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2023年7月、Yahoo!フリマ（旧：PayPayフリマ）・楽天ラクマにて登場した「ゆうパケットポストmini」がメルカリでも使用可能となった。本記事では送料や注意点を紹介しつつ、ゆうパケットポストとの違いを考察していく。
専用封筒が品薄になっていますが、一過性なのですぐ解決します。詳細は別記事
【転売】ゆうパケットポストminiが品薄になってる件【日本郵便が悪い】 この記事の目次（クリックでジャンプ）
解説動画
下記の動画でも詳しく解説しています
前提：ゆうパケットポストとは
話を展開する前に軽くおさらい。「ゆうパケットポスト」とは郵便ポストに投函するだけで商品を発送できるサービス。
- 梱包材：何でもOK
- 規格「ゆうパケット」より大きい
- 専用シール：１枚５円〜
詳しくは別記事で解説してるので参照して欲しい。
【初心者向け】ゆうパケットポストとは？発送方法から、シール入手方法まで解説します！
小さいけど安い【mini】登場
そして今回ゆうパケットポストに新サービス「ゆうパケットポストmini」が登場した。
- 梱包材：専用封筒
- 規格小さめ（DVDケースくらい）
- 専用封筒：１枚２０円
ざっくり表現すると
小さくて安い「ゆうパケットポスト」
となる。これを踏まえて説明していこう。
送料/専用封筒の販売場所
早速「ゆうパケットポストmini」の送料を紹介しつつ従来の「ゆうパケットポスト（シール版）」と比較してみよう。下図参照
| 9/27 現在 | メルカリ | 楽天ラクマ | Yahoo!フリマ（旧：PayPayフリマ） |
|---|---|---|---|
| ゆうパケットポストmini | 180円（-40円） | 180円 | 170円（-10円） |
| ゆうパケットポスト（シール代含む） | 220円 | 180円 | 210円* |
「ゆうパケットポストmini」を使えば、メルカリ、Yahoo!フリマ（旧：PayPayフリマ）は40円の節約になる。ラクマは金額差がないため自由選択だが
まず、ゆうパケットポストminiに入るか検討やなぁ
と出品者は考えるだろう。
そんな「ゆうパケットポストmini」は残念ながら入手性が悪い
- 販売価格：１枚２０円
- 販売場所：郵便局のみ（2023/09/27時点）
１枚２０円は問題ないけど販売場所が【郵便局のみ】なのだ。Yahoo!フリマ（旧：PayPayフリマ）で先行解禁された７月１９日から２ヶ月間変化なし。
ただ時間の問題。利用者トップのメルカリで送料180円なら徐々に利用者が増えて入手性も上がる筈。いずれ専用シールと同様ローソン・百均でも販売されるだろう。それまでの辛抱。
ゆうパケットポストminiの専用封筒、使い勝手
可能性を感じる「ゆうパケットポストmini」だが専用封筒の使い勝手はどうか。重要な点を絞って紹介していくが詳しくは動画版を参考にしてほしい（2:25~）
想像より入らない
専用封筒の内寸（内側に入るサイズ）は長辺21.1cm × 短辺16.8cm。これは一般的なDVDケースより少し大きい程度である。
試しにDVDケースを入れたがギリギリな印象。入るけど緩衝材は使えないし勿論これより大きい商品は使用不可。
ただ化粧品など小さい商品なら緩衝材に巻いて梱包できる。
無理に入れると剥がれる
専用封筒は３辺をノリで固定してるため、無理に入れると剥がれてしまう。余裕ある梱包を心掛けよう。
なお変形・加工は禁止されているため、剥がれ防止のテープ補強もダメ…かもしれない。自己責任で。
それ以外、問題なし
以上２点はネックだが許容できるなら「ゆうパケットポストmini」が有力な選択肢となる。商品を選ぶけど圧倒的安さを誇る素晴らしいサービスだ。
（推察）ゆうパケットポストmini が登場した理由
最後に「ゆうパケットポストmini」が登場した理由を推察する。結論から言うと、輸送効率を上げつつ確実にポスト投函させるためだろう。
そもそも「ゆうパケットポスト」が安い理由は郵便局員またはコンビニ店員の対応時間を減らせるから。局員の作業時間を増やしつつ、業務提携してるコンビニから発送させない事で出費を減らしてる…と思う。
