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- AirPods Pro と比較検討してる人
- Soundcore Liberty Air 2 Proを長期間使ったレビューを読みたい人
- Life P3 と比較した印象を知りたい人
格安無線イヤホンを使っていたが、都会の喧騒が限界に達し、ノイキャン搭載【Anker Soundcore Liberty Air 2 Pro】を購入した。半年ほど経過したが、このイヤホンの素晴らしさを共有したくブログを書いている。
結論から言うと質感重視であれば【Soundcore Liberty Air 2 Pro】だが、コスパ重視なら後半で紹介する【Soundcore Life P3】を購入した方がいい。
ちなみに私は性能よりも感覚で語るタイプだ。細かなオーディオ知識もなければ経験もない。その点が気になる人はブラウザを閉じてほしい。ただ一応、 AirPods Proも試聴をした上で書いている点だけ強調しておく。
当時の私はAirPods Pro を検討していた。しかし3万円近い値段は許容できず困り果てていた。そんな中でたどり着いたのが【Soundcore Liberty Air 2 Pro】だ。
少し脱線するが、イヤホンに3万円するのは価格設定がおかしい。例えばSONYが誇る高コスパイヤホン【MDR-EX31BN】はノイキャン搭載で8千円。2013年という時期を考えれば破格の安さだった。
あれから8年近く経過しているのに、ワイヤレスとは言え3万円は高すぎる。明らかにAppleブランドでカサ増しされてる料金だ。そこで高コスパ品を探し始めた。
ちなみに【Soundcore Liberty Air 2 Pro】以外にも、1万円台ノイキャン搭載のイヤホンは多い。それでは何故選んだのか?メリットを踏まえつつ紹介していく。
この記事の目次(クリックでジャンプ)
外観
私が購入したのは「ネイビー」である。黒・白・青・ピンクの4色展開なので、好みの色を探して欲しい。
何より質感が素晴らしい。革製品のような手にペタッと馴染む感触がある。比較していたAirPods Proのつるつるとした質感が苦手だったので、これは嬉しい。
「AirPodsを失くした?なら街で拾えばいい」
とネタにされるくらいなので、あちらは実際に落としやすいのだろう。しかし【Soundcore Liberty Air 2 Pro】はマット調で滑りにくい。何より高級感があるのも好き。
ケースと同様に、イヤホンもマット仕上げ。ただ側面部分の質感はツルツルしている。まぁ見えにくい部分なので気にしない。
イヤーピースは脅威の9通り(Mサイズは初期装着)カナル型イヤホンとの相性次第だが、どんな耳でも使わせられる気合を感じる。
蓋の開閉はスライド式。イヤホンを頻繁に使うと分かるが、片手で開けやすいのは重要だったりする。マット調なので滑りにくいのが活きている。
充電方式はUSB-C。しかし後述するがワイヤレス充電対応かつ電池持ちがいいので、直接つなぐ機会は少ない。ちなみにAirPods ProはLightning。なぜ…?
製品の特徴・メリット
ここから先は製品を使っている上で、私がより強く感じたメリットのみ紹介していく。音響機器の知識はないが、半年使った素人の経験なりに参考となるだろう。
価格がやすい
【Soundcore Liberty Air 2 Pro】の価格は12,980円。もちろん無線イヤホンでは高めだが、機能を考えれば格安と言える。Air Pods Pro は29,000円なので差額は約16,000円。こちらを2つ購入してもお釣りが出る。そのくせイヤホンとしての機能さはほぼ皆無だと言っていい。iPhone使ってるけど流石にAir Podsは高すぎる。
デザイン
今回は結果的にコスパも良くなったが、デザインにも惚れ込んでいる。ちなみに私は普段、性能よりもデザイン重視で購入している。
作業空間にも馴染む質感。在宅ワークはもちろん、外出先での使用時にテンションが上がる。お気に入りガジェットは気分を揚げる意味でも大切だ。
ノイズキャンセリング
過去に【MDR-EX31BN】を使っていたのでノイズキャンセルの凄さは知っている。だが無線イヤホンでの経験はなかった。結果的に
「なぜ俺は、すぐに購入しなかったのだろうか…」
と後悔している。ノイズキャンセリングは本当に凄い。
パチンコ店の前を通った時を想像してほしい。扉が開いた瞬間に、店内の騒音が流れてくる。しかし扉が閉まった途端、その音は消滅する。あの感覚に近い。それがノイズキャンセリング機能だ。
特に重宝するのが出先での作業中。前後の客の声がうるさいこともあるだろう。イヤホンを装着するだけでノイズを締め切ることができる。完全にとは言えないが「隣の教室で騒いでる声」くらいに小さくなる。
音楽流せば良くない?←音楽が邪魔
ただ恐らく
外の音が気になるなら、普通のイヤホンで音楽流せばよくない?
