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入手経路の記載は必須?メルカリ出品で安全に売るためのポイント

きゃたぬき
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きゃたぬきです。TwitterYouTubeもやっています。

とある方からフリマアプリに関する相談・体験談のお便りを頂きました。普段は動画にて回答するのですが、試験的にブログ記事も併せて更新していきます。動画版はお待ちください。

ちなみにこのような相談・報告は大歓迎ですので、ブログや動画にて採用されても大丈夫でしたら、いつでも下記お便りフォームから投稿してくださいませ。匿名でもOKです。有り難いことに沢山の相談をいただくので回答に時間がかかる事もあります。どうかご承知おきください。

質問

質問になるかわかりませんが聞いていただけたら幸いです。先日、一年前にメルカリで購入した一度も使わずに保管していた靴をメルカリで出品しました。

すると「購入を考えているのですがお値下げしてもらえる場合いくらまで可能ですか?〇〇円で即決できませんか?」とコメントが来ましたので「〇〇円でしたらお値引き対応します」と返信しました。

相手からは「よろしくお願いします。ちなみに何年前購入ですか?」とコメントが来たので、「一年前にこちらで購入した商品になります。購入ボタン押された方優先となりますので、もし購入される場合はなるべくお早めに購入のお手続きをよろしくお願い致します」と返信しました。金額変更もしましたが、相手からパタリと返事が来なくなり、購入もされませんでした。

実は、商品説明文にはメルカリで購入したものという事を記載していませんでしたので、正直に書いた方がよかったのかなと反省し、メルカリでお譲り頂いたものである事を説明文に追加しました。それから一日経ったところで別の方が購入してくださいました。やはり、正直に説明文に入れた方よかったのでしょうか?

回答

まず結論から。一部商品を除き、入手経路を開示するかどうかは出品者の判断ですが、争いを避けるためには開示した方が安心です。今回は書いて正解だったと思います。

とりあえず【書かない派・書く派】双方の主張を順番に解説していきます。その上で自分なりの答えを決めていただければ幸いです。

入手経路を書かなくて良い理由3つ

まずは「メルカリで購入した」など入手経路を書かなくて良いと考える人たち。彼らが支持する理由は主に3つあります。

  • 状態が伝われば十分、という考え
  • 余計な疑念につながる可能性がある
  • 多くの人が書いておらず、聞かれることも少ない

状態が伝われば十分、という考え

出品者の中には以下のように考える人がいます。

  • 大事なのは状態・使用感であり、どこで買ったかは本質ではない
  • 使用回数や傷の有無を説明していれば十分
  • 入手場所は購入判断に影響しない

例えるならリサイクルショップのようなもの。以前までどこで、どのように使われたかは記載されておらず、あくまで現状品から判断するスタイルです。メルカリも同様に「本質は状態説明であり入手経路は必須ではない」という考えになります。

余計な疑念につながる可能性がある

メルカリで購入したと書くことで、前の持ち主の保管状態など懸念材料が増加します。これもリサイクルショップ同様、余計な心配をさせることによる買い控えを避けるため「あえて書かない」のです。

多くの人が書いておらず、聞かれることも少ない

具体的には書籍ジャンルのように【メルカリで購入→出品】の多い商品を見れば、あえて書いていないし、困ったこともない人が大半でしょう。

加えて、彼らは隠し通したい訳ではありません。聞かれたら正直に答えるのです。しかし、ほとんど聞かれることもないから、あらかじめ書いておくこともない。そんな温度感だと思います。


以上の理由から、入手経路についてあえて書かなくても良い、と言う意見があるのです。もちろん一部商品(高級ブランド品など)や事情(偽物が流通している等)がある場合は書きますが、基本いらないと考えています。

入手経路を書くべき理由3つ

一方、ここまで解説した理由を踏まえたうえで、私は可能であれば書いた方が良いと考えています。理由は大きく3つあります。

  • 状態を伝える補助になる
  • 誤解によるトラブルを未然に防げるから
  • 誠実さを伝えられる

状態を伝える補助になる

商品の入手経路を書くことで、使用歴や保管状況をより具体的に推測できます。それこそ「1年前にメルカリで購入しました」の文章からも

  • 少なくとも1年間、この出品者が保管していた
  • 過去の所有者がどのような経路で買ったか、どのように保管していたかは不明
  • 過去の商品ページがメルカリ内に残っている可能性がある

最低3つの情報を得られます。この情報によりトラブルを回避しやすくなるのです。

トラブルを未然に防げる

メルカリで購入した商品は、それこそ入手経路が書かれていない限り使用年数など具体的に分かりません。だからこそ「分からない」ことを伝えるために、自分の入手経路を書く価値があると思うのです。

例えばメルカリで中古の家電製品を購入し、1年使用したのち出品します。ここで「1年使用しました」と記載しても文章は間違っていません。しかし、既に耐用年数を超えているかもしれません。そこで

メルカリで購入後、1年ほど使用しました

と書く事で、わかっている箇所とわからない箇所を明確にし、購入者の判断材料を増やしてあげるのです。

今回の相手も「状態は良さそうだけど、もしかしたら想定より劣化してるかも…」と購入を断念したかもしれません。でもそれは未然にトラブルを回避できた証。むしろ喜ぶべき事なのです。

誠実さを伝えられる

書かない理由で伝えましたが、余計なことを書くと不安を与えてしまう恐れがあります。それでも、あえて明確にすることで「真摯な出品者だ」とポジティブに評価される事もあるでしょう。

もちろん不安になる人もいるし、一方で正直さを評価する人もいます。結局どちらをより重視するか?って話です。個人的には争いを起こさないことが一番なので、なるべく入手経路を開示した方がいいと考えています。


まとめると、入手経路によって得られる情報がトラブル回避にもつながるし、透明性を評価してくれるユーザーもいるのです。これらの理由から、入手経路はなるべく書いておいた方が良いと思っています。

【注意喚起】出品したら責任は自分にある

ところで本件に関連する注意喚起を一つ。メルカリ出品者の中には、購入したときの説明文や画像をそのまま利用し、

前の出品者の説明文だから、自分に責任はない

と考える方がいます。極端な例ですが「以前の出品者の商品ページをそのまま利用しています。こちらで判断ください」などと記載し、自分は状態判定していないことを強調するのです。

当然ですが、トラブル発生時に対応責任があるのは出品者である自分自身です。たとえ過去気づかなかった傷や汚れがあったとしても、次の購入者に押し付けて良い理由にはなりません。入手経路に関係なく、出品するからには自分の目で状態確認し、必要に応じて説明を加えてください。

記事のまとめ

UnsplashMilbelaが撮影した写真

入手経路の記載は必須ではありませんが、書いておくことで得られるメリットもあります。

  • 商品の状態・使用歴をより具体的に伝えられる
  • 誤解によるトラブルを未然に防げる
  • 誠実さや透明性を示すことができる

逆に、書かない場合も問題になることは少なく、状態説明さえ正確であれば十分です。しかし、書くことで購入者に安心感を与えられ、トラブル回避にもつながります。

また、コピー出品を利用する場合でも、責任は出品者自身にあるため、必ず自分の目で状態を確認し、必要に応じて情報を追記することが重要です。

まとめると、入手経路の明示は義務ではありませんが、出品者として誠実な姿勢を示す一つの手段として積極的に活用する価値がある。私はそう捉えています。

きゃたぬき
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