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ちと仰々しいタイトルだが事実。今回の記事を読めば、ピロリ菌検査の必要性と、陽性反応が出た後の流れを理解できるだろう。そして貴方の家族にも検査を推奨してほしい。
なお2020年に検査した話を2023年手前に書いてることを謝罪する。…誰に？
この記事の目次（クリックでジャンプ）
胃がん≒ピロリ菌の感染が原因
私は医療従事者ではないが、どうやら最新医療では【胃がんは感染症】という見解があり、その諸悪の根源こそピロリ菌である、らしい。詳細は参考文献として後述するが、ざっくり説明していく。
ピロリ菌は井戸水などから人体に入り、感染した人物からの母子感染（口移し等）で広がる。ほとんどが乳幼児の頃に感染し、そのまま放置して大人になってしまう。
ピロリ菌感染者の胃がん発症率
このピロリ菌に感染した状態が危うく、感染者の0.5％が毎年胃がんを発送する計算だ。…少ないと思うかもしれないが、毎年0.5％の抽選を感染者で行うので、
- 40年間で発症する確率：18％
- 60年間で発症する確率：25％
- 80年間で発症する確率：33％
となり、無視できない話になる。
ピロリ菌さえ除菌できれば、60年以内に胃がんになる確率を25％から0％に近づけられる。自分を幸運と信じるよりも、除菌した方が遥かに勝ち目のある戦いだろう。
除菌後の発症リスクは相当低い
少しややこしいので詳細は参考文献に任せるが、ピロリ菌を除菌できた胃がん発症率は、40代以下でほぼ100％、50代で90％と言われている。早期発見の重要性がわかるので、ぜひ一読してほしい
胃潰瘍の原因でもある
ちなみに胃潰瘍や十二指腸潰瘍の原因の多くがピロリ菌にあるとも考えられており、私自身も悩んでいた。何も食べてないけど胃がヒリヒリする感じ。
ストレスかと思っていたが、ピロリ菌を除菌したら治った。医者から「胃がムカムカしない？それピロリ菌だよ」と言われたので多分合ってる。
とまぁ色々書いてきた通り、ピロリ菌を除菌すれば「がん」の一つを克服できる訳だ。そう考えると対処しない理由がないだろう。
しかし厄介なことに、一般的な会社の健康診断では、ピロリ菌感染の有無まで確認していない。確かめるにも医療機関への診察が必要で時間もかかる。
そもそも感染してなければOKだし、井戸水なんて飲んだ事ない。私には関係なくない？
と先延ばしにしようと思っていた。まぁ後で落ち込むことになるけどなぁ！
郵送検査キットが便利
長すぎる前置きはここで終了。医療機関に向かうのが面倒な人に向けて、最近は【郵送検査キット】なるものが存在している。
前日通り、感染してないとわかればOKだし、もし陽性反応が出たら病院を受診すればいい。最初から診察を受けるのは面倒だった私には好都合だった。
親族へのプレゼントは【おうちでドック】私たち夫婦は【郵送検査キットセンター】の検査キットを利用した。
- おうちでドック：血液検査
- 郵送検査キットセンター：糞便中抗原測定
要するに、血液でもウンチでも検査可能って事。どちらも検査精度は高いので、お好みでどうぞ
プレゼントなら
【おうちでドック】かな？
検便でもOKなら
郵送検査キットセンターおすすめ
なんと陽性反応が…
検査結果は１週間ほどで戻ってくるが…なんと私から陽性反応が。もうね、終わったと思った。ピロリ菌に感染してるってことは、並行して胃がんの可能性もあるって訳で。
24歳で胃がんかぁ…でも早期発見できたから良かったのかな
とか色々考えてた。正直怖かったのは今でも忘れない。
陽性が出たら病院へ
とはいえ前述通り、胃がんまで到達してる確率はまだ低い。仮に0歳から感染したとして、24歳までに胃がんとなる確率は11％…あれ少し高くない？
時間と共にリスクが高まる
早く発見できて幸運
そう考え、すぐさま病院へ。
検査した結果、やはりピロリ菌感染の疑いがある様子。検査→除菌→確認の順番で来院し、対処していく。
