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メルカリ「まとめ買い」機能の注意点を解説

時々メルカリで同じ出品者から複数商品を買いたい時がある。いわゆる「まとめ買い」だが2023年8月29日より公式機能としてリリースされた。

本記事ではメルカリ公式HPを確認しながら、機能内容を紹介・補足しつつ注意点を紹介していく。

きゃたぬき
きゃたぬき

きゃたぬきです。TwitterYouTubeもやっています。

解説動画

下記の動画でも詳しく解説しています

https://youtu.be/QwItqcV_qVA

「まとめ買い」機能の流れ

ぶっちゃけ【メルカリびより】で懇切丁寧に解説されているので一度参照してほしい。ここでは公式説明から引用しつつ補足していく。

まとめ買いをお願いする
  • 商品ページ下にある「この出品者の商品」
  • 出品者のプロフィール

から【まとめ買いをお願いする】を選択する。

商品を選択し、希望金額を伝える

最大10点まで選択する。なお【食品】【スマートフォン本体】【梱包・発送たのメル便】は選択できない。

また依頼には希望金額の選択が必要である。これにより従来トラブルとなっていた「値引き額の大小問題」に発展しにくくなる。詳しくは別記事参照

メルカリ:まとめ売りで「値引き額が小さい」と思ったら読む記事【値引きのコツ】
(出品者)依頼内容を確認

出品者は依頼内容を確認する。問題なければ「依頼を受けて出品する」を選択。

(出品者)まとめ売り商品ページが自動で作成

許可した時点で「○○様依頼 まとめ買い商品」という商品ページが新たに出品され、購入者に通知される。

この時、まとめ売り対象となった商品ページは全て公開停止となるため

  • まとめ買いページが売れた:公開停止ページを削除する
  • まとめ買いページが売れなかった:もう一度公開する

といった柔軟な使い分けが可能。

出品者としては商品ページの作成・非公開を自動で行ってくれるため、本当に嬉しい機能だと言える。

まとめ買いページから購入

出品者の対応が終わると「お知らせ」に通知が届く。そこから商品ページに飛んで購入すればOK。


  • 購入者:値引き額を選択できてストレスフリー
  • 出品者:商品ページを勝手に作成&公開停止できて楽

双方Win-Win。ユーザーが期待していた「まとめ買い」機能を満たしてくれた良いアップデートと言える。

まとめ買い機能の注意点

まとめ買い機能はすばらしい改善だが、微々たる注意点が存在するのも事実。主に以下の4点

  • 購入されるとは限らない
  • 別ユーザーが購入可能
  • 内容によっては送料値上げで損する
  • 出品数が多いと面倒臭い

順番に解説しよう。

購入されるとは限らない

自動作成されたページを購入して取引開始

ってことは相手が逃げる可能性を意味している。対応したのに取引できない、いわば楽天ラクマの「購入申請」と同じ悩みを抱えているのだ。

幸い商品ページは公開停止状態になっているので売れなかったら復元するだけ。またあくまで主観だが、まとめ買いを依頼して逃げるユーザーは5%以下。基本大丈夫だがサファリゾーンのラッキー程度には存在するので頭の片隅に置いておこう。

購入者はうっかり忘れないように

逆に購入者が「依頼したのに取引始まらないんだけど…?」となるケースも想定される。必ず通知を確認し、商品ページから購入を忘れないようにしたい。

別ユーザーも購入可能

自動生成される商品ページは通常と同じ扱いのため、依頼したユーザー以外も購入できる点に注意。感覚的にはマイルールの「専用・取り置きページ」に近い。

まぁ偶然同じセット商品を買いたいユーザーなんて現れないと思うが横取りされるかもしれないしメルカリは購入者優先が原則。なるべく早く買うべきなのは間違いない。

内容によっては送料値上げで損する

最も注意すべき点。例えば以下の商品が3個あったとしよう。

  • 商品価格:500円
  • 発送:ネコポス(210円)
  • 1つ当たりの売上金:240円
    • → 個別に3つ販売した場合:720円

しかし、まとめて発送するには宅急便60サイズ(750円)になる場合、以下の結果になる

  • 商品価格:1,500円
  • 発送:宅急便60サイズ(750円)
  • 売上金:600円

この時点で損しているが、加えて本機能により「希望価格○○円OFF」に応じる必要がある。どんどん赤字が増えてしまうのだ。

まとめて梱包した結果

いくらの送料になるのか?

それを踏まえて希望金額は

妥当と言えるだろうか?

まとめ買いに応じる前に、損していないかを必ず確認しよう。

出品数が多いと面倒

出品者の商品をスクロールして選ぶ都合上、商品が多いほど探すのに苦労してしまう。特にトレカ・漫画など出品数が多いカテゴリーの場合、従来の方法(コメントで依頼)が優先されるだろう。

もしかすると今後、プロフィール内の商品を絞り込んで選択できたり、いいね!した商品をまとめ買い依頼できる…かもしれない。それまでは今まで通り、オリジナルタグを使ったまとめ売りにも需要がある。詳しくは別記事

【メルカリ】オリジナルハッシュタグの使い方・メリットを解説【ラクマ・Yahoo!フリマ(旧:PayPayフリマ)】
  • 購入されるとは限らない
  • 別ユーザーが購入可能
  • 内容によっては送料値上げで損する
  • 出品数が多いと面倒臭い

以上4点ほど指摘したが、これらを吹き飛ばすほどメリットが圧倒的に上回る。記事を書くために重箱の隅を泣きながら突かざるを得なかった。許してほしい。

総括:素直に良いアップデート

2023年になってメルカリが新機能をどしどし追加しているが、本サービスは利用者が望んでいた機能の一つだろう。そして内容も申し分なし。素直に良いアップデートと言える。

更に詳しく知りたい人は、記事最後に参考文献として公式HP・ガイドラインをまとめておいた。ぜひ確認してほしい。

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チャンネルでは、一般フリマユーザー向けに

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  2. ちょっと売れやすくなるコツ
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また、今回のように皆さんの素朴な疑問に、できるだけ回答する企画もあります。

◆きゃたぬきのYouTubeチャンネルはこちら!

以上、参考になれば幸いです。

それじゃあ、また!

参考文献


まとめ買い依頼機能 – メルカリ スマホでかんたん フリマアプリ https://help.jp.mercari.com/guide/articles/1460/

メルカリがもっと便利に!まとめ買い機能が登場しました | メルカリびより【公式サイト】

https://jp-news.mercari.com/articles/2023/08/29/introduce_bundle/

フリマアプリ「メルカリ」、「まとめ買い」機能を提供開始 | 株式会社メルカリ

https://about.mercari.com/press/news/articles/20230830_bundle/