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普段フリマアプリの相談を受けているが、その中で
「即購入するので大幅値引きしてください」といった感じで、「即購入」をうたい文句に交渉する購入者がやたらと多いです。これはなんなのでしょう？「即購入します」と言われても「当たり前でしょ…」としか思わないのですが…
と言った内容を貰った。確かに交渉される時「即購入します」を使う人が増えた印象もある。
今回の記事では、彼らの心理と効果について、独断と偏見で解説していく。
ざっくりまとめ
- 即購入は「出品者にメリットがある」と思われているから、交渉で使われる
- ①コンビニ支払いを使わない②取り置きをしない③購入から逃げない、をまとめて【即購入します】を使う
- 交渉者が本当に約束を守るか定かではないため、効果は薄い。書く程の価値はない。
この記事の目次（クリックでジャンプ）
解説動画
下記の動画でも詳しく解説しています
現状の確認
改めて確認。価格交渉される時
〇〇円になりませんか？よければ即購入いたします
と言った内容が届く。だが冷静に考えると妙な話だ。購入者は値下げされたら購入ボタンを押すだけであり、その行為こそ即購入である。あえて強調する意味がわからない。
だが現実として、さも交渉時の切り札みたいに使ってくる人がいる。彼らは一体何を考えているのか？
背景の考察
具体的にいつ登場したかは不明だが、彼らが【即購入】を使う心理について、私なりに背景を考察していく。
即購入＝出品者にメリット
まず彼らが使う【即購入】とは何か考えてみよう。前述の「〇〇円になりませんか？よければ即購入いたします」を出品者視点で分解すると
値下げ（欠点）＋即購入（？？？）
となる。そして欠点だけの交渉は承認されないため、出品者にも何らかの見返りがある…と交渉者も考える筈。それが【即購入】なのだろう。
つまり交渉者は
即購入＝出品者にメリットがある
と考えるからこそ、値引きと一緒に堂々提示しているのだ。
即購入されない３つの状況
即購入がメリットなら、逆説的に「即購入されない」と言うデメリットが存在する筈。それはメルカリにおいて、大きく３つの状況が考えられる。
- コンビニ払いで購入し、支払わず逃げる
- 取り置き依頼して放置
- 値下げさせたが、購入しない
100件程度メルカリ取引を行えば、これらがいかに出品者に嫌われているか体感できる。画面の向こうで全員頷いている様子が伝わる。
つまり主観だが、交渉者がいう【即購入】とは
今この場で購入ボタンを押します。コンビニ払いも使いません。
という意思表示ではないか（厳密には「コンビニ払いでも逃げずに支払います」も含む）
一旦まとめると
- 即購入は出品者にメリットがある（と思われている）から使われる
- コンビニ払いせず逃げたり、交渉したけど購入しない人が増えた結果、即購入する意思表示に価値が見出された
といった背景があり、価格交渉に使われ始めたのだろう。もちろん私の考察であって科学的根拠はない。
効果はあるか？
結論、効果は多少あるだろう。しかし、あったらいいかも程度。なくても支障がないどころか99％不要だ。その理由を解説する。
そもそも「即購入します」と言っているが、交渉者本人が約束を守らない可能性を否定できない。例えば
3000円になりませんか？よければ即購入いたします
と提示され、値下げしたとしよう。だが現実的に購入ボタンを押すかは相手が決める事であり、逃げる可能性は大いにある（私は逃げられた経験がある）
何より大抵の出品者は質問と同じく
即購入？いや普通でしょ？
と考えるだろう。いちいち即購入に込められた背景を考える人は少ない。違ってたらゴメン。
100％確定でなければ、交渉の条件提示になり得ない。よって提示しようがしなかろうが、出品者視点では
〇〇円になりませんか？
よければ即購入いたします
と内容は大差ない。「そのまま支払ってくれると思うけど、確信は持てないなぁ〜」と言った心情だ。
断る理由にもならない
ここまでの話を読むと
「即購入します」を使うと不快感を与えるので、使用しない方がいいか？
と感じる人もいるだろうが、「値引きはいいけど、即購入するって主張するから断ります」なんて事は稀だろう。
メリットと呼ぶには不確実性が強く、とはいえ断る理由にもならない。つまり【即購入】を提示してもしなくても、交渉には影響が”あまり”ない…と言うのが私の結論だ。よって、わざわざ書く必要がない。
記事のまとめ
- 即購入は「出品者にメリットがある」と思われているから、交渉で使われる
- ①コンビニ支払いを使わない②取り置きをしない③購入から逃げない、をまとめて【即購入します】を使う
- 効果は薄い。交渉者が本当に約束を守るか定かではないし、大抵の出品者は「即購入って普通でしょ」と考える
最後に
あくまで個人の考えだが、即購入してあげますよ〜？的な、一種の憐れみを感じる。断るほどではないが、不愉快になる出品者は多いだろう。その意味では書かないほうが良い。
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以上、参考になれば幸いです。
それじゃあ、また！
