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YouTubeでは日夜「コメント削除された・されない問題」で賑わっている。ただ大抵騒いでいる人はチャンネル運営をしていないので、実態とは異なる的外れ意見が多かったりする。
今回の記事は、YouTuberとしても活動する私が、コメント削除に関する実態・対応精神を独断と偏見で解説していく。
結論
普通にコメント消すけど、大抵Googleが悪い。不快な可能性のあるコメントは自動的に非表示となるため、運営者が意図的に消してないことも多い。ただクソコメは普通に消す。勘違いするな。
この記事の目次(クリックでジャンプ)
大前提:あなたのコメントは表示されている
まず前提知識として。 あなたのアカウントで行ったコメントは「あなたのYouTube上には」表示されているはずだ。これはYouTubeの仕様で、コメント削除やブロックされたとしても、本人は通常通り利用できてる…と錯覚させられるのだ。
「コメント消された」と判断する方法
それではなぜコメントが消えた云々の騒ぎを目にするのか?これは単純な理由で、コメントした本人以外のアカウントから確認すれば判断できるためだ。
最も手っ取り早いのは、ブラウザ等でシークレットモードを使うこと。あなたがコメントして、同じ動画をシークレットモードで確認。コメントが表示されていなければ、何らかの理由で非表示になっている、と判断できる。なお同じ事はログアウト状態でも可能。
コメントが非表示になる理由
そもそもコメントが非表示になっている場合、理由は主に2通りある。
- コメント削除
- 承認待ち
コメント削除
言わずもがな、投稿主が削除したことで表示されなくなっている状態。
承認待ち
重要な項目。Google独自基準(非公開)によって不適切と思われたコメントが保留され、チャンネル運営者が確認しなければいけない状態。
これを「承認待ち」と呼び、60日以内にチャンネル運営者が承認しなければ、自動的に削除される仕様となっている。
承認されれば数時間で表示される
承認された場合は(体感3〜12時間ほどで)動画コメントに反映される。長さはマチマチだが、暫くすれば表示されるので気長に待ってほしい。
ただ実際のところ、登録者の多いチャンネルほど、コメント自体が増えて「承認待ち」になる数も増加する。その結果、確認しきれず放置されて自動削除ってパターンも多い。
私のような情報発信系であれば、コメント承認は追いつきやすい。だがゲーム実況者などの場合は【承認待ち≒コメント削除】に近いのが現状だと思う。
一旦話をまとめる。
- 仕様として、コメントした本人視点では常に表示されている
- 他アカウント・ログアウト状態で確認すれば、コメントが非表示か判断できる
- 非表示になる理由は2つ。削除されたか、承認待ちか
- 承認待ちは60日経過すると削除される
運営者が削除する事もあるが、そもそもGoogleが承認待ちとして非表示にすることが多い。ぶっちゃけYouTuber的には、この誤解を認識してもらえると嬉しい。
ここからは、チャンネル運営者側の視点から、どういったコメントが削除・承認待ちになりやすいか、独断と偏見で解説していく。
承認待ちになる理由
まずは承認待ちになる理由について。具体的にはGoogleしか知らない話だが、ある程度推測できるので紹介していく。
運営者本人が指定した単語を利用してる場合
まず確実に言えるのは、本人が使われたくない単語をコメントで書いていた場合。極論だが、ケチャップが嫌いなYouTuberがいたとして、コメントにケチャップと入っていれば自動的に非表示にできる。
特に匿名配信をしてる人が設定していて、住所・氏名・電話番号などを予め単語指定する。これにより不意に個人情報を公開されずに済むのだ。
長文でまとまりのないコメント
文章によるのだが、わかりにくい長文コメントを書くと承認待ちになる確率が高い。具体例を出すのは差し控えるが、内容のわかりにくい長文・改行しすぎな文章などは書かない方がいい。
URLが貼られている
クリックしたらグロ画像が貼られている可能性を否定できないので、一応承認待ちにしている。
罵詈雑言
バカ・アホ・○ねなど稚拙な罵詈雑言が入っている場合、大抵は非表示になる。これは文章中の単語でも引っかかる可能性があり、例えば「バカの壁って本が面白かったですよ〜」とコメントしてもNGになる…かもしれない。
厳しめの口調コメント
意外と自動検出って凄いな〜って話だが、コメント内容から「あぁ不快に思われるかも」って内容は非表示となりやすい。例えばだが
これ全部偏見じゃん。間違った情報発信しないでもらえます?
