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フリマアプリの情報発信・相談回答を続ける中で
メルカリに疲れた。もう辞めたい
と静かな悲鳴が後を経たない。いや私も薄らそう感じている気がする。
では何故【メルカリ疲れ】が発症するのか、主観だが理由は大きく2つある
- 使うほど売れにくくなる
- 慣れるほど完璧を目指して消耗する
なぜそう言えるのか、対策も合わせて解説していく。
使うほど売れにくくなる
さて、メルカリ利用者なら
昔はよく売れたのに、最近まったく売れない
と一度は考えるが、その感覚は正しい。最初は売れやすいが次第に売れにくくなる要因は2つ
- 売れない商品が残るから
- 相場で売るから
1:売れない商品が残る
出品後すぐ売れる商品もあれば、半年いいね!が付かない事もある。どちらも相場を守っているなら、この違いは需要の多さに起因する。
メルカリ初期の私はひどい出品ページばかり。それでも売れた商品を思い返すと発売直後のゲームだったり、ブランド品、プレミアの付いた商品など、どれも人気があった。
一方メルカリに慣れた今でも売れ残る商品がある。多分これらは砂漠で砂を売る営業マンにも断られるほど需要がない製品だ。 値引き交渉はおろか、半年経ってもいいね!がつかない。
そして売れた商品は手元からなくなるため、人気のない商品だけ残り続ける。結果
人気 | 需要なし | |
初期 | 10個 | 15個 |
現在 | 2個 | 18個 |
みたいな状況。昔と比べて売れにくく感じるのは仕方ないのだ。
手元に残るのは需要がない商品
2:相場で売る
メルカリに慣れれば「相場」を理解し始める。安く売りすぎた過去を反省し、高く売るために相場をまず調べよう、と行動が合理的になるのだ。
しかし当たり前のことを言うが相場3000円なら3000円より1000円の方が早く売れる。そして初心者の頃は(無意識に)安売りする事が多い。
取引に慣れた今、上記例なら「2,000円を捨てるような物」とわかってしまう。そして金銭的に損する行動をとるのは至難の業だ。結果
昔と比べて売れにくいなぁ
という印象に至る。相場を知ることで商品が売れにくくなったのだ。
相場出品するため、初期に比べ売れにくくなる
内容をまとめると
- 手元に残るのは需要がない商品
- 相場出品するため、初期に比べ売れにくくなる
売れにくく感じるのは、いわば利用者が成長した証拠なのだ。決してメルカリが飽きられる訳でも、ユーザー減少してる訳でもない。
慣れるほど完璧を目指す
次第に売れにくくなるのに加え、利用者の心境変化も【メルカリ疲れ】を引き起こす。具体的には
- 商品ページを作り込む
- 相場より少し高いと買えない
以上2つ。それぞれ説明しよう。
1:商品ページを作り込む
メルカリに慣れたことで商品ページ・画像をこだわり、出品自体が億劫になる。大切な作業とはいえ際限がないため、時間をかけ過ぎてしまうのだ。
テストで例えるなら
- 初心者:40点
- 中級者:80点
- 上級者:95点
といった形。 70点を超えれば相場で売れるが「もっと綺麗に撮影しなきゃ」など意識し、面倒くさくなって気力が奪われてしまう。
初心者の頃のように、薄汚れたシーツの上で撮影し「3年くらい前に買いました」の文章だけにしろ!とは言わない。しかし、まず出品しないと売れないのだ。当時の気軽さを思い出してみよう。
出品に手を抜けなくなる
2:相場より少し高いと買えない
初期は定価・中古ショップより安ければ心底喜んでいたが、今じゃ相場以下じゃないと買えなくなった人は多いだろう。昔の私がそうだ。
再三だが、メルカリに慣れると相場の大切さを理解し、調べるようになる。この過程で、他人の購入価格を嫌でも見てしまうのだ。仮に相場3,000円の商品があったとして
2日前2,400円、6日前2,980円。じゃあ私もその位で欲しい!
