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メルカリ「コピペ依頼」はやめた方がいい理由

メルカリに慣れた人は取引メッセージをコピペで済ませる。中には依頼文さえ定型文にしている人もいるほど。

到着時刻の指定は、18時〜21時の間でお願いします。

と言った形。とても合理的だが、残念だった評価の原因になると知っても使えるだろうか?

今回はた〜まに使われるコピペ依頼文について、なぜ嫌われてしまうのか私の独断と偏見で解説していく。

きゃたぬき
きゃたぬき

きゃたぬきです。TwitterYouTubeもやっています。

なお、厳密にはコピペか否か100%証明できないので、コピペっぽいなぁ…と感じる文章だと思ってほしい。ほら詐欺サイトの歪な日本語って感覚でわかるじゃない?あんな感じ。

コピペ依頼とは?

主に購入後、作成した依頼文をすぐ送る行為。具体的には以下

購入させて頂きました。

ご面倒ではございますが、以下の2点に関してご対応いただけますでしょうか。

  • 1:「平日の午前中指定」でお願いします。
    • →日時指定が難しい場合、出品者様の都合に合わせて大丈夫です
  • 2:発送伝票を外箱に貼らず、覆ったビニールに貼りつけるなど、何かしらの方法で保護していただけますか?
    • →箱がない場合は特に問題ありません。

それでは、よろしくお願い致します。

こんな内容を取引開始1分以内に書けるはずもない。もちろん内容は様々で、

  • 取引IDを記載させる(個別解説済み。コチラ
  • 段ボール使用を指定
  • 置き配しないよう依頼

などの種類がある。

予め言うと依頼のほとんどは容易い内容。加えて出品者に「断る」選択肢を用意している場合も多い。だが、これら内容が逆効果になってしまう。詳しくは後述

コピペ依頼が不愉快になる理由

そんなコピペ依頼だが低評価をもらう可能性があるため非推奨。というか私が(出品者として)不愉快なので辞めて頂きたい。その理由がこちら

  • やって当然でしょ?感
  • 半強制的である
  • 転売ヤーっぽさ

やって当然でしょ?感

簡単な内容だから提案していい。そう思ってるからコピペ依頼する訳だが、その所作が気に食わない。先ほどの例を見ながら確認してみよう。

「平日の午前中指定」でお願いします。もし日時指定が難しい場合、出品者様の都合に合わせて構いません

天候が不安定なため、防水対策をお願い致します。

上2つの内容は一般的。もし購入前にコメントされれば快く引き受けるだろう。だが問題はコピペで送ってきた(と思われる)無神経さにあるんだ。

メルカリはオンライン取引、だが画面の向こうには人がいる。たとえ普通の内容でも、手順を間違えれば不愉快になるのだ。

加えて購入後に依頼するという状況も不愉快。 いわば取引とは契約を交わす行為だが、後で条件を追加する理不尽さは言うまでも無い。

あ、これやっといてくれる?…まさか取引始まったのに断らないよね?

内容の軽さも含め、出品者は蔑ろにされた印象を受けるのだ。

選択肢が半強制的

コピペ依頼は「断る」選択肢が用意されがち。おそらく出品者に手間を無理強いしない…と配慮したつもりだろう。だが私からすると選択を迫られた時点で不愉快なのだ。

  • 応じる:「やって当然でしょ?」感に負けた気がして不愉快
  • 応じない:機嫌を損ねて残念だった評価されそうで嫌

冒頭で話した通り、コピペ依頼は内容のほとんどが簡単なもの。それゆえ断った場合の低評価が怖いのだ。

このくらいやってよ。買ったんだからさ…

と反感まで購入されそうなんだ。

もちろん購入者は低評価なんてしない。しかし出品者は確信を得られず不安なのだ。そのため評価を心配した人は提案に応じざるを得ない。これは一種の強要かもしれない。

仮に取引前だったら話は変わる。無理なら断れるし、断った上で購入されれば対応しなくて良い。しかし取引開始後に提案されたから半強制的な印象を受けるのだ。

つまり選択肢を与えたつもりが、不自由な2択を迫ってるように感じさせるんだ。やがて不愉快に思った出品者が、残念だった評価をつけるだろう。

転売ヤーっぽさ

頻繁に同じ要求を繰り返してるからコピペ依頼を使うんだ。 同じような商品をたくさん購入する…って事は転売ヤーじゃないか?と疑われてしまう。結果、残念だった評価につながる。

一応言っておくと、私は商品をどう使われようと正直どうでもいい。相場さえ守れば全く遭遇しないし、そもそも自分が価格を決めたのだから相手を責めるのは筋が通らない。

【なぜ狙われた?】自分の商品が転売された時の対処法と予防策【メルカリ】

だがメルカリは利用者の感情によって評価が下される。転売ヤーが嫌い!という出品者に当たれば(転売ヤーは)低評価になるだろう。理屈ではなく感情の話。

そしてコピペ依頼文は「私が転売ヤーです」と宣言してるような物なんだ。繰り返すが、コピペを作るほど頻繁に要求するなんて普通じゃないからだ。

まぁ強いて言えば、特定のジャンル(カードゲーム等)に絞ってメルカリを使うなら同じ要求を繰り返すだろう。また転売ヤーではなくコレクターかもしれない。

ただ重要なのは出品者が何を感じたかである。 仮に同じ製品を買い漁るマニアだろうと、転売ヤーと断定されれば残念だった評価をつけられる…かもしれない。繰り返すが、これは感情の話である。

依頼は購入前にしてくれ。コピペでいいから

察しがついたと思うが、購入後に依頼する行為がそもそも嫌われる原因である。何度もしつこいが、内容は難しくもないし、取引前であれば快く応じるだろう。

だが後出しで、しかもコピペで依頼されることで「やって当然だよね」という半強制さを感じ、中には商品が転売される…と憤りを覚える人もいるのだ。いずれ残念だった評価、あるいは良かった評価+コメントで指摘される。

コピペで依頼しても構わない。ただ取引前に教えてくれ。その内容に応じるかを含めて、契約書は交わされるべきなのだ。 楽天市場だってそうしてる。メルカリでも同じことをしよう。いや、してくれ!頼む!

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以上、参考になれば幸いです。

それじゃあ、また!