【人気】買って良かったもの、イマイチだったもの

【メルカード解説】作ってOK。ヘビーユーザー・せどらーは必須。

今のご時世クレカの1〜2枚持ってる筈だが、あのメルカリが発行した【メルカード】は作る価値があるのだろうか?

結論、メルカリを頻繁に使うなら作成必須、それ以外は作らなくてもOK。だが永年無料かつ初回特典が豊富なので、発行して困ることはない。

きゃたぬき
きゃたぬき

きゃたぬきです。TwitterYouTubeもやっています。

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解説動画

下記の動画でも詳しく解説しています

https://youtu.be/Cdo6YiTc8R0

メルカードの概要

とりあえずメルカードの基本情報を確認しておこう。以下の通り

カード名メルカード
年会費永年無料
還元率メルカリで利用:最大4%(それ以外は1%)
還元ポイントメルカリポイント(有効期限:365日)
ブランドJCBのみ
限度額最大50万円

よくある年会費無料クレカは「一回でも使ったら無料」だがメルカードは完全0円。使わなくても年会費は一切かからないので安心だ。

メルカードの利点

そんなメルカード独自の強みを紹介しておこう。

初回特典が豊富

メルカードを発行すると初回特典をもらえる。例えば以前(23年3月)のキャンペーン内容は以下

  • 商品購入で3,000ポイント
  • 販売時の手数料30%還元(上限1000ポイント)
  • 初期設定で1,000ポイント
  • お店での支払いで25%還元(上限1000ポイント)

概ね6,000円が基準で、たまに1万円相当を超えるキャンペーンが開催される。

内容は定期的に変更されるため、公式HPで確認してもらいたい。

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メルカリの買い物が還元率UP

通常メルカリ商品はポイント還元されないが、メルカードで支払うと最大4%還元される。この数値は影響が大きく、仮に10万円分の買い物をすると

  • 通常クレカ(1%):1000円分
  • メルカード(最大4%):4,000円分

となる。またメルカリ利用者の多くが「中古1万で買い、9000で売る」ような使い方をするため、実質負担がより軽減される。

取引が多いなら発行すべき

と言われる理由がこれ。安く買い高く売ることに長けている上級者ほど、高還元率のメリットを受けやすいのだ。

メルカリ以外は通常1%

なおメルカリ・メルカリShops以外の買い物は1%還元である。これは他社クレカと同じ水準なので普通。

8の日に還元率+8%

毎月8の付く日は、還元率が+8%加算される。メルカリ以外は9%、メルカリなら最大12%還元になる。

ただし還元ボーナスポイントは上限300Pと低め。金額にして3750円支払えば達成する計算だ。そして還元を受けるには事前エントリーが必須な点に注意。

カード番号がない

メルカードには、番号がない

これはデザインとして美しいだけじゃなく、落としたり盗み見されて不正利用される心配がない、という実用的メリットがある。

まぁ逆に番号を書く際に困るのだが、メルカリを開けばいつでも確認できる。スマホを使わない日は存在しないので支障ないだろう。

審査がめっちゃ早い

従来クレカを発行するには手続きが煩雑になりがち。しかしメルカードは「メルカリ」で申し込み可能だし爆速。以下メルカードの発行条件だが

  • メルカリアカウントを保有する20歳以上
  • 本人確認済み

かなり少ない。住所・氏名・電話番号・銀行口座の番号など書く手間がないのだ。今この瞬間にでも申し込みできちゃう。

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メルカードの惜しい点

ここからはメルカードの微妙な点を紹介しておこう。

還元率がミッション制かつ不安定

引用:ITmedia NEWS

メルカードの還元率は「最大4%」である。これは条件を達成することで【2.5→3→4%】のように段階的に還元率が上がる仕組みだからだ。

ここまでは普通のクレカにもある話だが、肝心の達成条件が開示されていない。

2.5%にするための条件は3つ!

上図参照

といったヒントのみ。そして還元率は4月・10月にリセットされるため、半年ごとに(不明確な)ミッションを達成し続けないといけないのだ。

SNS上でも話題になったが、最大4%には相当メルカリを使い込む必要がある。よって毎月1回出品&購入する程度なら【2.5%〜3.5%】を推移すると考えた方がいい。それでもお得だが「本当に4%いける?」と疑わし拭えない

ショッピング保険がない

メルカードには通常クレカに備わってる以下の機能がない

  • 家族カード
  • ETCカード
  • 保険サービス
  • キャッシング機能

個人的に重要なのが保険サービスだ。例えば年会費無料のイオンカードに備わってる「ショッピングセーフティ保険」は購入後180日以内に事故で壊れた場合に商品代金を保証する機能がある。