といった反論が出るだろう。正直、購入する前の私がそうだった。
音楽を流せば雑音も気になりにくくなる。ただその時、音楽自体が邪魔になることがある筈だ。集中してきたら尚更同じ。
うるさいから音楽を止めたい。でも止めるとうるさくなる。この悩みを解決するのがノイズキャンセル。装着すると水に入ったような感覚になる。後はBGMをかけるなり、ラジオを聴くなり自由にすればいい。
難聴対策になる
個人的に感じたメリットだが、ノイズキャンセルによって難聴対策になると思っている。通常のイヤホンだと外がうるさい場合、音量をかなり上げなければ聞き取れない。特にオーディオブックやリスニング教材など、音声自体が小さい場合は尚更だ。
音量を上げれば、それだけ耳の負荷が大きくなる。次第にヘッドホン難聴と呼ばれる「近くにいるのに聞こえにくい現象」が発生してしまう。
ヘッドホンやイヤホンを使い、大きな音量で音楽などを聞き続けることにより、音を伝える役割をしている有毛細胞が徐々に壊れて起こる難聴です。少しずつ進行していくために初期には自覚しにくく、とはいえ失った聴覚は戻りません。
ヘッドホン難聴(イヤホン難聴)について|e-ヘルスネット(厚生労働省)
しかしノイキャン搭載であれば、外部の音を勝手に遮断してくれるのだ。現に厚生労働省のサイトでも、ヘッドホン難聴の予防として『周囲の騒音を低減する「ノイズキャンセリング機能」のついたヘッドホン・イヤホンを選ぶ』事が推奨されている。
健康と精神衛生のためにも賢く【Liberty Air 2 Pro】を使用していきたい。
バッテリー持ちが長い
フル充電してから約7時間(ノイキャン時は6時間)の連続使用が可能。AirPodsが最大4.5時間と考えれば十分な長さだ。まぁ正直な話、海外出張でも行かない限り長く使うことはない。これは誤差の範囲かもしれない。
ケースは充電器になる
この手の商品を知らない人に向けて解説する。実はイヤホンを使わない状態では、ケース内で勝手に充電してくれる。この時間を含めれば約26時間(ノイキャン時は21時間)分の再生が可能だ。旅先ですら充電の心配は少ないと考えていい。不安ならUSB-Cでも充電できる。
無線充電に対応
無線充電に対応しているので、置くだけ充電可能となる。そもそもバッテリー持ちがいいけど、ふとした時に充電が切れる心配がなくなるのは大きい。自宅に帰ったら置くルーティンを作ろう。
ちなみに私が愛用している【HYPER 2-in-1ワイヤレス充電スタンド】ならiPhone12と一緒に充電も可能だ。一度検討して見て欲しい。
防水性
防水性能に関してはオマケだと思ってるし、そもそも雨の日にずぶ濡れで使う機会がない。しかし、あるに越したことはないだろう。防水規格は【IPX4】に対応。
あらゆる方向からの水の飛まつを受けても有害な影響を受けない。
との事。ランニング中の汗や軽い雨なら問題ないと思っていい。
余談:洗濯機に入れてしまった…
実は先日、このイヤホンを洗濯機に入れてしまった。防水規格上はアウトである。
Bluetoothイヤホンを洗濯してしまったぜ!!!😭😭😭オーディオブックを聴けないのは地獄…暫く有線で過ごします…😢乾燥して数日経過したらもう一度使ってみる。ダメなら買い直しです😇
きゃたぬきのTwitter
しばらく防湿庫に保管して乾燥させた結果、今でも問題なく動作している。偶然かもしれないが、ポケットに入った状態で洗濯しても諦めなくていい…かもしれない。あくまで参考に。
非公開: 【デザイン買い】Re:CLEAN 防湿庫 購入レビュー【RC30L-AN】イヤホンを外すと再生停止
イヤホンを外すと自動的に再生停止される。例えば買い物をする風景を考えてほしい。両耳で音楽を聴き、いざ自分の番になったら片耳を外すでしょう。その時、いちいち再生停止する手間が無いのだ。
しかしこれに対して
「別に流しっぱなしでも良くない?」
と感じるかもしれない。確かに片耳さえ空いていれば相手の声は聞こえるだろう。だがこれは主観だが、実際に聞き分けるのは案外難しい。
ポイントカードはありますか?