のような文章。特に誰かのコメントへの返信において、強い単語を利用すると発生しやすい…気がする。
他にもあるが、私が推測できる理由は上記の通り。まぁ多分どのチャンネルでも共通した傾向はあると思う。
削除される理由
ここでいう削除は「運営者が意図的に消す」行為を表す。参考として、私がどういう基準で削除するのかを紹介する。
運営者に不快な内容
人によってどこが不快になるのかは様々だけど、例えば顔出ししている場合。コンプレックスのある部位を馬鹿にされたら削除するだろう。
例えば私の場合、別記事でも紹介したような誹謗中傷クソコメが稀に届くが、遠慮なく削除してるしブロックしている。
【クソリプ】Twitterで「ステルス・クソリプ」に遭遇した話【発見方法も】他ユーザーに不快な内容
これは環境整備的な話だが、コメントしてくれた人に対するクソコメは割と消す。例えば
私も週3位でパン屋巡りしてますが、そのために仕事を頑張ってます❗️😊✨
>>A
そもそもパンは小麦粉なので消化吸収に悪影響が出るから食べるべきじゃない。
といったクソコメント。私は発信者として耐性が多少あるが、一般的には精神衛生に悪影響が出ると思うので、こっそり消している。
他チャンネルに対するネガティブ発言
大抵の運営者が共通している削除理由。放置していると、チャンネル運営者にも回り回って悪影響の出る可能性がある(例:運営者本人もバカにしてると認識される)
一方で誉めている内容だった場合は、雰囲気を見て放置する。皮肉っぽければ遠慮なく削除。
最悪は「ユーザーを非表示にする」
所謂ブロック機能。該当するユーザーのコメントを全て削除しつつ、今後のコメントを受け付けなくする。
なお前述の通り、ブロックされた本人には何事もないように表示されたまま。この仕様は素晴らしい。
削除されそうで、されにくい内容
遠慮なく削除される内容とは違い、案外削除されない物も存在する。いくつか紹介しよう。
反対意見
反対の仕方にもよるが、罵詈雑言等を入れずに動画への対立意見・問題点を指摘するコメントは割と消されない。
動画投稿者としては、自分の意見が100%正しいと言うつもりは(私は)なくて、むしろ気が付かなかった意見を得られる方が、視聴者的にも私的にも長期でメリットがある。
ただし、気分によってイライラしていた場合は話が別。クソみたいな文章の反論は平気で消します。反論するなら理性的な文章で書いてね☆
正論バカ
内容に現実味もないし、自分の立場を明かさずに攻撃してくる根暗な印象はあるものの、正論バカは正論を言っている。そして(理屈上)正しい意見なら、少なくとも悪影響はないだろう。だから消さない。
とは言えさっき話したように、私ではなく視聴者コメントに対して現れた場合、度が過ぎれば削除する。
とんちんかん
超偏見で語っていたり、3年前の動画に「情報が古い」とか真面目に書き込む阿呆がいたりするんだけど、これらは大抵残したまま放置。自ら失態を差し出してるのだから消す必要なし。ピエロ。
ただ少し厄介なのが、偏見をさも真実のように騙る阿呆。この対処は運営者によって分かれるが、私の場合は返信で「それは本当ですか?根拠を提示お願いします」と書き込んでいる。
偏見・主観自体は歓迎
ちなみに、主観・感想と明らかにした上で偏見を書く行為を、私は否定しない。例えば
メルカリで独自ルール使ってもいいと思う。変な人たくさん居るし、それ使って売れにくくなってもトラブル発生するよりマシ。今まで困ったことないので私は使い続けます。
と言った形だ。
偏見とは、その人が過ごした数十年をまとめた経験則である。他の人に当てはまるかは別として、一定の理があると私は信じている。賛成するかはともかく、否定は絶対しない。なお書き方による
話を一旦まとめる。
