【人気】買って良かったもの、イマイチだったもの

買い物の満足度を上げるコツ

フリマアプリに関する情報発信をしているが、不用品を売ったお金で不用品を買う無限浪費編に突入する人が後を絶たない。

今回の記事では、フリマに限らず満足度の高い買い物をするための考え方を独断と偏見で紹介していく。エンタメ記事なので悪しからず。

きゃたぬき
きゃたぬき

きゃたぬきです。TwitterYouTubeもやっています。

結論

条件から欲しい商品を探す「帰納法」で買い物を行うべき

買い物の満足度とは?

(売却難易度はともかく)「売りたいわぁ」と感じるか否かで考えて欲しい。機能がしょぼくても、無駄に高すぎて後悔していても、いずれにせよ売却を検討し始めた時点で満足度は低い。あくまで主観。

買い方は大きく2種類

  • 言い訳を考える
  • 条件から絞り込む

分かりやすくする為、スマートフォンを例に考えてみる。

言い訳を考える(演繹法)

既に欲しい商品が決まっており、それを買うための言い訳を探す方式。

私の場合、iPhone13 Pro アルパイングリーンを購入するため、様々な言い訳を用意した。

  • 1台でVlogから望遠撮影まで可能
  • マクロ撮影でメルカリ出品にも便利
  • 簡易的にRAW編集もできる
  • iPhone14 Proを15万で買うなら11万5千円でこっち

などなど、今使ってるiPhone12と無理やり比較して購入する言い訳を使った。ちなみに本当の理由は「色が好み」

条件から絞り込む(帰納法)

まだ欲しい商品が見つかっておらず、自分が求める条件を満たす商品を探す方式。

例えばスマートフォンに求める条件を洗い出してみると…

  • おサイフケータイ対応
  • デュアルSIM
  • 動画撮影の手ぶれ補正
  • 2年使える程度のCPU
  • 予算6万円

といった所。条件を当てはめるとPixel 6αが有力候補となる。


ここまでをまとめると

  • 言い訳を考える(iPhone13 Pro)
  • 条件から絞り込む(Pixel6α)

以上2つの選び方が存在し、これらを使って我々は買い物をしている。

演繹法は満足度が低い

最初に言っておくと「言い訳を探す買い物」は満足度が低くなりやすい。理由は主に2つある。

条件を満たさない可能性

演繹法の場合、自分が求める条件を軽視して購入してしまう。その結果、機能性などで満足できない可能性があるのだ。

iPhone Proモデルを購入したものの、スマホに求める条件として

  • カスタマイズ性
  • アプリ複製機能
  • 2日使えるバッテリー

などがあった…かもしれない。想定済みで買うならともかく、

バッテリー持ちが悪すぎる!iPhoneはダメ!

と買ってから唸るのは、やや想像力に欠けた選択だろう。これじゃ満足度の高い買い物はできない。

自己正当化で、自己嫌悪

演繹法は金額的に高い商品が対象になりやすい。そして高いが故に、選択を間違えてないと自分に言い聞かせ始めるのだ。

スマホに10万円以上払ったけど全く後悔してない。2年以上使うから実質月額5,000円以下。もっと使うかもだし、全く後悔してない。

だが一時満足できても、所詮は付け焼き刃。冷静になって考えると2年前も同じ発言をしていたと気がつき落ち込んでしまうのだ。


  • 条件を満たさない可能性
  • 自己正当化で自己嫌悪

言い訳を探す方式で買い物をすると、以上の理由から落ち込んでしまう。結果的に、買い物の満足度も下がってしまうのだ。

これを避けるには、反対の「条件から絞り込む」帰納法ベースの買い物を取り入れればOK。だが注意点もあるので順を追って説明しよう。

帰納法ベースで選ぶ

避けるべきは「こんな筈では…」となってしまう事。買い物のスタートは、自分の求める条件を明確にする事が大切だ。

電子レンジを購入する場合でも

  • 500wだけでいいのか?
  • オーブン機能は必要か?
  • 自動解凍機能は必要か?
  • 色は白でいいのか?

などをリストアップしておこう。その後でヘルシオを選んでもいいし、アイリスオーヤマを選択するも良し。

合致しなければ妥協点を見出す

条件を揃えて比較検討する訳だが、全てに合致する製品は多分ない。

  • デザイン微妙だけど、安くて高性能
  • この機能ないけど、他は及第点
  • 全てが最高峰、ただし値段が高すぎる

などなど。だがこの段階なら、どれを選んでも満足度80%は取れる筈。あとは好きに悩むといい。

論点のすり替えに注意

注意として、揃えた条件が「言い訳」になっている場合が存在する。例えばスマホを選ぶとき

  • 望遠レンズ搭載
  • マクロ撮影可能
  • 使いやすいUI
  • おサイフケータイ搭載

といった条件を並べているが、元を辿るとiPhone Proモデルを買うための言い訳である。この人は多分OPPO Find X 3を見ても買わないだろう。

条件と理由を合わせて考える

この対策として、条件と理由をセットで考えるのが望ましい。例えば上記例であれば

  • 望遠レンズ搭載:何を撮影するの?
  • マクロ撮影可能:何を撮影するの?
  • 使いやすいUI:何ができれば使いやすいの?
  • おサイフケータイ搭載:非搭載でも良くない?

といった形。理由までセットにすると「これ買って俺は何がしたいんだ?」と冷静に考えられる。その後でPixel6αを購入しようと思ったけど、デザインが微妙だから結局iPhoneにするわってなるのも自由。

見栄、自慢、大いに結構

ちなみに、条件として「見栄」を出したい場面があったりする。先ほどのスマホでいえば、ハイエンド機種を持つことで周囲にアピールしたい、といった形だ。

あくまで主観だが、見栄やブランドで買い物をするのは大いにアリ。見栄がなければプリウスを差し置いてランボルギーニを買う事もないし、ポーラBAをハトムギ化粧水より優先する訳が無い。見栄を出すことを明確にすると、買い物の満足度は高くなる。

重要なのは、見栄を最初から想定しているか否か。普通のハンドバッグで十分だけど、+8万円払って高級ブランド品にする。その理由は…自慢したいからです!と自覚できているか。その上で買うなら何も問題はない。

記事のまとめ

  1. 買い物の仕方は大きく2つ。欲しいものを買う言い訳を探すか、要件から欲しいものを絞り込む
  2. 言い訳を探す方法では、必要条件を満たさない可能性がある
  3. 条件をリストアップして商品を絞り込む。自慢したいならそれも追加して考える

今回の記事をきっかけに、満足度の高い買い物を目指して頂ければ幸いである。決して不用品を売ったお金で不用品を買うことのなきよう、注意を払っていきたい。

余談

iPhone14 Proが発売されたことで、やっと中古価格の下がる13 Proを購入した。しかし円安の影響で値上がりしたこともあって、発売当時の新品価格と大差なかった(-5000円程度)

満足度の高い買い物はできたが、時代が悪かった。欲しいものは欲しい時に買った方が、売値も高くていいかもしれない。以上。