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メルカリに、写真を撮るだけで「いくらで売れそうか」を確認できる「持ち物査定」が追加されました。
実際に使ってみたところ、相場に近い金額が表示される商品もあれば、実際よりかなり安い査定になる商品もありました。
結論として、持ち物査定は相場を手軽に確認するきっかけとして便利ですが、表示された査定額をそのまま出品価格にするのではなく、候補商品や実際の取引相場も確認することをおすすめします。
この記事では、持ち物査定の使い方や従来の「相場を調べる」との違い、実際に複数の商品で試して分かった注意点を紹介します。

この記事を書いている人です。フリマアプリの新機能や売り方、トラブル対策などを発信中。YouTubeでは約2万人の方に登録いただいています。
メルカリの「持ち物査定」とは?

「持ち物査定」は、身の回りにある商品を撮影すると、AIが商品を推定して「いくらで売れそうか」を表示してくれる機能です。
メルカリは、家に使っていない物があっても「いくらで売れるのか分からない」といった理由から、出品まで至らないケースがあるとしています。
そこで、まず持っている物の価値を簡単に確認し、出品につなげやすくするために提供されたのが「持ち物査定」です。
写真やバーコードから参考価格を確認できる
持ち物査定では、次の方法から商品を査定できます。
- その場で商品を撮影する
- スマートフォンのアルバムから写真を選択する
- 商品のバーコードを読み取る
写真を使った場合はAIが商品を推定し、メルカリ上の類似商品の取引情報などをもとに参考価格が表示されます。
ただし、「査定」という名前ではありますが、メルカリが表示された金額で商品を買い取ってくれる機能ではありません。あくまでメルカリで売る場合の参考価格です。
公式ガイドでも、査定結果の正確性は保証されておらず、表示された価格で実際に売れることも保証されていません。
そのため、査定額は「このくらいで売れる可能性がある」という目安として考えた方がよいでしょう。
「持ち物査定」の使い方

持ち物査定は、メルカリアプリから利用できます。
基本的な流れは次のとおりです。
- 出品タブ画面、バナーにある「持ち物査定」を開く
- 商品を撮影する、アルバムから画像を選ぶ、またはバーコードを読み取る
- 査定結果と推定価格を確認する
- 必要に応じて候補商品を確認する
- 査定した商品をそのまま出品する、または後から出品する
現状、バナーの「持ち物査定」を選択しなければならない点に注意しましょう。

査定結果には推定価格だけでなく、撮影した商品に近い候補も表示されます。
実際に使ってみると、最初に表示された推定価格だけでは判断しにくい商品でも、候補の中に自分が持っている商品と同じものが見つかるケースがありました。
そのため、査定額だけを見るのではなく、候補商品まで確認することをおすすめします。
この点については、後ほど実際の査定結果を使って詳しく紹介します。
実際に「持ち物査定」を使い、商品を撮影して査定する様子や、撮り方によって結果が変わったケースを動画でも紹介しています。実際の操作画面を確認したい方は、こちらも参考にしてください。
査定した商品は「持ち物一覧」に登録される
今回の機能の特徴の一つが、査定した商品を「持ち物一覧」に残せることです。
査定した商品は自動的に持ち物一覧へ追加され、今すぐ出品しなくても後から確認できます。

例えば、「今はまだ使っているけど、いずれ売るかもしれない」という商品を一度査定しておけば、持ち物一覧に残しておくことができます。
その後、使わなくなったときに持ち物一覧から商品を確認し、出品へ進むといった使い方ができます。
実際に今回査定した商品から「出品する」を選択したところ、タイトルや価格など一部の情報は出品画面へ反映されました。

一方、私が試した商品では画像は設定されておらず、そのまま出品できる完成状態ではありませんでした。
そのため、現時点では「査定しておけば後からすぐ出品できる」というより、自分が持っている物とその価値を記録し、後から出品するきっかけとして使う機能と考えると分かりやすいでしょう。
従来の「相場を調べる」と何が違う?
ここまで読んで、「写真から相場を調べる機能は以前からなかった?」と思った方もいるかもしれません。
実はメルカリには以前から、出品ホームに「相場を調べる」という機能があります。
こちらも商品を撮影すると、写真から似た商品を探し、売れそうな価格などを確認できます。
つまり、「写真を撮って相場を確認する」という機能自体が、今回初めて追加されたわけではありません。