陽性なのに検査する必要性
ちなみに陽性反応の結果シートを持って来院したが、改めてピロリ菌に感染しているか検査する必要があった。
当時の私は
検査キットで陽性って出てるのだから、すぐ除菌できないのか？
と質問した。医療機関と同水準の検査結果なのだから、当然そのまま除菌に移行しても良さそうなものだろう。
その返答は
対処する私たちが『ピロリ菌に感染してるため治療が必要』と判断しなければいけない。何より（除菌から始めると）保険適用外になる
との事。
言われてみれば当然の話。検査キットとは言え100％の精度じゃないので、治療してくれる医者が判断するのは必須の流れだ。
そして【保険適応＝治療の必要があると判断された場合】なので、いきなり除菌したら医療費が高額になってしまう。困る。
検査→除菌→再検査
ざっくりと治療の流れを紹介すると、
- ピロリ菌に感染してるか確認：パウチに息を吐いて確かめた
- 処方される薬を飲み続ける：１週間くらい
- 再来院し、胃カメラで検査：除菌成功か直接確認
となる。個人的に胃カメラ初体験だったが、正直キツかった。でも将来胃がんになってた可能性を考えると、鼻からチューブが通る程度なんも辛くない。いやでもちょっと辛かった…
最後に：ピロリ菌検査は全員すべき
長々と書いてきたが、「胃がん」の発症リスクを0に近づけられるなら、検査キットは安すぎる。発症後の医療費・その辛さに比べれば誰もが一度検査すべきだろう。
とりあえず確認して、陰性なら安心すればいいし、陽性でも落ち込まず除菌しよう。私も最初は落ち込んだが、胃がん発症の確率は放置するほど高くなる。早期発見できた幸せを噛み締めてほしい。
恐らく両親も感染してる
今回の記事を書きながら、ふと思った
私が感染してるなら、両親も危なくね？
私は東京生まれ東京育ち、井戸水を飲んだ経験はない。しかし感染してるってことは、両親から貰った確率は相当高い。これは由々しき事態だ。
近代社会では親から感染
記事を書いてて分かった情報だが、10歳でも15％程度の人がピロリ菌に感染している…らしい。近代社会では昔の食生活でピロリ菌に感染した親が、子どもへ移してる流れが多数。明らかに現代の方が衛生的なので当然の話だ。
つまり
- 親：子どもに感染させないため、除菌を徹底する
- 子ども：感染してた場合、両親も感染してる可能性あり
と言う流れをとってほしい。不幸の連鎖を止めよう。
善は急げ。早速、両親へのプレゼントとして実家宛に再購入した。思う存分ウンチをこそぎ取って、ピロリ菌を発見してもらいたい。
流石に妻の親族には見た目も整ってる【おうちでドック】を用意した。こちらは血液検査なので、自らのウンチをこそぎ取る必要なし。見栄えは最高に良い。
どちらを購入してもいい。ただ確実に言えるのは、過去一度も検査してないなら絶対確かめてくれ。今回の記事を読んで、貴方とその家族が健康な人生を送れる、その手助けになれば嬉しい。
紹介した商品リンク（Amazon）
おうちでドック 胃がん（プレゼント向け）→ https://amzn.to/3FYBFFT
郵送検査キットセンター 胃がん→ https://amzn.to/3Wk7D4M
参考文献
職場健診を受けていれば、大きな病気は発見できる？｜NIKKEI STYLE
https://style.nikkei.com/article/DGXMZO08980280R31C16A0000000/
検査から除菌まで | 除菌療法を受ける前に | ピロリ菌のお話.jp
https://www.pylori-story.jp/sterilization/sterilization/inspection/
ガチャの確率計算機
https://dskjal.com/statistics/chance-calculator-jp.html
郵送検査キットセンター-ピロリ菌検査
https://www.yusokensa.com/indexp.html
