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とある方からフリマアプリに関する相談・体験談のお便りを頂きました。普段は動画にて回答するのですが、試験的にブログ記事も併せて更新していきます。動画版はお待ちください。
ちなみにこのような相談・報告は大歓迎ですので、ブログや動画にて採用されても大丈夫でしたら、いつでも下記お便りフォームから投稿してくださいませ。匿名でもOKです。有り難いことに沢山の相談をいただくので回答に時間がかかる事もあります。どうかご承知おきください。
質問
こんにちは。はじめまして。いつも楽しく聞かせていただいております。
私はメルカリ歴は結構長くやっております。値段をつける時はもちろん相場を検索してつけるのですが、相場のわからないものはどーやって値段つけていらっしゃるのかきゃたぬきさんにお聞きしたいです。
Google検索で見ても随分昔のもので、今の相場がわかりません。
回答
結論、「その不用品をいくらで買い戻すか」を考えてから価格をつけます。
いろんなものが売れるメルカリですが、格安で手放したくありませんよね。だからこそ出品前に相場帯を調べるのですが、肝心の相場価格がわからない商品もあります。どうしたらいいものか…
そこで本記事では、相場のわからない商品を売るときに私が心がけていることをお伝えします。独断と偏見ではありますが、フリマアプリ生活の一助になれば幸いです。
なお前提として、メルカリやGoogleの画像検索などを駆使し、本当に過去の取引が出てこないか必ず調べましょう。あくまで相場が不明な商品という前提で話を進めていきます。その点はご承知おきください。
なぜ相場価格を調べるのか?
ところで、なぜ私たちは出品する前に「相場価格」を調べるのでしょうか。私なりに解釈すると、自分だけ損をしたくないからだと思います。
例えば不用品が1200円で売れたとしましょう。その後メルカリを検索すると、同じモノが9000〜10,000円で売られていると気付く。本来はもっと高く売れたはずが、明らかに自分だけ損していますよね。これは私の体験談ですが、10年近く経った今も当時の悔しさを鮮明に覚えています。
一方、メルカリで取引履歴のない商品があったとします。これを「とりあえず3000円で出してみて徐々に値下げしよう」と出品すると翌日購入されました。実はeBayで10,000円で売れる品物ですが、出品者はそのことを知りません。それでも満足していると思われます。
これは購入者にも言える話です。メルカリを見ていると、偶然好みに合致するモノが2,000円で販売されていたため一目惚れして購入。しかしこの商品は1200円〜1500円で売られていたけど、本人がそれを調べない限りは喜びを噛み締められますよね。
つまり私たちは、他と比べて損しないために相場価格を調べているのです。だからこそ、相場がわからないなら自分の中で折り合いがつく金額を決めることが初めの一歩になるでしょう。
「その商品、いくらで買い戻す?」
とはいえ「折り合いがつく金額」はどう決めれば良いのでしょうか。不用品かはときめきで判断できますが、価格となると難しいですね。
ここで1つ、掃除テクニックとして有名な判断方法を紹介します。
もし今その商品が手元になくて、もう一度欲しいと思ったとき、あなたは買いたいと思いますか?
仮にまた買いたいと思わないのなら、それは捨てても良いモノである…と判断する方法です。この発想を応用して
もし今その商品が手元になくて、買い戻したいと思ったとき、あなたはいくらなら払えるか?
と考えてみてください。その金額があなたにとっての妥協ライン(折り合いがつく金額)になります。
ただ、今の話について想定される反論があります。
自分は500円なら買うけど、他の人が2000円で買ってくれるなら2000円で売りたいよね
これは正しい意見です。私もその金額で必ず売ろうとは思っていません。妥協ラインを作成することで
- 値下げが気楽になる
- 逆に高く売れた時、得した感覚を得られる
つまり、損したと感じにくくする基準を作りたいのです。これを踏まえて出品に移りましょう。
出品方法と注意点について
現在メルカリではオークション出品・通常出品の二通りがあります。今回のような相場がわからない商品はオークションが有利に思えますが、どちらにも長所短所あります。
【方法①】オークション機能を使う
自分には価値がわからずとも購入者は理解しているかもしれない。オークション出品はそんな時に役立ちます。先ほど述べた妥協ラインの価格からスタートさせるだけです。もしかすると、想定の倍以上の価格で売れるかもしれません。
ただし、設定価格が高すぎると入札すらされません。根気強く出品続けることもできますが、自分が望む最低価格より価値が低かったのだと割り切る姿勢も大切になります。
ヤフオクも有用
ちなみにオークション出品するなら、最大手の「Yahoo!オークション」を使うのも選択肢に入ります。メイン利用者層が違うため、メルカリで売れない商品がすんなり売れることもあります。
余談ですが、相場判定はインターネットで行う関係上、ウェブに存在しない情報にたどり着くことができません。そのためオークションの歴戦の猛者たちならば、それなりの価値を見出してくれる可能性が大いにあります。
【方法②】通常出品する
通常のメルカリ出品も行います。ただし金額は妥協ラインより高めに設定しておきましょう。3,000円で納得できるなら、いっそ4,500円で出品する。そこから定期的に値下げしたり、交渉へ積極的に応じていきましょう。

