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メルカリ出品者「値下げ交渉」を受けつけるべき?【歓迎してはいけない】

「値引き交渉」はヤマダ電機とメルカリに残る悪習であり、気軽に取引したいユーザーに嫌われている。だが視点を変えれば売り手にもメリットがあるのだ。決して強がりなんかじゃない。

本記事はそんな値引き交渉について、出品者視点での長所・短所を解説していく。

きゃたぬき
きゃたぬき

きゃたぬきです。TwitterYouTubeもやっています。

解説動画

https://youtu.be/Oiqptyx8QYA

私が「値下げ不可」にする理由

ところで私は普段から値下げ交渉を受けていない。なぜなら常に相場価格で販売しているためだ。相場3000円なら2,900円で出品するし、値引きは不要である。

しかし、この相場感覚が間違っていたら商品を売ることができない。相場2,500円なのに2,900円じゃ誰も買わないし、こういった出品者は時々見かけるだろう。

ここで値下げ交渉が大切になる。価格のズレた商品に対して

購入を検討しています。こちらの商品は2500円になりませんか?

と提示されるのだ。ここで私のように「値下げ不可です」と宣言していれば、本当に誰からも購入されず棺桶で一緒に燃やされるだろう。

幸い私は相場感覚が優れている(?)が、全く知らないジャンルを売るとしたら値下げ不可とは書かない。相場感覚のずれを想定し、交渉を受けるのは十分アリだ。

値引き交渉を受けるメリット

そんな値引き交渉には他にも(出品者的に)メリットがある

  • 交渉成立すれば売れる
  • 他ユーザーが焦って買う
  • 購入者の満足度が上がる

特に【交渉成立 ≒ 取引開始】なので、さっさと処分したい人は値下げ不可と書かない方がいいだろう。

値下げを誘う文章はいらない

ここまで読むと積極的に受けようか悩むが、出品者は「値下げ交渉、大歓迎です!」などと宣言する必要はない。声をかけられるまで待てばいいし、むしろ書かない事を推奨する。

値下げOK!と表明するって事は逆説的に「高めに設定してます」と言うに等しい。例えばタイの露店で値引き交渉しよう!とガイドブックに書いてある。これは初期価格が割高にされてるから、そのまま買うと損するぞ…と暗に伝えているんだ。

同様に「値下げ交渉、大歓迎です!」と書かれていると

この商品は割高だから、交渉しないと損しちゃうのかな。でも価格の相談するの抵抗あるなぁ…

と、私のように奥ゆかしい人は逃げてしまうんだ。

何より価格交渉はローリスク・ハイリターン。買う予定の商品でも、とりあえず相談する人が多い。値下げ不可と書かれていない限り遠慮なく聞いてくるし、今はむしろ好都合である。

【補足】強調しても良い例

以下に該当する場合、あえて強調するのもアリ

  • 引越し等で処分スピードを重視
  • 交渉させることで相手プロフィールを確認したい

  • 購入者自ら、相場感覚のズレを修正してくれる
  • 何も書かなくても勝手に飛んでくる

こうしてみると値引き交渉は、出品者にとっても都合の良い文化と考えられる…かも。しかし注意点もあるので、最後に確認していこう。

値引き交渉に関する注意点

以下2点に注意しよう

  • 相手の提示価格≒相場
  • 雑な対応は他ユーザーに見られる

相手の提示価格≒相場

前述した通り、高すぎる価格設定をしても修正してくれるため、売るチャンスとしてはありがたい。しかし、その提示価格が本当に適正かは疑うべきだ。

たとえば相場3000円の商品が3,500円で出品されてたとする。私なら「2800円になりませんか?」と尋ねる。このまま通れば安く買えて嬉しいし、無理でも「では2,950円でどうですか?」と聞くとOKが出やすい。ちなみにこの手法はドア・イン・ザ・フェイス・テクニックと呼ばれる

私が言いたいのは、親しげに提示された価格がとても安い可能性があるって事だ。税務署のように1円の誤差すら見逃すなとは思ってないし不可能だ。メルカリでは妥協することも大切だが、疑うことを決して忘れないようにしよう。

雑な対応は他ユーザーに見られる

値引き交渉を受けると、たまに最新のiPhoneを8000円で売ってほしいと懇願するような阿呆に遭遇する。おそらくマザーテレサでも断るが、対応する姿勢には注意しよう。

3000円になりませんか?

出品者
出品者

無理です

これは実際よくある対応例だが、今後控えた方がいい。阿呆はともかく、その後ろで検討している他ユーザーに悪影響だからだ。

メルカリは実物を確認できないため、出品者の人柄・文章・雰囲気など様々な角度から「購入しても大丈夫か?」と無意識に判断している。 ここで(たとえ交渉者に難があろうと)雑な対応をすれば避けられてしまう。

受付の態度が悪い歯医者に人が来ないように、あなたの対応で本来売れたものが売れなくなってしまう。 何もしょっちゅう阿呆が来るわけじゃない。表面に出さず、丁寧な対応を心がけよう。

記事のまとめ

  1. 値下げ交渉は、出品者にとってもメリットがある
  2. 値下げOKと宣言する必要はなく、むしろ書かない方が良い
  3. 相手の提示価格を疑うことも重要
  4. 無礼な交渉相手でも、丁寧な対応を心がけること

今回の記事が、あなたのメルカリライフを改善する手助けになれれば嬉しい。

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ちなみに「どうやって相場を調べるの?」と思った人は下記事を参照してほしい

【メルカリ基礎】相場ってどうやって調べるの?

また安すぎる金額で売るとトラブルの元になる。注意しよう

【相場守れ】メルカリで安売りしてはいけない理由

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