ゆるい制限で再配達に繋がる
しかし「ゆうパケットポスト」は厚すぎて自宅ポストに投函できない事がある。これにより手渡しが発生するし不在なら再配達が必要になる。
例えば通常の「ゆうパケット」は厚さ3cmが上限。これは自宅ポストに問題なく投函できるサイズとされる。一方「ゆうパケットポスト」は
郵便ポストに投函可能な厚さ
※郵便ポストに投函可能な厚さの目安は3cmです。
と曖昧である。そして郵便ポストの投函口は実際3.7cm程度まで入ってしまうのだ。
まとめると
- 住宅、マンションの投函口：概ね3cm
- 郵便ポスト：3.7cm
つまり郵便ポストに投函できるのに、自宅ポストに投函できないのだ。
ポストに入らなければインターホンを鳴らすしかない、そして居住者がいなければ再配達が必要。削減した人件費が別の理由で上がってしまったのだ。
需要とりつつ対策を講じる
ただ3センチを超えられるから「ゆうパケットポスト」が選ばれるのも事実であり、多くの荷物は投函できている。総合的にコスト削減できたから今も続いているのだ。
しかし改善の余地はある。
- 3cmを超える：今まで通り受け入れ
- それ以下：更に小さくしたい
ゆうパケットポストは梱包が商品に比べて大きすぎる事がある。これを小さくできれば一度に沢山運べる。ポストに入らない荷物を受け入れても節約分が勝るだろう。
小さいけど安い「ゆうパケットポストmini」
そこで「ゆうパケットポストmini」が登場した。発送の手軽さを残しつつ確実に自宅ポストに入るし輸送コストも削減。日本郵便の理想とするサイズが専用封筒なのだろう。
もちろん専用封筒が必須なのにサイズ小さいなら誰が使うのって話。だから各社公式便として最も安い送料になるよう調整したのだろう。メルカリなら-40円、Yahoo!フリマ（旧：PayPayフリマ）は-10円の形。
値引き額から見えるメルカリの凄さ
逆説的に考えると「ゆうパケットポストmini」にはメルカリで40円の大幅値下げをする価値があるのだ。何だかんだフリマアプリNo.1であり配送業者の荷物も殆どメルカリの商品。その荷物が小さくなれば物流効率は更に上がる。
つまり「ゆうパケットポストmini」の値引き額で各フリマアプリの影響力を理解できる。Yahoo!フリマ（旧：PayPayフリマ）は10円とメルカリ程の影響力はなく、楽天ラクマは利用者の少なさが伺える。ちなみにヤフオクは25〜30円の値引きなので今なお中古市場での存在感は大きいのだろう。
10月4日からYahoo!フリマ（旧：PayPayフリマ）の「ゆうパケットポスト」が合計210円に変更。つまりメルカリと同じく価格差40円のままです。情報感謝
色んな理由から積極的に使いたい
フリマユーザとしては送料が安く、郵便局も再配達の心配がなくて嬉しい。節約しつつ配達員の手間を減らせるのだ、商品は選ぶが使えるなら積極的に使いたい。
それ故に販売が「郵便局のみ」なのは惜しい。ネコポス統合など面倒ごとが増える時期と思うが、なるべく早くローソンで専用封筒の販売を始めてほしい。
YouTubeチャンネルもあります
チャンネルでは、一般フリマユーザー向けに
- イライラしない考え方
- ちょっと売れやすくなるコツ
- 知っておくと便利な情報
などを定期的に発信しています！
また、今回のように皆さんの素朴な疑問に、できるだけ回答する企画もあります。
以上、参考になれば幸いです。
それじゃあ、また！
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参考文献
小型サイズ- ゆうパケットポストmini（ゆうゆうメルカリ便） – メルカリ スマホでかんたん フリマアプリ
https://help.jp.mercari.com/guide/articles/1479/
ゆうパケットポスト・ゆうパケットポストminiとは « フリマアプリラクマガイド集
https://faq.fril.jp/17912/
A4サイズより小さい商品
https://support.yahoo-net.jp/SccPaypayfleamarket/s/article/H000011696#yupacketpostmini
