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メルカリでは近年、AIを活用した新機能の提供が始まっています。
その中でも注目されているのが、商品写真から説明文を自動生成してくれる「AI出品サポート」と、自然な文章で検索条件を指定できる「AI絞り込み」です。
- 「出品作業が楽になりそう」
- 「検索が便利になりそう」
と思う一方で、
- 「本当に信用して大丈夫?」
- 「AIが間違えたらどうなるの?」
と不安に感じている方もいるのではないでしょうか。
結論から言うと、どちらも便利な機能ではありますが、使い方によっては注意が必要です。
そこで今回は、実際に使って感じたメリットや便利な活用法、そして利用時の注意点について紹介します。
メルカリのAI出品サポートとは?

AI出品サポートは、商品写真をもとにAIがタイトルや商品説明文を自動生成してくれる機能。
利用方法は非常にシンプルで、
- 商品写真を撮影する
- AIが提案したカテゴリーを選択する
- AIがタイトルと商品説明文を生成する
という流れになります。
ただし、メルカリ公式も
AIからの提案内容は正確ではない場合があります
と案内しており、「必ずお客さま自身で生成されたタイトル・商品説明を確認してください」とも記載しています。
つまり、この機能は出品を代行してくれるものではなく、あくまで出品作業を補助するための機能という位置付けです。
AI出品サポートを使ってみた感想

個人的な感想を一言で表すなら、
便利だけど万人向けではない
です。
AIは写真から商品を推測し、説明文を作成します。そのため、商品によっては誤った情報が生成される可能性があります。
特に家電や工具など、見た目が似ている商品が多いジャンルでは注意が必要だと感じました。
AI出品サポートの便利な使い方
書籍や雑誌の出品には相性が良い

個人的に便利だと感じたのは、書籍や雑誌の出品です。
例えばバーコード出品に対応していない雑誌の場合、通常は自分でタイトルを入力したり、表紙画像から文字を読み取ったりする必要があります。
しかしAI出品サポートを利用すると、表紙に記載された情報を読み取り、雑誌名やタイトルをかなり正確に入力してくれることがあります。
もちろん最終確認は必要ですが、
- タイトル入力の手間が減る
- コピー&ペーストの作業が不要になる
- 出品スピードが上がる
というメリットがあります。
「AIに丸投げ」ではなく入力補助として使う
AI出品サポートを使う際に重要なのは、AIに出品を任せるのではなく、入力補助として利用することです。
雑誌のタイトル入力や説明文のたたき台を作成。その後、自分で内容を確認しながら修正する。
このような使い方であれば作業時間を短縮できます。
一方で、
AIが作ったから大丈夫だろう
と考えて、そのまま出品してしまうのはおすすめできません。
画像枚数が多いほど精度が上がる

ちなみに、商品写真の枚数を増やすことでAIの精度が向上します。上図のように、本体の写真だけでは曖昧な説明文が生成されましたが、型番ラベルや製造年月日が分かる写真を追加したところ、それらの情報まで反映されるようになりました。
もちろん内容の確認は必要ですが、AIに正しい情報を読み取ってもらうためには、商品全体だけでなく型番や仕様が分かる部分も撮影しておくと役立つかもしれません。
AI出品サポートを利用する際の注意点
AIは商品を推測しているだけ
AI出品サポートは写真から商品を判断しています。しかしAIが行っているのは商品情報の確認ではなく、あくまでも推測です。
例えば雑誌のように表紙にタイトルが大きく書かれている商品であれば比較的判断しやすいでしょう。しかし、iPhoneのように製品毎の違いがわかりにくい商品では注意が必要です。

例えば上図、布団乾燥機でAI出品サポートを使った結果です。画像はノズル1本の廉価版ですが、説明文では2本となっていました。
上の例は区別しやすいものの、あまり詳しくない人・興味ない人だと、そのまま出品するリスクがあります。
型番ラベルや製造年月日などが写った写真を追加することで、より正確な情報を生成できる場合もあります
責任を負うのはAIではなく出品者
ここが最も重要なポイントです。
仮にAIが誤った説明文を生成したとしても、購入者から見ればその商品を出品したのは出品者です。
AIが勝手に書いたので知りません
という説明は通用しません。実際に購入後のトラブルになった場合、責任を負うのは出品者です。
だからこそ、AIが生成した内容は必ず確認する必要があります。
「商品知識がある人」ほど活用しやすい
個人的には、AI出品サポートは商品知識がある人ほど活用しやすい機能だと思います。
- ここは間違っている
- この表現は修正した方が良い
という判断ができるからです。
逆に、
- 商品に詳しくない
- AIに任せたい
- 内容を確認しない
という使い方は危険です。
AI出品サポートは、商品知識を補う機能ではなく、入力作業を補助する機能として考えるのが良いでしょう。
将来的にはさらに便利になる可能性もある
とはいえ、AI出品サポートの将来性には期待しています。
AIは利用データや学習データが増えるほど精度が向上するため、商品認識の精度もさらに高まるでしょう。数年後には現在よりもはるかに便利な機能になっている可能性があります。
ただし現時点では、
「AIが作成した内容を必ず確認する」
という基本姿勢は忘れないようにしたいところです。
AI絞り込みとは?

