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日本の夏は湿気と気温のダブルパンチで灼熱地獄。訪日客がラフすぎる格好なのも仕方ないほど暑い。そんな猛暑でも外で働く工事関係者を見かけると感動すら覚える。
しかし彼らが着てる空調作業服(空調服)はめっちゃ涼しいらしく噂では汗一つかかないとか。絶対嘘だろと思いつつ本当なら私も普段着にしたい!と思い試した結果をまとめていく。結論をいうと早く買えばよかった。
この記事の目次(クリックでジャンプ)
そもそも空調服とは?
画像のように扇風機がついたジャケット。見た目ミシュランマンだが想像以上に快適らしく、多くの作業員の疲労軽減に役立っている。
涼しく感じる原理
ところで空調服を見た時の疑問として
そもそも何で涼しいの?外が熱いんだから空気入れても暑くない?
と感じるだろう。何なら私も同じ意見だった。
この仕組みを理解するには気加熱、そして水分子の蒸発について理解が必要。だが長くなるので割愛しつつ想像しやすい例を挙げよう。
まずはトイレに設置されているジェットタオル。あれ実は40℃前後の風を手に当てているのだが、冷房の効いた部屋くらい涼しく感じるだろう。
ドライヤーも同様。風呂上がりの髪を乾かすと最初は冷たい筈だ。しかし数秒経つと熱くなってくる。
つまり雑に言うと、風自体が熱くても濡れた皮膚に当たれば涼しく感じるのだ。空調服も同じ原理で取り込む外気は熱くても身体はヒンヤリする。
空調服は高い
そんな空調服は3要素から構成されており、例えば作業服メーカー【Burtle】なら
- 穴の空いた作業服:5,000円
- ファン(換気扇):7,000円
- バッテリー:12,000円
- 合計:24,000円
となり高額。いや炎天下の快適さを得るなら2万でも破格だけど気軽に試せる金額じゃない。
高い原因はファン性能
とはいえ空調服が高い原因はファン(換気扇)とバッテリーが9割。その理由は単純で高額なほど涼しくなるからだ。
換気扇は回転数が多くなるほど空気循環が早くなるので涼しくなる。しかし電力も沢山必要になるためバッテリーが肥大化。ファンの高性能化も相まってコストが跳ね上がってしまう。
それでも2万超えで売れているのは猛暑に対抗できるからだ。先に言っておくと私の組み合わせは炎天下の作業に耐えられない。必要な風量を確保するために合計2万は必要なのだ。
普段使いなら安く済む
つまり作業しないなら少ない風量でOK。作業員はクソ暑い環境で重労働をするから足りないのであって夏場の散歩なら性能を落としても使える筈。
その上で探してみると3〜4,000円台の半額近いファンは多数存在した。中でも評価が高く通常のモバイルバッテリーを使えるmoriyaaの作業服ファン(2,100円)を選んだ形。
空調服とファンは組み合わせ自由
ちなみに大抵の空調服とファンは規格が統一されている。不安なら寸法を別途確認してもらいたい。今回はバートルの作業服(AC1111)に取り付けた。
moriyaaファンレビュー
赤と黒の2色展開。無難なのは黒だが微妙に高く、また背中に穴が空いた空調服で見た目を気にする必要がないため安い方を選択した。
やや安っぽい見た目だけど2千円で贅沢は言わない。
自宅にあったANKERのモバイルバッテリーで問題なく使用可能。高コスパかつ18ヶ月保証で安くおすすめ。ただ今から買うなら最新版が良い
あと空調服への取り付け方法、注意点などは付属する説明書に記載。地味に嬉しい。
バートル AC1111に装着
個人的に気に入ってるBurtle製のジャケットに装着。ちなみにモバイルバッテリー入れもあるので安心。
電源を入れない状態は普通だが
やや膨らみが目立つ(風量MAX)
後ろから見た図。既に現場感が強いけどシルエットは悪くない。
ただ電源を入れると即タイヤマン。後ろを見せない貧ぼっちゃま君スタイルが要求されるので外観は捨てよう。
使った感想・気になった点
moriyaaファンを普段使いした上で、気になった点を幾つか紹介していく。
「エアコンない部屋の扇風機」
まず初めて空調服を使った感想だが、想像より涼しくなかった。32度の午後2時に散歩してみたが普通に汗をかくし暑い。
ただし圧倒的に発汗量は少なく余裕で活動できるレベル。例えるならエアコンのない部屋で扇風機に当たる感じ。耐えられるけど暑いっちゃ暑い。でも耐えられる。
クーラーの風に当たるような清涼感はないが安いファンでも確実に効果あり。「作業員の命を救う」は過言じゃなかった。
リュックを背負えない
後は気になった点を紹介。まずリュックを背負えないのは盲点だった。背中に吸気ファンがある仕様上、背中を塞ぐリュックとは相性が悪い。
厳密には背負えなくないが、ショルダー部分が風の通り道を塞ぐため胸〜腕にかけて換気されない。つまり普通の長袖を着てる状態になるので余計暑いのだ。
コンビニ入ると寒すぎる
あとコンビニなど冷房が効いた店に注意。キンキンに冷えた店内の空気が大量に入ってくるため猛暑日なのに本気で凍える。
電源の位置特定がやや困難
そのため入店時に電源を切りたいが、服の内側に装着してるためリモコン位置を特定しづらい。まぁ慣れるしかない。
またmoriyaaのファンはモバイルバッテリー駆動だが、電源を入れるには
- バッテリーのスイッチを入れる
- リモコンボタンを押す
と一手間多い。もちろん20秒程度ファンの電源をOFFにするだけなら連続操作できるので不満としては小さい。
早く買えばよかった
以上。やや不満こそあるが全く気にならないくらい快適さが勝る。合計6千円で夏を快適にできるなら早く買えばよかった。
とはいえ他者視点では「作業休憩かな?」としか思えないためファッションとして成立しない。スウェットやジャージのまま外出するなら空調作業服でも良いよね程度。
旅行・デートには非推奨。普段使いなら最強の選択になる。これで心置きなく散歩ができる。
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