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メルカリでは「新規出品」と「再出品」という言葉がありますが、実はこの2つを混同して使う人がとても多いです。特にSNSや動画でも、実際は「新規出品」なのに「再出品」と呼んでいるケースが少なくありません。便宜上の理由はあるものの、誤解したままでは意図せずキャンペーン対象外になってしまうなど、思わぬ損につながることもあります。
そこで今回の記事ではメルカリ公式の想定する「新規出品」と「再出品」の違いを整理していきます。「なんとなく聞いたことがある」「雰囲気で使っていた」という方も、この機会にぜひ押さえ直しましょう。
新規出品とは?
新規出品とは、商品を新しく出品することを指します。普段メルカリで出品するほとんどの場合が「新規出品」に該当します。
メルカリ公式に明確な定義ページはありませんが、キャンペーン情報では概ね次のように説明されています。
- 下書きに保存した商品を、期間中に出品する場合も「新規出品」になる
- キャンペーン開始前に出品した商品を、編集したり、公開停止から再度公開しても「新規出品」にはならない
- まとめ買い依頼に承諾して作成される専用ページは、新規出品扱いになる
これらをまとめると「その商品ページを初めて公開した瞬間」が新規出品になります。
「公開停止」は「下書き」ではない
特に間違われやすいのが、商品ページを公開停止にして、あとで出し直す行為です。この操作を「新規出品」と勘違いする人がいますが、新規出品ではありません(再出品に該当します)
まとめ買い依頼に応じると新規出品になる
まとめ買い依頼を承諾すると「依頼者のための専用ページ」が新たに作られます。これはまったく別の商品ページが新規に生成されるため、新規出品扱いとなります。
一見便利ですが、キャンペーン期間中はここに大きな落とし穴があります。例えば以下のキャンペーンが開催されたとしましょう。
「土日に新規出品され、1週間以内に売れた商品は販売手数料50%還元」
この場合、
- 土日に新規出品し、月曜に売れる → 対象
- 土日に新規出品し、月曜にまとめ買い依頼を承諾して売れる→ 対象外
ということが普通に起こります。実際この仕組みを知らずに「専用ページを作ったけど対象外だった!」という人は非常に多いです。
まとめ買い依頼で作成されたページは、新規出品扱いになる
このことを必ず押さえておきましょう。
再出品とは?
再出品とは、既に出品された商品ページを公開停止状態にして、再び公開状態にすることを指します。公式ヘルプページに以下の内容が記載されています。
自身の操作や取引キャンセルで、公開を停止した商品は、出品画面の『商品の編集』から『出品を再開する』ことで再出品できます。(内容要約)
文字通り「出品を再開すること」が再出品にあたります。しかし実際、ユーザー間で使われる「再出品」には別の意味があるのです。
巷で使われる「再出品」は「新規出品」である
私も動画内でよく「再出品」という言葉を使っていますが、これは
一度ページを削除して、新しく出品する
という意味であって、公式が想定する再出品とは別物になります。言うなれば「新規出品し直す」ですね。
ただ正直、メルカリの話をしているときに本来の意味の再出品を使う場面はあまり多くありません。そのため一部ユーザー間では「削除 → 出品し直す」ことを便宜的に“再出品”と呼んでいます。

公式の意味と異なるのですが…とても伝わりやすいのです。
私の動画ではなるべく「商品ページを削除して、もう一度出品し直す」など補足を行っていますが、文脈によって省略することもあります。
再出品の意味は、ユーザーや場面によって異なる
このことを押さえておきましょう。
一旦ここまでの話をまとめましょう。
- 新規出品:商品ページを初めて公開すること
- 再出品:公開停止状態の商品を、公開状態に戻すこと
これを踏まえて、新規出品と再出品をどのように使い分けるべきか。いくつか事例を紹介していきます。
どんな時に使い分けるか
販売キャンペーンの対象にしたい
新規出品しましょう。販売手数料還元キャンペーンなどの対象にしたい場合、必ず新規出品でなければなりません。
いいね!をリセットしたい
これは持論ですが、いいね!が多くなりすぎると購買意欲が低下する恐れがあります。いいね!をゼロに戻すため、新規出品しなおすことを検討してみてください。
旅行など一時的に休止したい
再出品しましょう。一定期間だけ商品を販売停止したいなら再出品で十分です。アプリ版なら出品中の商品を一括公開停止・再出品もできるのでお勧めです。
閲覧数が伸びない・なんとなく売れないとき
新規出品し直すのがおすすめです。
メルカリでは、初めて公開された商品が新着順に表示されるため、閲覧数が増えやすくなります。しかし、タイミングやシステムの反応によってうまく機能しないこともあります。その場合、商品ページを一度削除して新規出品し直すと効果的です。
最終更新日をリフレッシュする

再出品しましょう。商品ページ下部には「最終更新日」が表示されます。更新日が古いままだと、購入者に見てもらいにくくなることがあります。再出品を使って、更新日をリフレッシュできます。
新規出品の方が良くない?の誤解
ここまでの話を見ると
困ったら「新規出品」すれば良いのでは?
と感じる方もいるかもしれません。しかしメルカリにはアカウントごとの出品数制限が設けられているため、出しすぎると制限をかけられます。
メルカリでは、皆さまがメルカリを公平にご利用いただけるようアカウントのご利用状況に応じた出品数の制限を設けています。
※出品数の上限は、ご利用状況に応じて変動することがあります。上限数についてのお問い合わせには個別に回答しておりません
そのため、先ほど紹介したような「販売キャンペーンに合わせる」「いいね!をリセットしたい」などの明確な理由がある場合を除き、安易に新規出品を繰り返すことは避けましょう。
また、商品ページの価格や説明文、画像に問題がある場合、新規出品し直しても売れる保証はありません。結局のところ、基本を押さえつつ、必要なときだけ新規出品するという意識が最も安全で効率的です。
出品制限をかけられた場合、以下条件を満たせば解除されます
- 出品制限後の一定期間経過
- 出品した商品の売却率 (売れた商品÷出品した商品)
- ※「売れた商品」は、取引キャンセルされた商品を含みません
- ※「出品した商品」は、削除や公開停止した商品を含みます
- ※主に直近1ヶ月
詳しくは公式ヘルプページを参照してください。
記事のまとめ
以上、メルカリ公式が想定する新規出品と再出品の違いと、状況に応じた使い分けについて解説しました。ポイントを整理すると以下の通りです。
- 新規出品は、商品ページを初めて公開すること。キャンペーン対象やいいね!リセットなど、特定の場面で効果的。
- 再出品(公式の意味)は、公開停止中の商品を再び公開状態に戻す操作。旅行などの一時休止や最終更新日のリフレッシュに便利。
- 一部ユーザー間で「再出品」と呼ばれる場合、商品ページを削除して出し直す行為を表すことがある
- 新規出品を安易に繰り返すと、出品制限を掛けられるため、必要な場合にのみ行う。
今回の記事が、皆さんのメルカリ生活に役立てば幸いです。
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また、今回のように皆さんの素朴な疑問に、できるだけ回答する企画もあります。
以上、参考になれば幸いです。
それじゃあ、また!
参考文献
出品中の商品の削除・出品停止・再出品方法 – メルカリ スマホでかんたん フリマアプリ
https://help.jp.mercari.com/guide/articles/106/
出品数の制限について – メルカリ スマホでかんたん フリマアプリ
https://help.jp.mercari.com/guide/articles/1866/