レジ袋はお持ちですか?
お支払い方法は?
などの会話を、音楽垂れ流し状態で聞き取るのは困難だ。もちろん両方外せばいいのだが、買い物が終わった後に付け直すのも手間。
何より外すだけでコンテンツを聞き逃す心配もないのは嬉しい。オーディオブック等で自動停止することで、いちいち戻る必要がないのだ。
ちなみに再生停止するのが嫌であれば、設定から解除できるのは覚えておこう。
片耳のみで使用可能
案外便利な機能として、片耳だけで使用が可能。ケースから片方だけ取り出せば勝手にモノラルモードに切り替わる。
家事の合間にラジオを聞くときなど、外の音をしっかり聴きたいときに重宝する。
操作をカスタマイズできる
イヤホンをタップする操作を、自分好みにカスタマイズできる。変更できるのは
- タップ1回
- タップ2回
- 長押し
の3種類、左右とも設定可能だ。ちなみに私の愛用設定を紹介しておく。
- タップ1回:再生/一時停止
- タップ2回:左は「戻る」右は「次へ」
- 長押し:モード設定「ノイキャン→外音取り込み」
他にもメリットは様々あって
- 外音取り込み
- イコライザ調整
- 通話マイク搭載
など。だが話が長くなるので割愛する。
使ってて微妙な点
メリットばかり書いては疑われるので、使ってて微妙な点を紹介しよう。私が感じたデメリットは大きく3つだ。
片耳だけの設定が微妙
最初の欠点は「片耳のみ使用時の設定」について。前述の通り、各自でタップ操作をカスタマイズできる。
しかしモノラル使用時は「タップ1回」の操作ができない。タップ2回・長押しのみ設定が可能なのだ。私は一度タップしたら再生停止したいのに…
もちろん2回タップで再生停止にすればいい話だ。だがその手間が無駄で嫌い。恐らくイヤホンを外せば再生停止するので不要との考えだろう。しかし、何故わざわざ設定不能にしたのか分からない。
外音取り込みと日本の相性が悪い
【Liberty Air 2 Pro】には「外音取り込みモード」が搭載されている。これはイヤホンを外す事なく、外の会話を聴くことのできる機能だ。駅のアナウンスや会話も支障なく聞き取れる。
買い物の時もイヤホン外す必要ないじゃん!