AI絞り込みは、検索条件を自然な文章で指定できる機能です。
従来のメルカリでは、価格や商品の状態、販売状況などを絞り込みたい場合、それぞれの項目を個別に設定する必要がありました。
しかしAI絞り込みでは、
- 「予算1万円以内で探して」
- 「使用感の少ないきれいな状態のものだけにして」
- 「販売中の商品を安い順に並べて」
といったように、普段の会話に近い形で条件を入力できます。
入力された内容をAIが解析し、利用者の意図に合わせて検索条件や並び順を設定してくれるのが特徴です。
また、
- 予算の指定
- 商品状態の指定
- 並び順の変更
- あんしん鑑定対応商品の絞り込み
など、複数の条件をまとめて指定することもできます。
検索条件の設定が苦手な方でも利用しやすく、欲しい商品を探しやすくするためのサポート機能と言えるでしょう。

ただし、実際に使ってみると便利な点だけでなく注意点もありました。
AI絞り込みを使ってみた感想

AI出品サポートについては慎重な立場ですが、AI絞り込みについては比較的好印象でした。
メルカリでは以前から価格や状態、販売状況などを細かく絞り込めましたが、設定項目が多いため慣れていない方には少し分かりにくい部分もあります。
その点、AI絞り込みでは普段の会話のように条件を入力するだけで検索条件を設定できます。実際に使ってみると、想像以上に便利な機能だと感じました。
AI絞り込みの便利な使い方
文章で条件を伝えるだけで検索できる
例えば「個人出品のみ。送料込み。オークションは除外」といった条件を文章で入力するだけで、AIが内容を理解して検索条件を設定してくれます。
従来のように一つひとつ設定項目を探して変更する必要がないため、検索までの手間を減らせます。
音声入力との相性が良い
個人的に便利だと思ったのは音声入力との組み合わせです。
普段からスマートフォンで音声入力を使っている方であれば、「個人出品のみ、送料込み、オークション除外」と話しかけるだけで条件を指定できます。
設定画面を開いて操作するよりも早く感じる場面もありました。
絞り込み条件が画面に反映される
AI機能というと、「本当にこちらの意図を理解しているのかな?」と不安になることがあります。
しかしAI絞り込みの場合は、設定された条件が実際の絞り込み項目にも反映されます。

例えば上図のように、
- 送料込み
- 個人出品のみ
- オークション除外
などの条件を指定すると、絞り込み画面上でも設定内容を確認できます。
そのため、AIがどのように解釈したのか後から確認できるのは安心材料だと感じました。
AI絞り込みを利用する際の注意点
対応していない条件もある

便利な機能ではありますが、すべての条件に対応しているわけではありません。例えば
- 「出品者レベル10以上」
- 「残念だった評価がある出品者は除外」
- 「プロフィール文章が100文字以上の出品者を除外して」
などの条件は、現時点では設定できません。
もし今後このような細かな条件にも対応すれば、さらに使い勝手の良い機能になると思います。
「対応できなかった」ことを伝えてくれない
個人的に最も注意が必要だと感じたのがこの点です。例えば、
「個人出品のみ」「送料込み」「オークション除外」「予算5,000円以内」「2023年製以降」
という条件で検索したとします。
すると、
- 個人出品
- 送料込み
- オークション除外
- 予算5,000円以内
は反映されるものの、「2023年製以降」という条件だけ反映されない場合があります。
そして問題なのは、「その条件は設定できません」と明確に教えてくれないことです。利用者側からすると、すべて反映されたと思い込んで検索してしまう可能性があります。
「残念だった評価がある出品者を除外」など単体であればエラーメッセージが表示されます。しかし複合的な条件を伝え、かつ幾つかは絞り込めた場合はこの限りではありません。
そのため、AIが検索条件を設定してくれた後は、本当に希望した条件が反映されているか確認した方が安心です。
記事のまとめ

メルカリのAI機能を実際に使った上で、どちらも便利な機能ではあるものの、使い方には注意が必要だと感じました。
AI出品サポートについては、説明文作成の手間を減らせる一方で、誤った商品情報を記載する可能性があります。生成された内容をそのまま利用するのではなく、必ず自分で確認・修正することが大切です。
一方のAI絞り込み機能は、普段の会話のように検索条件を指定できる便利な機能でした。ただし、対応していない条件が反映されないこともあるため、こちらも最終確認は欠かせません。
どちらの機能にも共通して言えるのは
AIは補助ツールであり、最終確認は必ずするべき
ということ。AIに任せきりにするのではなく、自分自身で確認しながら活用することで、より快適にメルカリを利用できるでしょう。
今後AIの精度が向上すれば、さらに便利な機能へ進化していく可能性もあります。現時点では便利な補助機能として上手に活用していきたいところです。

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