主な違いを整理すると、次のようになります。
| 相場を調べる | 持ち物査定 | |
|---|---|---|
| 写真から商品を探す | ○ | ○ |
| 相場・参考価格を確認 | ○ | ○ |
| 出品へ進む | ○ | ○ |
| 持ち物一覧に残す | ― | ○ |
| 後から出品につなげる | ― | ○ |
従来の「相場を調べる」は、これから出品したい商品の相場を確認するときに使いやすい機能です。
一方、持ち物査定では、まだ売ると決めていない商品も査定して「持ち物」として残しておけます。
例えば、購入した商品を一度査定して「今ならだいたいこのくらいで売れそう」と確認しておき、しばらく使った後に不要になったら持ち物一覧から出品する、といった使い方も考えられます。
写真から相場を調べられる点は似ていますが、今回の持ち物査定は「今売りたい物」だけでなく、「自分が持っている物の価値を確認して、後の出品につなげる」という使い方ができる点に違いがあります。
ただ、実際に使ってみると、すべての商品で正確な査定結果が表示されたわけではありません。
次に、ぬいぐるみやイヤホン、キャラクターグッズなどを実際に査定して、どのくらい相場に近い結果になったのか紹介します。
「持ち物査定」を実際に使ってみた

ここからは、実際にいくつかの商品を「持ち物査定」で調べた結果を紹介します。
今回試した範囲では、実際の相場に近い金額が表示される商品もあれば、推定価格が大きくズレる商品もありました。
また、同じ商品でも撮り方を変えることで結果が改善するケースも確認できました。
限定ぬいぐるみは推定価格がかなり安くなった
まず試したのが、地域限定で販売されているポケモンのぬいぐるみです。
この商品は新品未使用であれば、メルカリで5,000円前後で売れる可能性があります。
ところが、実際に写真を撮って査定すると、最初に表示された推定価格は実際の相場よりかなり安い結果になりました。

候補を確認すると、同じキャラクターではあるものの、通常販売されている別のぬいぐるみなども表示されています。
ただし、候補の中には私が撮影したものと同じ限定商品も表示されていました。
そのため、最初に表示される推定価格がおかしい場合でも、そこで判断するのではなく、候補の中に同じ商品がないか確認した方がよいでしょう。
同じ商品が見つかれば、その価格を相場の参考にしたり、商品情報を利用して出品へ進んだりできます。
ただし、自分が持っている商品と本当に同じものなのか、商品名や状態などは必ず確認してください。
イヤホンは撮り方によって査定結果が変わった
続いて、イヤホンを査定してみました。

最初はイヤホンをケースに収納した状態で撮影したところ「ケース単体」に近い商品として認識され、実際の相場とはズレた結果になりました。
そこで今度は、ケースを開いて中のイヤホンが見える状態で撮影してみます。するとイヤホン本体を認識し、実際の相場に近い査定結果が表示されました。
この結果から、写真でうまく商品を認識できない場合は、商品の特徴が分かるように撮り直すことで改善する可能性があります。
例えば、次のような方法が考えられます。
- ケースなどで商品本体が隠れている場合は見える状態にする
- ロゴや特徴的な部分が分かるように撮影する
- 撮影する角度を変えてみる
一度の査定結果だけで判断せず、結果がおかしいと感じたら撮り直してみるのもよいでしょう。
クリアカードは実際の相場に近い結果になった
一方、キャラクターのクリアカードでは、商品を問題なく認識できました。
表示された推定価格についても、実際の取引相場に近い結果でした。

すべての商品で査定額がズレるわけではなく、商品を正しく認識できれば、写真を撮るだけで大まかな相場を確認できます。
商品名を自分で調べて検索する手間を減らせる点は、実際に使って便利だと感じた部分です。
本などはバーコードから査定する方法もある
持ち物査定では、写真だけでなくバーコードを読み取って査定することもできます。
実際に文庫本のバーコードを読み取ったところ、正しい商品タイトルが表示され、査定結果を確認できました。

今回試した文庫本では、バーコードから正しい商品を特定して査定できました。
そのため、バーコード査定に対応している商品なら、写真だけでなくこちらを利用する方法もあります。
査定額がおかしいときに確認したいこと

