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無言取引したら低評価をつけられました。 しかし、ガイドラインには挨拶する決まりは無いはずです。こんな理不尽なことがあって良いのでしょうか!
この意見は正論だが、現状もはや無言取引などすべきじゃないのだ。なぜそう言えるのか、実際に無言取引をしていた私の経験を踏まえて解説していく。
この記事の目次(クリックでジャンプ)
前提:ルールとマナーの話
もはや有名だけど規約上メルカリの取引メッセージは必須ではない。しかしマナーを重んじる利用者が支配しているため、無言取引に不安を感じれば低評価される。これが現実。
上画像が良い例。商品は何ら問題なくとも、無言だったため低評価を連続でもらっている。ルール上問題ないにもかかわらず、だ。
加えて、低評価がつけられたユーザーは売れにくくなる。商品を買うとき「残念だった(1)」があれば警戒するのは私だけじゃない筈だ。良かった評価100%が標準のメルカリ、一度のミスでも大きな足枷となる。
もちろんルールを破ってないのだから気にしない人もいる。しかし他の出品者がいるなら一応避けておく慎重派も多い。当然の話だが、あなたから買う必要なんて一切ないのだから。
まるでエスカレーターで立ち止まったら後ろのオヤジに怒鳴られるような話だ。その行動は間違ってないけど、現実的に損する確率が高い。だから通勤時エスカレーターで歩いてしまうし、現状メルカリでは取引メッセージを送った方がいいとされる。
なぜ無言取引するのか?
そんな向かい風の強い「無言取引」だが、そもそもメッセージを送らないのは何故か。過去実際にしていた私の意見だが、ひたすらに面倒臭いのだ。大した理由などない。
仮に取引メッセージが必須であればアプリ側から催促が来るはず。それがないって事は(実際その通り)挨拶が不要なことを意味している。いらないなら、やらない、と当時の私は考えていた。
いらないものをお金に変えたいだけで、お店ごっこをするつもりもなければ、メルカリで温かみなど求めてない。例えるならRPGのように不用品を売りたいのだ。そして実際無言でOKだから無言取引を繰り返していた。
じゃあ今なぜ取引メッセージを送ってるかと言うと、購入者に怒られたからだ。相手の考えは「商品を買ったのだから、ありがとうは言うべきじゃないか。一応お客様ですよ」とのこと。理屈ではなく感情の面で裁かれることもある、と強く感じたのを覚えている。
幸い残念だった評価にならなかったが、同じ思考で低評価をつける人が現れるかもしれない。事前に避けられない以上、面倒でも取引メッセージを送るほうが無難だと考え、テンプレートを作成し今に至る。
一方「ルール違反をしてないのに低評価をつけるのは理不尽じゃないか」と無言取引を貫く人もいる。私は私の信条より実利(低評価されない)を選んだけど、気持ちは痛いほどわかる。無言取引できるシステムなのに!と今でも叫びたいくらいだ。
取引テンプレート実装で意見が変わった
それなら記事のタイトルは何だよ!と思うだろう。順を追って話すが、今の私は無言取引などすべきではないと考えている。その理由は公式テンプレート実装にある。
先に述べた通り、私は無言取引の原因が面倒くささにあると考えている。取引メッセージと一言で表しても
- 手入力が面倒
- 文章が失礼じゃないか悩む
といった瑣末な思考が必要になる。だからこそ私は取引テンプレートを辞書登録して使うようになった。「んこ」と打てば自動的に「購入いただきありがとうございます。発送の準備が〜」と入力される形。
【効率化】メルカリの面倒な取引メッセージを減らす方法【ラクマ・Yahoo!フリマ(旧:PayPayフリマ)】ただ、定型文を作成するのも面倒なら無言取引を続けるだろう。月1〜2回であればテンプレートを作るより無言を貫いたほうが簡単である。推奨はしないが、そういう人がいるのも仕方ないと思ってた。
便利で実用的なテンプレート実装
しかし時代によって常識が変化するようにメルカリでの推奨行動も変わっていく。その転換点が公式テンプレートの実装だ。現在取引メッセージの上にボタンが表示され、押すと状況に応じた文章が自動入力される。詳細は別記事
【新機能】メルカリ「取引メッセージのテンプレート」を解説【使え】テンプレート機能なので文章を考える時間も入力する手間もいらない。約1秒でその時に相応しい挨拶が終わる。これを使わない理由があるだろうか?いや、ない。
表現を変えると1秒で済む行動をしないと、残念だった評価を1年背負うかもしれないんだ。過去評価を隠すには取引を新たに100回(しかも高評価)しなければならない。そんな面倒臭いことになるなら、思考停止で定型文を送った方がお得である。少なくとも黙ってるよりマシ。
【100回取引】メルカリの「残念だった評価」は消えるのか?【結論:非表示になる】再三だが私は無言取引をした経験があり、その理由は面倒くささにあった。しかし今はテンプレート機能が実装され、しかも数秒で丁度良い文章が作成される。部屋の電気をつけるくらい気軽に会話ができる今、もはや黙って取引する理由がない。
よほどの理由がない限り、無言取引は悪手になった
これが現時点における私の感想である。
記事のまとめ
- 挨拶のない取引はガイドライン上は問題ないが、低評価を招く
- メルカリがテンプレート機能を導入し、大幅に手間が減った
- 無言取引は、もはや悪手である
最後に:悩むより前にテンプレ送ろう
まぁ色々書いてきたけど、便利機能でパパッと送れるから自己防衛のためにメッセージ送った方がいいよって話。女性専用車両は男性でも乗れるけど、トラブル回避のために乗らないほうがいい…みたいな感じ。
最後になるが、メルカリ事務局は無言取引ユーザを助けるために公式テンプレートを追加したと思う。というのも
無言取引でも大丈夫です!
なんて注意喚起をすれば反感を買うだろう。不安だとかなんとか。ガイドラインは守っているのに…!
そこで便利なテンプレート機能を追加したのだ。文章を書くのが面倒だった人、ほんの1秒でメッセージが送れます…どうかこれを使って自分の身を守ってください。事務局は陰ながらそう考えている、と私は考えている。
文章を書こうか書くまいか、内容が適切か不適切かを考えるから面倒くさかったのだ。今後は何も考えず、公式が用意してくれた文章を黙って送ろう。それが世知辛いメルカリを生き抜くコツである。
【新機能】メルカリ「取引メッセージのテンプレート」を解説【使え】YouTubeチャンネルもあります
チャンネルでは、一般フリマユーザー向けに
- イライラしない考え方
- ちょっと売れやすくなるコツ
- 知っておくと便利な情報
などを定期的に発信しています!
また、今回のように皆さんの素朴な疑問に、できるだけ回答する企画もあります。
以上、参考になれば幸いです。
それじゃあ、また!