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普段は一般フリマユーザー向けに情報発信している私の正体は中古・輸入せどらーだ。そして情報発信するせどらーは数多存在している。
何故せどらーは、情報発信したがるのか?
この記事を読めば、一般フリマユーザーの疑問を解消しつつ、初心者せどらーの参考になるだろう。結論を言うと「せどりを辞めたい」から情報発信しているのだ。
この記事の目次(クリックでジャンプ)
解説動画
下記の動画でも詳しく解説しています
せどりは簡単
理屈と事実の両方から、せどりは簡単だと断言できる。何を売ればいいのか、どの程度売れるのかを知った上で販売できる「後出しジャンケン」だからだ。現に私はそれで稼いでいる。
一方、楽に稼げる訳じゃない。自分が見つけた頃には他ユーザーも発見してるし、時間が経てば価格競争が始まって薄利になる。
せどりは誰でも(調べれば)簡単に稼げる(けど楽じゃない)
この表現が正確だろう。少し深掘りする。
簡単=真似される
売れてる商品のパクリ方は検索すれば沢山出てくるし、私も過去動画にしたくらい簡単だ。だが裏を返せば「自分の商品がパクられやすい」とも言える。簡単にできるからこそ、簡単に真似される。そしてパクられれば自分の売り上げも下がってしまう。
一応言っておくが、商品自体をパクるのはOKでも説明文・画像を無断使用するのは論外だ。傘と自転車と商品画像はパクっていいと思ってる奴が多すぎる。絶対するな。
サボっただけ売上減少
せどらーは販売数が増えるほど利益も増加する。シンプルな仕組みだが、これはサボっただけ収入が減ることを意味する。毎日10個売れば月収20万円も可能だが、数を5個に減らせば収入も半額になるのだ。
もちろんUber Eatsなどと異なり、働かない=即売上0円とはならない。だが情報発信のような「寝てても稼げる」仕組みでもない為、安心はできない。
前述の特徴を考慮すると
- 同じ商品で稼ぎ続けるのが難しい
- サボればしっかり収入も減る
という厳しい性質を持っている。簡単に言うと、せどりは「続けるのが面倒くさいビジネス」なのだ。
そしてお察しだと思うが、彼らが情報発信したがる理由は(せどりと比べて)情報発信が「稼ぐのが楽なビジネス」な為だ。もちろん簡単とは一言も言っていない。次はその背景を紹介していく。
情報発信したがる理由
情報発信と言ってもSNSやブログ・YouTubeなど種類は多いし稼ぎ方も様々だ。しかし共通する点も多く、ここではその概要を紹介する。
情報発信は不動産オーナー
稼ぎ方の観点で考えると、情報発信はせどりと異なるビジネスモデルだ。それぞれ
- せどり:フロー型ビジネス
- 情報発信:ストック型ビジネス
と分類される。ただ少し聞きなれない表現なので、簡単に言い換えたのがこちら
- せどり=アルバイト
- 情報発信=不動産経営
そして不動産は寝てる間も稼ぎ続ける「お金のなる木」になる。これが動画であり、ブログ記事であり、情報商材に変わっただけの話だ。
せどらーが情報発信したがるのは、雑に言うと「楽な稼ぎ方」をしたいのだ。もちろん私も例外ではないし、人類みな同じ発想を持っているだろう。違ったらごめん。
情報発信はクソ面倒くさい
再三だが情報発信は楽に稼げる反面、稼げるまでがクソ面倒くさい。今この瞬間にも夢見たせどり情報発信者が収益化できず散っている筈だ。
地道な作業が必須
YouTubeで収益化を図るには現在「登録者500人」必要だが、これには50本ほどの動画投稿が必要と言われている。ブログなら3ヶ月間は更新し続ける必要があるし、SNSも毎日投稿がデフォルト。ゴリラでも面倒だと分かる。
これに加え、発信活動のために新しい知識が必要になる。動画編集・サムネイル作成・ブログ構成・HTML /CSS・画像加工など。これら技術を身につける間の報酬が0円なため、大体ここで力尽きる。
なにより決まった正解のない点が辛い。人によっては動画5本で収益化できるし、100本出しても全く成果の出ないこともザラ。達成できず諦める人は後を絶たない。ちなみに私の収益化に関する話はこちら
【割と遅い】登録者1000人までかかった時間を公開します新規参入が難しい
ビジネス系YouTuber全盛期かつ芸能人の新規参入が始まり、ブログは毎年オワコンと呼ばれ続けている。この状況から新規参入が難しい・もう稼げないと言われ続けているのだ。勝つなら間違いなく戦略(差別化)が必要。
差別化が必須
具体的には私自身の背景が参考になる。2019年くらいのYouTubeはメルカリ情報を検索すると、必ずせどらー動画がヒットした。だが一般ユーザーにとって「買い出しにフェラーリ」くらい過剰な情報だった。
そこで私は、一般ユーザー向けに特化した情報発信を開始した。コンビニ支払いの方法・匿名配送がどこまで匿名なのか等。せどらーを完全に捨てた情報発信を行い、差別化に成功した(と思う)
ある程度の差別化戦略が必須だし、うまくいくなんて保障はどこにもない(そりゃそうじゃ)。そんな状況下で、芽が出るまで活動を続けるのは相当面倒臭い。特にせどりは即金性の高いビジネスな為、正反対の行動と言える。
とはいえ
情報発信の難しさは、どんなジャンルでも同じでは?
