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フリマアプリ初心者です。メルカリとラクマで同じユーザー名にするべきか悩んでいます。名前を統一する利点欠点を教えてください。
といった相談は定期的に届かないけど需要ありそうなので回答する。結論、可能なら統一するといいが長所も短所もほぼ無い。好きにしてOK。その理由を解説しよう。
この記事の目次(クリックでジャンプ)
前提:複数フリマアプリを使う長所・短所
そもそもの話、フリマ名を使い分けるって相談は「複数フリマを使う」が前提にあり、順を追って長所短所を理解しないと
ユーザー名を統一すると売れやすくなる!
3つのフリマで売れる可能性あるからね!
など短絡的な判断をしてしまう。まずは複数のフリマアプリを使うメリット・デメリットを明らかにしよう。
長所2つ
フリマアプリを複数使うメリットは大きく2つ
- 売れやすくなる
- 手数料を節約できる
①売れやすくなる
複数サイトで出品すれば単純に売れやすくなる。余った楽天ポイントを使いたい人は優先的にラクマで商品を探すし、PayPayボーナスがあればYahoo!フリマ(旧:PayPayフリマ)で購入したいのだ。
②手数料を節約できる
また手数料も安く、同じ1万円の商品でもメルカリとYahoo!フリマ(旧:PayPayフリマ)は売上金に500円の差が生じる。そして出金手数料も(指定銀行であれば)無料なため、高い商品ほどメルカリ以外で売りたいのが本音。
短所2つ
一方の短所は
- 管理が面倒になる
- Yahoo!フリマ(旧:PayPayフリマ)は禁止されている
という2点が大きい。
①管理が面倒になる
商品が1つしかない場合、売れた時点で他サイトの出品を取り下げる必要がある。仮に同時に売れてしまい取引キャンセルとなれば、規約違反として利用制限などの対象となってしまう。
②Yahoo!フリマ(旧:PayPayフリマ)は同時出品できない
またYahoo!フリマ(旧:PayPayフリマ)は同時出品自体を禁止しているため、実質【メルカリ×ラクマ】しか認められていない。もちろん私は厳守している。
なお同時出品についての各ガイドラインは解説済み。こちらを参考にしてほしい。
【メルカリ】他フリマとの同時出品って違反なの?楽天ラクマ・Yahoo!フリマ(旧:PayPayフリマ)の規約から解説します- 長所
- 売れやすくなる
- 手数料を節約できる
- 短所
- 管理が面倒になる
- Yahoo!フリマ(旧:PayPayフリマ)は禁止されている
大まかに以上の長所短所がある。ここから先はユーザー名統一に関係する要素に絞って解説を進めていく。
よく言われるユーザー名統一の長所短所
次に「よく言われる」ユーザー名統一のメリット・デメリットを解説する。最初に言っておくと間違ってないが本質を捉えていない。参考程度に読み流してほしい。
長所:同じ人だと確信させる
前述通り、購入者はより都合の良い場所で同じ商品を購入したい。だがユーザ名が異なれば本当に同じ出品者か見分けがつかない。そこで名前を統一し、相手に確信を与えられるのだ。
短所:ブロックしても粘着される
一方で同じユーザ名にした場合、悪質な購入者から粘着される可能性がある。仮にメルカリでブロックしても、相手はあなたのYahoo!フリマ(旧:PayPayフリマ)のアカウントを探し当ててくる…かもしれない。
そこで商品をあえて購入し、残念だった評価をする等の嫌がらせをしてくるのだ。まぁ不用品処分目的のフリマユーザーが気にするには極稀すぎる、と補足しておく。心配しなくていい。
以上が「ユーザー名統一」のみの長所短所として挙がる内容だ。確かに間違っていないが、重要なのは購入者はいかにしてあなたを探し当てるかであり、そこまで考えると名前の統一はあまり意味がないと分かる筈。
購入者はどう判断するのか?
既に耳タコだが、購入者は最も都合の良い場所で同じ商品を買いたいと思っている。だが購入者はどのようにして
この商品はメルカリと同じ商品だ
と推察できるのか。お察しの通り、商品ページの内容で判断しているのだ。
メルカリと同じ商品画像・タイトル・説明文であれば、たとえユーザ名が異なろうと同じユーザーの商品と察せる。逆に同じ名前でも画像が全然違えば別人と判断できるのだ。
つまり購入者視点では、商品ページの内容が一致していれば「同じ人の同じ商品だ」と自然に理解できるのだ。あえてユーザー名を統一しなくても良い。これが結論。
ユーザー名統一は保険
ただ商品画像を無断転載するユーザが稀にいるため、同じ画像が並ぶ可能性もある。購入者がどちらが本物か判断するため、ユーザ名を統一するのはアリ。これが前述した長所だ。
とはいえ画像パクリは売り切れた商品を元にすることが殆どで、販売中の画像&説明文は対象になりにくい。あくまで保険の感覚に近い。
重要なのは「他サイトで出品中」
本題から若干それるが、ユーザ名統一より大きな効果を発揮するのが「他サイトで出品中」である。この文言さえあれば複数アプリを使い分ける購入者が探してくれやすくなる。
しかしこの文言は外部サイト誘導に該当する恐れがあり、規約的にグレーである。
- メルカリで「ラクマで出品中です」←削除
- メルカリで「他サイトで出品中です」←削除されない
という曖昧な現状だが、今後どうなるかは未知数。私はやっていないし推奨もしてない。自己責任で。
結論:ユーザー名統一は影響を与えない
ユーザ名統一をしなかろうと、購入者は出品ページを見ればあなたの商品だと判断できる。絶対に〇〇しろ!と断言するには長所短所どちらも弱い。好みで決めてOK。
どちらかと言うと統一推奨
ただ可能なら統一した方がいいと思う。 購入者の確信を90%から98%にできる程度だが無いよりマシ。それにデメリットである「粘着される可能性」は限りなく0に近い。トラブル報告の影には、トラブルになってない大勢の人がいることを忘れないでほしい。
物販ユーザーは統一すべき
なお物販ユーザーは統一を推奨しておく。オリジナルハッシュタグ・定型文に「きゃたぬき商店」など名前を使っている場合、修正に手間が発生するからだ。不用品を売るだけなら気にする必要ない。
【メルカリ】オリジナルハッシュタグの使い方・メリットを解説【ラクマ・Yahoo!フリマ(旧:PayPayフリマ)】YouTubeチャンネルもあります
チャンネルでは、一般フリマユーザー向けに
- イライラしない考え方
- ちょっと売れやすくなるコツ
- 知っておくと便利な情報
などを定期的に発信しています!
また、今回のように皆さんの素朴な疑問に、できるだけ回答する企画もあります。
以上、参考になれば幸いです。
それじゃあ、また!
参考文献
外部サービスなどに誘導する行為(禁止されている行為) – メルカリ スマホでかんたん フリマアプリ
https://help.jp.mercari.com/guide/articles/873/