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とある方からメルカリに関する相談を頂きました。普段は動画にて回答するのですが、試験的にブログ記事も併せて更新していきます。動画版はお待ちください。
ちなみにこのような相談は大歓迎ですので、ブログや動画にて採用されても大丈夫でしたら、いつでも下記お便りフォームから投稿してくださいませ。匿名でもOKです。有り難いことに沢山の相談をいただくので回答に時間がかかる事もあります。どうかご承知おきください。
質問
くだらない相談で申し訳ないです。メルカリで買った後に「やっぱりいらなかったな…」ってなることが多くて困ります。買うときはすごく欲しい気持ちでポチるんですが、届いてしばらくすると使わなかったり、結局手放したりしてます。自分が嫌になります。どうせ後で要らなくなるなら、最初から買わない方がいいのにって分かってるんですけど、こういう衝動買いを減らすには、どうしたらいいと思いますか?
回答
衝動買いの原因は自制心の欠如ではなく企業努力です。メルカリには「購入したい!」と思わせる様々な工夫が施されています。まずは自分が誘惑されていると自覚すること、そして一つずつ断ち切ることから始めましょう。順番に解説します。
メルカリ内での誘惑と対策
まずは敵(?)の手の内を知っておきましょう。メルカリで衝動買いの原因となる代表例がこちら
- アプリ通知
- ホーム画面のおすすめ欄
- 検索履歴
- 売上金が残っている
個人的にイチバン厄介だと思うのが「検索履歴」ですね。キーワード入力した時点でユーザーが興味を示している(≒ ちょっと欲しい)商品ですから、メルカリは単語を自動的に保存し、再び調べやすくしています。加えて「新着4件」のようにリアルタイムの状況を表示することで何度もチェックすることを誘発しているのです。
ともかく、それぞれの特徴を押さえつつ対策を紹介します。
アプリ通知の設定を見直そう
購入者を誘う通知として、以下のものがあります
アプリ通知
- 「いいね!した商品が○○円に値下げされました」
- 「いいね!した商品にコメントがつきました」
- 保存した検索条件の新着
- クーポン配布・キャンペーン情報
- パーソナライズされた通知
お知らせ欄・バナー
- クーポン配布・キャンペーン情報
- メルカリShopsのタイムセール広告
アプリ通知側は設定からOFFにできますので、マイページ>お知らせ・機能設定>プッシュ通知、から適宜調整しましょう。なお個人的にはいいね!関連・保存した条件はONにして良いと思います。どちらも自分の意思でいいね!・検索結果の保存をしてますからね。

本当に欲しい商品まで無理に我慢する必要はありません
一方、お知らせ欄やバナーの広告は消すことができません。「チェックしない」とマッチョな解決策しか提示できなくて申し訳ありません。ただしアプリ通知としては届かないので、ホーム画面を開いた瞬間だけ注意しましょう。
おすすめ欄を非表示にしよう

ホーム画面を開くと、直近の検索内容や閲覧履歴を元にオススメ商品が表示されます。この内容がとても狡猾で、ドンピシャな商品からちょっとだけ関連するモノまで推奨しやがるのです。
その結果「逆・芋づる式」にチェックしてしまい、興味のない商品を買ってしまいます。それがまたホーム画面に反映されて…の繰り返し。早急に対処しましょう。

以前のアップデートにより、おすすめ欄は非表示にできるようになりました。ただし個別に消す必要があり、またリロードすると別の内容を勧めてきます。運営の切り札なので簡単には対応できませんが、後述する検索テクニックを使うことで多少マシになります。
検索履歴を削除する

メルカリで検索したキーワード・絞り込み条件は保存され、検索窓の下に一定数表示されます。また条件に合致した新規出品があれば「新着+7件」のように強調します。コレが最も厄介だと思っていて新しく何かを検索するたび以前興味があった商品を思い出させてきます。おすすめ欄と連携して衝動買いを発生させる諸悪の根源(失礼)です。
こちらも運営の屋台骨ですので保存させない設定はありません。ただし個別に一つずつ消すことができます。面倒臭いですが面倒くさいから対応しなくなる狙いだと確信できますよね。それほど影響力があるので、ドンドン削除していきましょう。

