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こんにちは、きゃたぬきです!
今回は「値上げ交渉された時、高値で売り直して良いの?」という疑問に回答していきます。
こんな質問、頂きました!
商品を販売した時、「提示価格より高値で買いたい!」という人が複数、現れました。
こういう時、出品者はどう対応するべきでしょうか?
高値を提示した人に売りたいのですが、それに応えたら「オークション形式」扱いでペナルティ等あるのでしょうか?
YouTubeコメントより
今回の記事は、以下の構成となっております。
- 結論
- オークション形式の解説
- 値上げ交渉の解説
- 対応していいのか?
それでは早速、紹介します!
この記事の目次(クリックでジャンプ)
解説動画:【値上げ交渉】って何?オークション形式との違いや、対応して良いのかを解説します!【メルカリ】
下記の動画でも、詳しく解説しています!
記事の結論
結論ですが、「購入前なら」値上げしても大丈夫です。
すでに購入されている場合、「キャンセルして、高値のユーザーに…」とはできません。売り直しは、規約違反となります。
ちなみに、質問のような場合は「オークション形式の販売」に該当しません。
そもそも、オークション形式って何?
理解を深めるために、まず「オークション形式」とは何か、確認しましょう。
「オークション形式の販売」とは?
極端な例ですが、下図の様なケースです。
購入者が「希望金額」を提示し、出品者が認めれば価格変更→購入する、という流れ。
重要なのは、「商品を販売できない状態」にあること。
オークション形式の場合、金額が非現実的なので、まず購入できないですよね。
「最初から販売する気がなく、オークション状態を引き起こす」ことが、禁止行為となります。
質問のケースは、該当しない
質問のような「複数のユーザーが値段を提示する」状況は、オークション形式とは呼べません。
質問者は「出品価格で売ってもいいし、できれば高額で売りたい…」状況なので、そのまま購入されても問題なく、かつ妥当な金額です。
よって、禁止行為である「販売する気がない商品」に該当しない為です。
この状況を「オークション形式」と認めた場合、ユーザーを利用停止に追い込むことが可能になります。
- 複数アカウントを用意
- 特定ユーザーの商品で「値上げ合戦」を行う
- 事務局に通報する
- 特定ユーザーはペナルティが溜まり、利用停止
複アカは極端ですが、「SNS等で打ち合わせて集中砲火」などで、実現可能になってしまいます。
この時点で、質問のような例を「オークション形式」とは呼べません。
メルカリガイドは、具体例なし
ちなみに、メルカリガイドに「オークション形式の具体例」が存在しません。
解釈を広げる為と思いますが、わかりにくいのは事実ですね。
ともかく「オークション形式は違反」と覚えておきましょう。
「値上げ交渉」とは?
続いては「値上げ交渉」とは、一体どんな状況か?
よくあるのは「売れた後の商品」について、交渉するパターンです。
例:別の商品ページから「あなたが1万円で売っていた〇〇〇〇、私が1万5千円で買います。取引キャンセルして私に売ってください!」とお願いする
初めて遭遇すると「怖…」となりますよね。
そもそも、値上げ交渉って
本当に使われるの?
よくあるのが「プレミア商品」ですね
限定品・プレミア商品などの場合、遭遇率が上がります。
限定品は「購入後の値上げ」が多い
お察しの通り「購入したかったけど、先を越された…!」という状況での使用が、殆どです。
もちろん、他に出品者がいれば、また購入すればいいので問題ありません。
そこまで欲しいのは「限定品・プレミア品」の場合です。
次、いつ出品されるか
わからない奴もあるからね〜
出品数も、商品の母数も少ないレア物です。たとえ、ルール違反だろうが、交渉を続けてしまうのです。
買う前から「値上げ交渉」
他にも「購入前から、値上げ交渉」も存在します。質問者さんのケースも、こちらに該当しそうですね。
例:1万円で販売してる商品に「1万2千円で購入します!」「私は1万5千円出します」と、コメントされる状況
こちらの場合、素朴な疑問が発生しますよね。
「別に、即購入すれば良くない?」
「なんで、購入前に値上げしてくるの?」
規約的には正解です。しかし、ユーザー心理を紐解くと「即購入が通じない可能性」があります。
「結局、取引キャンセルになる…」
仮にあなたが商品を購入しても、発送されなければ、商品が届きませんよね。
そして、出品者が「他ユーザーからの値上げ交渉」に応じた場合、あなたの取引がキャンセルとなります。
「いやいや、キャンセル応じないよ?」
と感じるかもしれませんね。
しかし重要なのは、出品者が自動キャンセルまで粘ることです。
購入者がいくら反論しようが、発想を強制させることは不可能なのです。
確かに、高額で売れるなら
自動キャンセルも考えちゃうかも…
当然、ペナルティ行為だけどね…
つまり「即購入しても、他の人が値上げ交渉してくる」「だったら、買う前から高値を提示する方がいい」という発想になるのです。
これが、購入する前に「値上げ交渉」する人の心理です。
値上げ交渉、対応していいの?
繰り返しになりますが、「購入前なら」対応可能です。
違反行為でもありませんし、これがダメなら「商品編集で金額を上げる」行為すら、禁止になります。
そもそも、値引き交渉が良くて、値上げ交渉がNGな理由が、ありません。
相手の希望する金額で、販売すると良いでしょう。
ってことは、購入後はダメ…?
その通りです。
最も重要なことですが、購入された後は不可能です。
「取引キャンセルして、高額ユーザーに販売する」行為は認められません。
「自己都合により取引をキャンセル」する行為は、禁止されています。
もし仮に「売れた商品を、もっと高値で買いたい人がいる…!」と思っても、対応しない様にしましょう。
…まぁでも、お金に目が眩むと、やっちゃう気持ちは分かりますけどね…
記事のまとめ
今回の記事をまとめます。
- オークション形式とは?
- 上限価格に設定し「欲しい金額をコメントして」
- 値上げ交渉とは?
- 売れた後の商品を「高値で買います」
- 購入前から「高値で買います」
- 対応して良いのか?
- 購入前なら、自由に対応可能
- 購入後は、キャンセルしてはいけない
相場を調べてから、出品しよう
今回の様な「値上げ交渉」は、相場価格から離れていることで発生します。
相場と同じ「5万円の商品」を売った時、「6万にしてくれ!」とは言われないです。
出品者の想定より安いからこそ、値上げ交渉が発生したり、コメントでオークション風が発生するのです。
この対策は「相場を把握する」ことです。
事前に、他ユーザーの販売価格を調べて、ざっくり売れそうな価格を出しておきましょう。
また、不安であれば「値引き前提で、高く出品」もオススメです。
相場5万円の商品でも、流石に10万円じゃ購入されませんので、必ずマニアが「値引き交渉」してきます。
少なくとも、安く買い叩かれる心配がないので、相場を調べるのが面倒な時は、ぜひ利用しましょう!
YouTubeチャンネルも、よろしくお願いします
以上、参考になれば嬉しいです!
YouTubeでは、「ちょっと売れやすくなるコツ」「イライラしない知識」を発信しています。
よかったら、覗きにきてください!
それじゃあ、また!
参考文献
禁止されている行為 – メルカリ スマホでかんたん フリマアプリ https://www.mercari.com/jp/help_center/getting_started/prohibited_conduct/
取引における迷惑行為について – メルカリ スマホでかんたん フリマアプリ https://www.mercari.com/jp/help_center/article/647/