今回いくつかの商品を査定した結果、最初に表示された推定価格がおかしくても、別の方法で相場を確認できるケースがありました。
査定結果に違和感がある場合は、次の点を確認してみてください。
- 商品の特徴が分かるように撮り直す
- 表示された候補の中に同じ商品がないか確認する
- バーコード査定に対応している商品なら試してみる
- 実際に売れている同じ商品の価格を自分でも確認する
特に確認したいのが、推定価格だけではなく、その下などに表示される候補商品です。
今回の限定ぬいぐるみでは、最初の推定価格は実際の相場よりかなり安かったものの、候補の中には正しい商品も表示されていました。
そのため、自分の商品と同じ候補が見つかれば、そこから価格を参考にした方が実際の相場を判断しやすい場合があります。
正しい商品を見つけられれば、必要に応じてその情報を利用して出品へ進むこともできます。
ただし、候補として表示された商品情報をそのまま使うのではなく、自分の商品と内容が合っているか必ず確認してください。
「持ち物一覧」はどんなときに便利?

持ち物査定で個人的に面白いと感じたのが、査定した商品を「持ち物一覧」に残しておけることです。
例えば、新しく購入した商品を一度査定しておき、「今売るならこのくらいになりそう」と大まかな価値を確認しておく。
そのまま商品を使い続けて、数か月後に使わなくなったとき、持ち物一覧を見て出品する、といった使い方ができます。
つまり、
- 持っている商品を査定する
- 持ち物一覧に残しておく
- 商品をそのまま使用する
- 不要になったら持ち物一覧から確認する
- 出品する
という流れです。
今すぐ売る予定がない商品でも「売ろうと思えばこのくらいになりそう」と把握しておけるのは、従来の相場確認とは少し違った使い方でしょう。
持ち物査定を実際に使って感じた注意点

持ち物査定を実際に使ってみて、一番注意したいと感じたのは「最初に表示された査定額だけで出品価格を決めないこと」です。
公式では、類似商品の取引情報などを利用して査定すると案内されています。
一方、画面中央に表示される推定価格が具体的にどのように算出されているのかについては、私が確認した範囲では分かりませんでした。
今回の検証でも、実際の相場に近い結果が出た商品がある一方、限定ぬいぐるみのようにかなり安い金額が表示されるケースもありました。
高めに査定された場合は、その価格で出品しても売れない可能性があります。
それ以上に注意したいのが、本来もっと高く売れる商品を安く査定されたケース。先ほどのぬいぐるみのように、査定額をそのまま信用して安値で出品すると、本来より安く商品を手放してしまう可能性があります。
そのため、持ち物査定は相場を調べるための判断材料として使い、実際に出品するときは同じ商品の売却済み価格なども自分で確認することをおすすめします。
AIにすべて任せるのではなく、
持ち物査定で大まかな相場を確認する → 候補商品を見る → 最後は自分でも相場を確認する
くらいの使い方が、現時点ではちょうどよいと感じました。
まとめ|持ち物査定は相場確認の参考として使う

メルカリの「持ち物査定」を使うと、写真やバーコードなどから商品の参考価格を手軽に確認できます。
実際に使って便利だと感じたのは、次のような点です。
- 写真から手軽に参考価格を確認できる
- 候補商品から同じ商品の相場を探せる
- 撮り方を変えると認識結果が改善する場合がある
- バーコードから査定できる商品もある
- 査定した商品を持ち物一覧に残しておける
一方、今回の検証では、別の商品として認識されたり、実際の相場よりかなり安い推定価格が表示されたりするケースもありました。
特に安すぎる査定額をそのまま信用すると、本来より安い価格で出品してしまう可能性があります。
そのため、個人的には「この商品はいくらくらいで売れそう?」と相場を調べ始めるきっかけとして利用するのがおすすめです。
表示された推定価格だけで出品価格を決めず、候補商品や実際の売却相場も確認したうえで、最終的な価格を決めるとよいでしょう。
YouTubeでも詳しく解説しています

ブログでは伝えきれない内容や、実際の画面を使った解説はYouTubeでも発信しています。
- 売れやすくするコツ
- トラブルを避ける考え方
- メルカリの最新情報
- 視聴者さんからいただいた相談への回答
など、一般のフリマ利用者向けに分かりやすく解説しています。
記事とあわせて見ていただくと、より理解しやすくなると思います。