そう思ったが現実的じゃなかった。店員からは「イヤホンをつけっぱなしの奴」にしか見えず、対応が雑になる為だ。
例えるなら「本人の近くで悪口を言われる感覚」に等しい。こちらは聴こえてるが、相手は聴こえてないと思い込んでいるのだ。
これは日本独特、ひいては私固有の感性だろう。気にしなければいい、と言えばそれまでだ。しかし露骨に対応が雑になるとショックを覚える。モヤモヤするなら片耳を外した方がマシ。
日本社会で外音取り込みを使うのは難しいと思う。機能自体が優れているだけに惜しい。
廉価モデル【Life P3】との比較
最後にして最大のデメリット。実は【Liberty Air 2 Pro】発売以降、新たに登場した【Soundcore Life P3】という廉価モデルが存在する。
機能はLiberty Air 2 Proと同等。価格は10,000円
こいつが「できる後輩」すぎて困惑する。
【Liberty Air 2 Pro】とほぼ同じ機能を持ちながら、価格が3,000円程度安い。後述する点を考慮しなければ【Life P3】を購入した方がいい。
- 高級感
- 片手で開閉できる
- イヤホン脱着で再生OFF
誤解される前に言っておくが、私は自腹で【Life P3】を購入しているので、断じてエアプではない(今は妻が使ってる)その上で軽く比較していこう。
Soundcore Life P3 は質感がチープ
最大の比較対象は「本体の質感」になる。というより、ほぼこれしか無いと言ってもいい。一応、ほんの少しだけ音質が劣るけど「あぁ比べればそうかも…」程度なので誤差の範囲。
Soundcore Life P3は廉価モデルなので、質感はお世辞にも良くない。例えるなら【コーヒー粉を入れる缶】のような手触りを想像してほしい。あれを触れば【Life P3】の感覚が体験できる。
ケースの開閉方法が異なる
また、ケースの開閉方法が異なる。【Life P3】は片手で開けられないと思っていい。というのも前述通りのスベスベ感触なので、親指だけで開けるのは落下の危険性がある(実は私が落としてる)
…とはいえ、これは私の主観でしかない。コスパだけで考えると万人に勧められるのは明らかに【Life P3】である。
なんで自社製品を潰す自社製品を出したんだ…?
イヤホン脱着での再生停止
地味な違いとして【Life P3】はイヤホン脱着時の再生停止ができない。前述した通りだが、普段の買い物でイヤホンを外す時に細かな差が生じる。
だが一方で「このために+3,000円払う価値があるか?」と言われると微妙だ。価格だけなら間違いなく【Soundcore Life P3】を購入するべきだ。
それでも、Liberty Air 2 Proが最高
しかし、やはり私は【Liberty Air 2 Pro】を購入して良かったと思っている。その理由はシンプルで「長期間使用するガジェット」だからだ。
恐らく2年は使用するので日割りで考えると、差額は1日5円。むしろ細かな機能を考慮すれば、時給換算的に余裕で元が取れる。
普段から頻繁に利用するなら、機能だけでなく見た目も重視するべき
とは私の持論である。確かに性能差はごく僅かだし、差額の3,000円あればキャベツ20玉くらい購入できる。しかし長く使う製品だからこそ、所有欲を満たせるのは大切ではないか?
私はこのイヤホンを手に取る度に「美しい…」と惚れ惚れしている。片手スライドで開けられる機構も、脱着によって再生停止するのもスマートで最高だ。
もちろん、安くていい機種が登場したから、自分を無意識に慰めているだけかもしれない。しかし比較したからこそ私は【Liberty Air 2 Pro】で良かったと心から思っている。
どうか、好きな方を購入してみてほしい。
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参考文献
「IPX4」の生活防水はどのくらいの防水性能? – PlantesSucculentesの雑記 https://plantessucculentes.hatenablog.com/entry/IPcode-bousuisenou
Soundcore Liberty Air 2 Pro|完全ワイヤレスイヤホンの製品情報 https://www.ankerjapan.com/products/a3951
ヘッドホン難聴(イヤホン難聴)について | e-ヘルスネット(厚生労働省) https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/sensory-organ/s-002.html#:~:text=%E3%83%98%E3%83%83%E3%83%89%E3%83%9B%E3%83%B3%E9%9B%A3%E8%81%B4%EF%BC%88%E3%82%A4%E3%83%A4%E3%83%9B%E3%83%B3%E9%9B%A3%E8%81%B4%EF%BC%89%E3%81%AF,%E3%81%99%E3%82%8B%E3%81%93%E3%81%A8%E3%81%8C%E5%A4%A7%E5%88%87%E3%81%A7%E3%81%99%E3%80%82