- 承認待ちになる理由は、NGワードを使ったり、口調の悪い内容など様々
- 削除されるコメントは、運営者・他の視聴者など、他人を不快にする内容
- 想像より削除されにくいコメントは、反対意見・正論バカ・とんちんかん
一応言っておくと「削除されにくいコメント」は「削除されないコメント」ではない点に注意。機嫌が悪ければ遠慮なく削除するので、なるべく理性を保った文章を心がけよう。
最後になるが、コメント削除に対して私なりの考えを主張していく。
チャンネルは独裁国家である
言いたいことを一言で表すと「YouTubeチャンネルは独裁国家である」に尽きる。そもそもの話、コメント削除されて文句を言っている人は、勘違いも甚だしいと言える。
コメントする権利・削除する権利
運営者が許可している限り、視聴者は誰もがコメントする権利を持っている。中には無益どころか有害なコメントもある訳だが、単純に残す事は可能。
しかし同時に、運営者には「コメントを消す権利」が認められている。クソコメはもちろんの事、自分に都合の悪いコメントすら削除可能なのだ。
その内容が真実であろうとも、自己都合で削除できてしまう。それがYouTubeの仕様であり、どんなチャンネル運営者も持っている権利なのだ。
よって【YouTubeチャンネルは独裁国家】という認識を持ってコメントした方がいい。あなたの意見を消すか否かは、他ならぬ運営者が決められるのだ。まぁ大抵消さんけど。
反対意見の削除は不信感が強まる
だが実際の話、コメ削除しすぎると健全なユーザーに不信感を抱かれる。無論クソコメの類(罵詈雑言・的外れ・根拠なし)は問題ないが、特に反論コメントは削除しない方がいい。
動画内の意見に賛否ある場合、コメント欄は肯定8:否定2(主観)くらいになるのだが、投稿主的に気分の良くない否定意見を全消しすると基本バレる。
いわゆる信者でもない限り、視聴者は中立視点で動画を見ているし、投稿者へ反対意見をぶつけてる人がいても不快にならない(むしろ参考となる)だがここで否定派の意見が表示されていなければ
あぁ、この投稿者は不都合な意見を消す人なのか
と思われてしまう。場合によっては登録解除されるだろう。本当の独裁国家とは異なり、視聴者はいつだって住民票を移せるのだ。
消しても反論は登場する
もっといえば反論を削除しても新しい反論が登場するので無駄。賛否あるべき内容なのに賛成意見しかなければ、まだコメントしてない人が満を辞して反論をしてくる。それを消してもまた別の人が…って流れ。
もちろん反論の中に罵詈雑言を混ぜる人もいるし、それなら消してもOK。だけど理性的な文章で書かれた反論は残しておくといい。重要なのはイエスマンで固めることではなく、動画&コメント欄で多面的な視点を確保すること。それが有益な情報ではないだろうか。
つまりまとめると
- チャンネルは独裁国家なので、削除されても仕方ない
- 肯定意見が多すぎると不信感が強くなり、視聴者離れが進む
- 反論意見は消しても復活する。よって罵詈雑言のない反論コメントは残した方がいい
以上がチャンネル運営3年目の私の持論である。今後も遠慮なくコメント削除していくが、大抵は削除していない事は念を押しておく。
記事のまとめ
- チャンネル運営者はコメントを普通に消している。ただ消すまでもなくGoogleが「承認待ち」にすることも多い
- コメント数の多いチャンネルほど「承認待ち」が貯まるので、確認しきれず削除されてしまう
- 削除するコメントは、誰かを不快にする内容が多い
- YouTubeチャンネルは独裁国家なので、コメント削除されても仕方ない
最後にこれだけは言っておくけど、罵倒する内容を書き込んでおいて、消されて文句言ってる奴は確実に阿呆。自由を履き違えるな。以上。まぁそういう奴はここまで読まないんだけどね…笑