もちろん保険なので普段使うものじゃないが、いざという時に困る点は留意しよう。

メルカリの買い物に補償をつける方法【保証書なしでもOK】

8の日の還元上限が低い

「8の付く日」は+8%の高還元になるが、上限300Pしか入手できなくて微妙。3,750円の買い物で達成してしまう。

例えば日用品の買い溜めイベントとして有名な【楽天お買い物マラソン】は最大+10%、上限7,000Pと大盤振る舞い。

せめて1,000ポイント上限にしたり、8・18・28日も対象にしてほしい…と言うのが率直な感想。

メルカード自体のポイント獲得上限

ちなみにメルカード自体の還元上限は1ヶ月ごとに決まっており、2024/04/26現在では

  • メルカリshops:P5,000
  • メルカリshops以外:P5,000

仮に還元率4%なら125,000円(合計25万)までの買い物に留めておこう。

ブランドはJCBのみ

あとJCB一択になるので、街のお店で使えない可能性もある。まぁ気にするほどじゃない。


ご覧の通り、カードのデメリット自体は小さい。永年無料で初回特典がもらえる点を考えると、発行して困ることはない。

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他社クレカと比較した懸念点

だが実際の使用場面まで考えると話は変わる。悪くない程度のクレカなら佃煮にするほど存在するのだ。その懸念材料を紹介しよう。

街で使うなら他社クレカでOK

メルカードはメルカリ内で最強。だが他店舗での利用を考えると【メルカード】を優先する理由が薄い。なぜなら多くの人は他社クレカを持っているから。

楽天カード持ってるけど、メルカードで支払った方がいいな

とはなりにくい。決して悪くないが、あえて使い分ける必然性がない。

加えて他社サービスは連携により真価を発揮する。例えば楽天ポイントは投資に回したり、光熱費の支払いに充てることも可能。もちろん楽天市場の買い物にも使える。楽天カード発行数が国内No.1なのも頷けるだろう。

  • 8の付く日
  • 売上金を消費したい

以上理由がない限り、メルカードをわざわざ街で使う必要はない。逆に1枚もクレカ保有してないなら積極的に使おう。

メルカリ=非日常の買い物

ではメルカリに絞った使い方ならどうだろうか?これに関しては間違いなくお得だが、冷静に考えてもらいたい。

メルカリで何をそんなに購入するのか?

還元率がいくら高くても、無駄なものを購入すれば本末転倒。そしてメルカリの買い物は非日用品、つまり娯楽費が多い筈だ。

例えば楽天サービスに絞って生活する「楽天経済圏」が優れているのは、日常生活に関連する消費(日用品・水道光熱費・通信費など)が多いから。これを覆すほどの利便性を今のメルカリは提供できない。

つまり現実的に考えると

  • メルカリ以外 ← 優先理由がない
  • メルカリ ← 娯楽費多め、そんなに買わない

となってしまうのだ。


私はメルカリで趣味を楽しむ!そのために使う!

と躊躇なく言えるなら最強のカード。だが生活費の支払いに使うなら「メルカード」じゃなくても良い。よって万人に推奨すべきカードじゃない、というのが私の結論。

メルカードを推奨できる人

確認した通り、メルカリでよく商品を買う人間なら推奨できるカードである。その例をいくつか上げておこう。

メルカリで購入→売却が多い人

再三だが、頻繁にメルカリ内で購入・販売を繰り返すなら手数料を実質最大6%にできるため作った方がいい。

仮に30,000円のバッグを購入し、27,000円で売却した場合(送料800円と仮定)

  • 売上金:23,500円
  • ポイント還元:1,200P
  • dポイント還元:150P
  • 損失:【-5,150円】

となる。当然だがポイント還元分(1,200円)節約できる計算。

ポイント上限を考慮すると

  • 還元2.5%:120万円
  • 還元3.0%:100万円
  • 還元4.0%:75万円
  • (全て半年の上限)

まで高還元を維持できる。メルカリで75万も使わない(しかも半年以内)と思うので、取引が多いなら積極的にメルカードを使いたい。

メルカリ内の転売ヤー(電脳せどらー)

余談だが、メルカリで買ってメルカリで売る通称「電脳せどらー」なら還元率4%は美味しすぎる。概算10万円で仕入れた商品を15万円で売った場合(送料800円と仮定)

  • 利益:{150,000*0.9-800}-10,000=27,000
  • ポイント還元:4,000P
  • dポイント還元(0.5%):500P

合計31,500円分の利益を得られる計算。通常より4,000ポイントも多ければ月の通信費くらい賄えてしまうのだ。

そもそも仕入れ値がいくらかかろうが、それ以上で売れば被害ゼロなのが転売だ。無条件で購入金額の4%、年間6万円分獲得できるなら電脳せどらーが発行しない理由はない。皮肉だがメルカードは転売ヤーにとって最強のカードと言える。

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結論:作ってOK、無理しなくてもOK

初回特典目当てなら誰でも作成すべきだし、購入頻度の多い人なら尚更発行した方がいい。ただし街での利用がメインなら無理して作らなくてOK。

なお私はメルカリ内での買い物が少なく、ショッピング保険を重視しているため発行を保留している。現在、愛用クレカがなければ手に取ってもらいたい。

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YouTubeチャンネルもあります

チャンネルでは、一般フリマユーザー向けに

  1. イライラしない考え方
  2. ちょっと売れやすくなるコツ
  3. 知っておくと便利な情報

などを定期的に発信しています!

また、今回のように皆さんの素朴な疑問に、できるだけ回答する企画もあります。

◆きゃたぬきのYouTubeチャンネルはこちら!

以上、参考になれば幸いです。

それじゃあ、また!

参考文献

最大4%還元のメルカードに申し込んでみた でも……私の還元率、低すぎ?(2/3 ページ) – ITmedia NEWS
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2211/18/news134_2.html

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ポイント還元の上限と条件 – メルカリ スマホでかんたん フリマアプリ

https://help.jp.mercari.com/guide/articles/1236/

「クレジットカード利用実態調査」の結果を公表 | Ipsos
https://www.ipsos.com/ja-jp/Credit-card-U%26A