この時、商品の閲覧数や検索数を把握するようにしましょう。これらの情報は商品ページに記載されています。
- 検索数:出品した商品が、直近1ヶ月以内に、おすすめ一覧や検索結果一覧に表示された総回数
- 閲覧数:直近1ヶ月以内に商品の詳細画面を閲覧された回数
もしも出品して1ヶ月後【検索数5件・閲覧数1件】なら、商品ページに問題があるか、そもそも需要のない商品の可能性が高いです。時間に余裕があるなら画像や説明文を修正しますが、いっそ処分した方が掃除の観点では効率的です。私は1ヵ月ほど様子を見て、全く検索されなければ処分するようにしています。
ちなみに「値下げ交渉が来るまで放置しても良くない?」と考える人もいるのですが、私はお勧めしません。詳しくは別記事を参照してください。
折り合いのつかない時がある。結構ある。
いずれの出品方法にせよ、想像より興味を持たれないことが多々あります。赤字ギリギリの価格にしても「いいね!」すら付かない事も覚悟すべきです。
そんな時は落ち込まず、相場の答え合わせができたと考えてみてください。実際に出品することで初めて「この不用品を今売ることは難しい」と気付けたのです。
なまじメルカリが登場したことで、全ての不用品をお金に交換できる気がします。しかし実際は、購入者がいて初めてお金になるのです。売れないことを通じて、今後の買い物や自分のこだわりを見つめ直す機会になるでしょう。決して無駄な出来事ではありません。
メルカリ以外の処分方法も検討する
案外忘れがちですが、メルカリ以外の処分法も検討する価値があります。知人に譲る、どこかに寄付する、実際のフリーマーケットを開いてみる、ゴミの日に捨てる…等。
中でも私が愛用しているのが『ブックオフ宅配買取』。300円でも売れないモノを段ボールに詰めて、集荷してもらうだけ。入金も自動的に完了します。二束三文ではありますが、捨てるより気分が良いです。ぜひとも検討してみてください。

以上、まずはその不用品を買い戻すとして、いくら払えるかを考えます。その金額をもとに出品を行い、状況に応じて値段を下げる。それでも売れなかったら別の処分方法を検討します。正直ありふれたアドバイスかと思いますが、何かしら参考になりましたら嬉しいです。
YouTubeチャンネルもあります

チャンネルでは、一般フリマユーザー向けに
- イライラしない考え方
- ちょっと売れやすくなるコツ
- 知っておくと便利な情報
などを定期的に発信しています!
また、今回のように皆さんの素朴な疑問に、できるだけ回答する企画もあります。
以上、参考になれば幸いです。
それじゃあ、また!
参考文献
商品の閲覧数を知りたい – メルカリ スマホでかんたん フリマアプリ
https://help.jp.mercari.com/guide/articles/308/