と思うだろう。これは間違いなくYESと言える。
ただ実は、せどりは情報発信との相性が優れているのだ。次はその点を触れておこう。
情報発信とせどりは相性がいい
長所短所はあるが、せどりは他ジャンルと比べて情報発信との相性がすこぶる良い。その理由を解説する。
- 再現性が高い
- 情報をフォローされやすい
- 信頼されやすい
1:再現性が高い
繰り返しだがせどりは誰でも簡単にパクれる。これを言い換えると、再現性の高い情報を提供できるのだ。実際に経験した内容を公開することで、パクった人たちが成果を上げて感謝コメントを入れる。
SNS上ではサクラっぽい人も多いけど、マジで再現できたから感謝してる人も多い、と思う。あくまで推測。
商材発見は簡単
とはいえ、鋭い人はこう思うだろう。
そんな有益情報ばかり流したら、自分が損するのでは?
ぜひ覚えてほしい。実は稼げる商品を探すのは簡単なのだ。難しいのは利益率の高い商品・誰も扱っていない商品を見つける事である。
よって情報発信者は
- あまり稼げない
- 自分だけ大きく儲かる(例:直接工場輸入)
以上の商品・方法を発信すればいいのだ。そもそも本当に楽して稼げるなら無料で公開しないだろう。カルピスの原液は限界まで薄めて提供するのだ。
2:情報をフォローされやすい
パクられやすいってことは鮮度が命。今は最新情報でも3ヶ月すれば風化するだろう。だがこれは欠点ばかりではなく、情報を追跡し続けたいというメリットでもある。新しい情報を知らなければ稼ぎにくくなる為、徐々にフォロワーが増加するのだ。
特にせどらーに都合のいい情報は「実際に扱った商品」「季節ごとのオススメ商品」だろう。テクニックよりも直接稼げそうな情報のため需要が高い。
3:信頼されやすい
前2つの復習だが、再現性があり、情報をフォローしたい人が増える。その結果フォロワー/チャンネル登録者が増加し、更に信頼されやすくなる。
どのジャンルでも共通した内容だが、特にせどらーは信頼されやすい。なぜなら直接お金を稼げる情報を発信する為だ。
例えば、リベ大の両学長が急激に伸びたのは、実際に生活改善できる情報(お金の知識)を発信しているからだろう。その規模感を縮小したのがせどり情報発信者と思っていい。
生活に近いほど発信は伸びやすく、信頼も得やすい。そしてせどり情報は(鮮度が命だけど)即金性の高い情報発信な為、比較的伸びやすいジャンルなのだ。
ざっくり内容をまとめると
- 情報の再現性が高い
- 情報をフォローされやすい
- 信頼されやすい
大きく稼げなくても再現性があるし、初心者にとって嬉しい情報に変わりない。その結果、信頼を得られるのだ。
以上の観点から、せどらーにとって情報発信は相性の良いビジネスであり、今この瞬間にも新しいせどり情報発信者が登場するのだ。
記事のまとめ
- せどりは簡単だが面倒臭い。パクられる可能性とサボりにくさが常にある
- 情報発信は放置してもお金を稼いでくれる。収益リスク分散になる
- 再現性・情報の追跡されやすさ等、せどりと情報発信は相性がいい
せどらーは、せどりを辞めたい
せどりを始めて月〇〇万円稼ぐ!など掲げる人もいるが、彼らは非常に苦労している。特に輸入せどりは毎日10件以上の梱包・発送をする人も多い。SNSで「梱包タワー」と検索すれば察しがつくだろう。
もちろん興味ない仕事を続けるより、好きな商品・商材を扱う方が2億倍快適。しかし決して楽ではない。そこでせどらーは「金のなる木」を育てるため、情報発信を始めるのだ。
比重を減らして快適さを上げる
せどらーは究極的に「せどり以外で稼げる状態」がゴールとなる。稼いだ方法を基に情報発信を行い、自らはせどり比重を落としていく。一時的な収益DOWNは免れないが、生活の快適さは徐々に増していく形だ。
何より情報発信は信頼を得て成り立つビジネスな為、真似されにくいのも嬉しい。例えば私をパクりたいのなら、私以上の付加価値を提供する必要があるし、ぶっちゃけ割に合わない。
せどりの出口戦略としてよくある例がコンサルタント・情報商材の販売だ。これは良い選択と言える。YouTubeやブログはGoogle様の機嫌一つで地に落ちてしまうので不安定である。
ともかく、これでYouTubeやSNS上にせどらーが多い理由が察して頂けただろう。彼らは自分達がせどりを辞めるために、情報発信ビジネスを続けているのだ。もちろん私も例外ではない。同じ穴のムジナだ。
初心者せどらーに向けて
この記事を読んだ初心者せどらーには、ぜひ出口戦略(せどりの次にすること)を考えてもらいたい。確かに泥臭い努力を続ければ年収600万くらいは超えるだろう。経費も使えるので年収800万のサラリーマンくらいの水準で暮らせる…と思う。
しかし述べてきた通り、せどりを続けるのはリスクが高い。私のようにせどり自体が面白くて続けるなら話は別だが、稼ぐ手段として続けるのはお勧めできない。Uber Eats ほどではないが、歳を重ねるごとに活動は辛くなるだろう。
せどりの調子が出ている時こそ、同時並行で情報発信を進めてもらいたい。その活動の助けとなる高コスパPCも別記事で紹介したので参考にして欲しい。
せどらーの機材選び:パソコン編YouTubeでも情報発信中!
チャンネルでは、一般フリマユーザー向けに
- イライラしない考え方
- ちょっと売れやすくなるコツ
- 知っておくと便利な情報
などを定期的に発信しています!
また、今回のように皆さんの素朴な疑問に、できるだけ回答する企画もあります。
以上、参考になれば幸いです。
それじゃあ、また!