まるで隣の芝生のように意識し、3500円じゃ購入できなくなる。たとえ定価6,000円だから既に安くても、自分が他人より損してることが気になるのだ。
探し続け、ダルくなる
理想の価格を追い求め、アプリを毎時間チェックする。だが自分にとっての好条件は大抵誰でも欲しいのだから、瞬間で売り切れてしまう。
そもそも相場より安い商品は統計でいう「ハズレ値」であり、それこそ初心者が相場把握せず売ったレアケースなのだ…と理解するのは数年先。何日経っても理想の商品は見つからず、メルカリ自体に飽きるのが先だ。
相場より少し高いと買えない
まとめると
- 出品に手を抜けなくなる
- 相場より少し高いと買えない
取引に慣れたことで、出品・購入ハードルが上がっている状態と言える。
疲れない対策は2つ
メルカリ疲れの理由は分かった。じゃあ今後ずっと疲労困憊でフリマアプリを使うしかないのか?もちろん違うので具体的にどう対処すべきか解説して記事を終わる。
「時間」を勘定に入れる
どうも我々は売上金だけ意識しがちだが、裏にある「時間」という財産を忘れてはいけない。例えるなら以下のパターン
- 3,000円、1ヶ月後に売れる
- 2,000円、3日で売れる
なるべく高く出品すると金銭的にお得でも、売れるまで何週間待つか不明。そして売れなきゃお金が入ってこなのだ。
逆もまた然り。購入者としても
- 今なら3,500円で買える
- 1ヶ月以内に3,000円で1つ出品される傾向
といった状況下なら前者を選ぶ価値がある。お金だけで判断した結果、1ヶ月間メルカリに張り込み続けてしまうかもしれないのだ。
当然こんな数値化できることはないし、どちらが優れるかも状況次第。だが「お金」だけじゃなく「時間」も判断材料に入れることで幅が広がり、生活も精神もより豊かになる筈だ。
時間重視でブックオフもあり
メルカリは高く売れるけどスピードの遅さがネック。とはいえ捨てるのも勿体無いし罪悪感がある。そこで私は最近
- 人気・高額:フリマアプリ
- それ以外:ブックオフ宅配買取
と使い分けているし推奨したい。不用品を段ボールにまとめ、回収に来た佐川急便などに渡せばOK。簡単だし無料。
すぐ処分できて多少お金になる。しかも誰かが活かしてくれる一石三鳥。詳細は別記事
【併用すべき】フリマ全盛期でもブックオフ「宅配買取」を使うべき理由 メルカリ VS ブックオフ、驚愕の結果に…【3,410円→???】相場は人による、と知る
本記事で何度も使ってきた「相場」は正解がないため、見る人によって多少異なる。同じ商品としても
- A:取引全体で相場3,300円
- B:直近3ヶ月で相場2,800〜900円
- C:「新品、未使用」「全体的に状態が悪い」を除いて相場2,500〜800円
物差しが変われば数字も変わる。あくまで目安だと忘れてはいけない。
相場3,000円だと思うけど、今3,300円しか売ってない…
この状況なら買っても良いだろう。もしかすると自分の相場感覚がズレている…かもしれない。
記事の要点まとめ
- 徐々に安売りしなくなり、不人気商品が残るので「売れにくい印象」を抱く
- 取引に慣れたことで出品・購入のハードルが高くなる
- 「時間」を勘定に入れて判断する
- 「相場」は人による。あくまで目安
最後に:メルカリを休んでも良い
当たり前の事を言うが「メルカリを休む」という選択肢を忘れないでほしい。あくまで安く買い、高く売るための節約ツールに過ぎず、私生活に支障を出すほどの価値は決してない。
疲れたら休もう
またいつか再開しよう
最後の手段として念頭に置きつつも、本記事がストレス軽減に役立てたなら嬉しい。
解説動画
YouTubeチャンネルもあります
チャンネルでは、一般フリマユーザー向けに
- イライラしない考え方
- ちょっと売れやすくなるコツ
- 知っておくと便利な情報
などを定期的に発信しています!
また、今回のように皆さんの素朴な疑問に、できるだけ回答する企画もあります。
以上、参考になれば幸いです。
それじゃあ、また!