス充電器について説明・実演・設置だけで20分消費できた。
友人相手なら「ググれ」で終わる話でも、実家なら時間を費やせるし相手も喜ぶため一石二鳥。それに帰省するたび安定して話題確保できるのでオススメ。特にメルカリ出品の手助けは都合が良い。
好物をとにかく喜ぶ
(相手方に)私が帰省すると毎回モナカを頂く。これは初回提供時にえらく喜んだことが理由だけど、ぶっちゃけ意図した節が強い。
帰省時モナカがあると私が旨そうに食べる。それを見た相手は次も用意する。もちろん私は再び喜び、相手も満足してまた用意してくれる流れ。
喜ぶことを自発させるのが営業の基本。相手の行動を誘発させて満足させよう。その過程で報酬(モナカ)をもらえるなら嬉しい楽しい大好き。夢は叶う。
加えて、私は食事でも1品をとにかく喜ぶ。春巻き・おでん・なすのお浸しetc…手間と美味しさへの感動を素直に伝えると、次もまた喜んで作ってもらえる。それだけの話だが効果は大きい。お試しを。
記事のまとめ
- なるべく快適に移動する:体力温存して帰省する
- 帰る時間を伝えておく:滞在時間の短縮
- 得意分野を請け負う:話題確保・時間消費
- 好物をとにかく喜ぶ:互いに満足
こうしてみると戦略的すぎて悪いことしてる気持ちになってきた。とはいえ我ながら妻の実家からの評価が高い。円滑な関係を維持するために必要なテクニックだと割り切ろう。
最後に:パートナーのために協力しよう
本記事で一番伝えたいことかも。貴方にとって貴方の実家はダラダラできる空間だが、相手にとっては気が滅入る場所の一つである。
ここを強く意識しないと、自分は快適なのにパートナーが疲れ果ててる怪現象が発生しケンカになる。すると坊主憎けりゃ袈裟まで憎いように、輪をかけて相手の実家に行きたくなくなってしまうのだ。
相手に対応を期待するなら自ら率先して対応しよう。まずは自分の実家へ帰省する際、帰りの便を予約したり、パートナーの好物を伝えるなど対策してほしい。すると相手方への帰省においてもサポートを受けやすくなるだろう。
まぁここから先は夫婦の関係性次第でありテーマ外の話なので割愛する。頑張ってくれ。