ちなみに遠回しながら効果のある予防策として、全く興味のない単語をあえて検索し続けるテクニックが有効です。例えば「ナス」を繰り返し検索することでリコメンドが茄子まみれになります。メルカリの魔力から逃れるためにも一度試してみてください。
売上金の使い道を固定する
先ほどの3要素に比べて影響は小さいものの侮れないのが売上金の存在。メルカリの売上金は本来想定してなかった臨時収入のようなものですから、ご褒美的に使ってしまいがちです。
加えて、売上金を銀行振込すると振込手数料が一律で発生します。お金を移動させただけで不必要に200円を取られる印象がありますから、それなら何か購入してしまおう…と衝動買いに走るのです。以前は1万円以上で無料になりましたが、メルカリに保留させた方が得だと運営も気付いたのでしょう。とても賢い戦略です。
この対処については別記事にて
- いくら以上なら振り込むべきか
- 小さい売上金をキッチリ使い切る方法
それぞれ解説してあります。是非ともご参照ください。


アプリを開く頻度を減らす
ここからはメルカリ外の話。極論だがメルカリに触れる回数を減らせば衝動買いもせずに済む。その計画を紹介しよう
スクリーンタイムを設定する
iPhoneはスクリーンタイム、AndroidはDigital Wellbeingのアプリタイマーを使うことで毎日の起動時間を制限できます。私の場合、ハマり過ぎている『Pokemon Sleep』を合計30分以内に制限しています(知ってる人に補足すると測定はゴプラです)
スマホごと封印する
とはいえ自己制限なんて鍵のかかってない牢獄のようなもの。心の悪魔に負けそうなかたは物理的にスマホを封印するのも検討しましょう。
ただ類似品を使った私からのアドバイス。コレに入れるのが面倒くさくなり持て余す人が大量に存在します。使うのなら作業や家事、仕事の開始時点で必ず使うこと。忘れないでください。
以上がメルカリでの衝動買いを防ぐためのテクニックです。これらを実践すれば、欲しいものだけ買う生活にグンと近づけることでしょう。
「いらない」を確信するために買うのもアリ

最後に個人的な意見を残しておきます。私は「いらない」を確信するために買い物するのはアリだと考えています。衝動に身を任せろって意味ではなく、悩み続けているなら一旦買ってしまえ、という助言です。
実際の体験を紹介します。私は外出先で文章執筆するために専用のタイプライターが欲しいと考えていました。文字入力しかできないため今以上に集中できる、と考えたのです。しかし入手してみて初めて自分に向いてないことがわかりました
- 単語の意味や類語を調べる
- 投稿済み動画の内容・台本を検索する
- Kindle電子書籍を読む
文字入力だけの装置では、私の用途に向いていなかったのです。
買う前まで「気になるなぁ、どうしようかなぁ」と悩み続け、作業効率が満遍なく5%ほど減少してた気がします。しかし一度所有することで「絶対に要らない」と断言できます。メルカリで検索することも、オススメに表示されても惑わされることが一切なくなったのです。
もちろん購入→売却によって手数料・送料分だけ損します。先ほどのタイプライターの件では3,000円ほど失いました。しかし考え方によっては
これ以上悩まなくするための投資
と解釈できるのです。私は3000円を支払うことで某製品に気を逸らすことがなくなったのです。
それに購入してみて「やっぱり必要だった!早めに買えばよかった」と満足することもありまから、お財布が許す限りは「いらない」を確信するために買うのもOK。私はそう思っています。

相談者さんは多くの「やっぱ必要なかった」を経験していますから、その数だけ気の迷いを晴らせたのだと言えます。それでも幾つかは狡猾なる戦略によって買わされたことでしょう。本記事を参考に、より快適なフリマアプリ生活を過ごされることを願っています。
YouTubeチャンネルもあります

チャンネルでは、一般フリマユーザー向けに
- イライラしない考え方
- ちょっと売れやすくなるコツ
- 知っておくと便利な情報
などを定期的に発信しています!
また、今回のように皆さんの素朴な疑問に、できるだけ回答する企画もあります。
以上、参考になれば幸いです。
それじゃあ、また!