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こんにちは、きゃたぬきです!
この記事は、YouTubeチャンネルに届いた質問をピックアップして回答します!
この記事の目次(クリックでジャンプ)
記事の要約
- メルカリでアカウントを売ったらダメですか?
また、これは違法行為になりますか? - 違法ではありませんが、規約違反になる可能性があります。
そして、メルカリでは「禁止出品物」のため、販売してはいけません。
それでは、詳しく回答していきます。
質問内容
以下の質問を頂きました。
アカウントは売っちゃだめですか? たまに売ってる人も居ますけど…
恐らくは「ゲームアカウント」の事でしょう。
オンラインゲーム等のアカウントを売却する行為は、通称:RMT(Real Money Trading)と呼ばれています。
「現実のお金と交換する」
って意味ですね
時々メルカリでも、ゲームデータを売却する人が存在します。これらは違法行為なのでしょうか?
結論:違法ではないが、規約違反の可能性
結論として、アカウント売却は違法行為ではありません。しかし、規約違反の可能性が高いと言えます。
え〜っと、違法と規約違反って
何が違うわけ?
それも含めて、
順番に解説します。
そして、メルカリでは禁止出品物なので、売却できません。
理解を深めるため、以下の順番で解説します。
- アカウント売却は違法じゃない
- ゲームの利用規約
- メルカリの利用規約
順番に解説します。
アカウント売却は、違法じゃない
大前提として、アカウント売却は違法行為ではありません。その理由は単純で、法律で規制されていないからです。
IT関係に強い弁護士 中野秀俊氏は、以下のように記しています。
現状、国内において、RMT自体を明確に禁止する法律は存在しません。(中略)また、ゲームによっては、ゲームメーカー側がRMTを許容し、それを売りにしている場合もあります。
つまり、アカウントを売買する行為は(法律がないので)取り締まれないと言えます。
RMT専門サイトがある
「アカウント 売買」で検索すると、数多くの専門サイトが表示されます。
これらの企業が存在してる時点で、法律違反ではないと肌感覚で分かるでしょう。
それじゃ、何でメルカリは
売っちゃダメなの?
後で解説します。
ここでは一旦、売却行為に違法性はない、とだけ覚えておきましょう。
ゲーム利用規約で、禁止されている可能性
前項では、法律で禁止されていない事が分かりました。しかし、実際にアカウント売却をすると、罰せられる可能性があります。
その理由は、ゲームの利用規約にあります。例えば、人気ゲーム「パズル&ドラゴンズ(パズドラ)」の禁止事項には、以下の記述があります。
RMTは、詐欺行為などの犯罪行為に結びつく可能性があることから「アプリケーション共通利用規約」で禁止しています。
この様に、各ゲームの利用規約にて売買が禁止されているケースがあるのです。
違法じゃないけど、規約違反?
どういうこと?
学校の規則で考えると
分かりやすいです。
髪を伸ばしても違法行為じゃありません。
ですが、校内規則に違反しています。
生徒である以上、法律より厳しい?学校のルールに従わないといけない訳です。
これと同じく、私たちはゲームアカウントを作成する時、利用規約に同意している筈です。
いくら法律的にOKでも、サービスを使う条件に反している為、アカウント売買も禁止行為とみなされるのです。
繰り返しですが、ゲームによっては認めているケースもあります。詳しくは、各利用規約を調べて下さい。
メルカリでは、禁止出品物
ゲームによって売買許可が異なるので、違法じゃなくても禁止行為の可能性がある、と分かりました。
それでは、メルカリでアカウント売買は出来るのでしょうか?
結論ですが、禁止出品物に該当するため、販売できません。以下が、メルカリガイドの内容です。
ゲームアカウント等の電子データは、取引後に該当アカウントが利用できなくなる等のトラブルに繋がるおそれがあるため、メルカリでの出品を禁止しています。
時々、こっそり販売してる人もいますが、禁止物に変わりありません。
違反すると、メルカリが使えなくなる可能性もあるので、絶対にやめておきましょう。
メルカリを一生使えないのは、
人生単位での損失です…
(考察)メルカリが禁止してる理由
あくまで私見ですが、2つの大きな理由があると思います。
- 各ゲームの利用規約を把握する必要
- 販売後のトラブルケア
どのゲームなら規約上OKなのか?メルカリ側で逐一監視しなければいけません。
また、購入したら改造データだったなど、特有トラブルも対処する必要があります。
それこそ、専門サイトとして
特化する必要があるレベル
かつてのセブンイレブンにならない様、メルカリは「あえて」取引を禁止している可能性もあります。
中途半端に手を出した結果、「セブンPay」が登場してしまった。
管理する手間を考慮すると、そもそも手を出さないのが得策と言えるでしょう。
実は2016年、メルカリでもRMT解禁した時期がありました。しかし当時、多くのバッシングを受け、現在まで「禁止出品物」のままになっています。
ここまでの内容を、簡単にまとめましょう。
- アカウント売却は、違法ではない
- しかし、ゲーム規約で禁止されている可能性もある
- メルカリでは「禁止出品物」扱い
結論、メルカリで販売してはいけません。
もちろん販売が認められているゲームを、アカウント売買専門サイトで売る行為は、全く問題ありません。
自分の持っているゲームアカウントが対象か、チェックしてみるといいでしょう。
動画版では、さらに質問回答中!
今回の質問は、【違法?】メルカリで、アカウント売買していいの?他、4つの質問に回答します【フリマ相談室】で回答した一部です。他にも沢山の質問に回答しているので、ぜひご覧ください!
音声だけでも、
理解できるようにしています!
YouTubeでも、情報配信中!
僕のチャンネルでは、一般フリマユーザー向けに
- イライラしない考え方
- ちょっと売れやすくなるコツ
- 知っておくと便利な情報
などを定期的に発信しています!
また、今回のように皆さんの素朴な疑問に、できるだけ回答する企画もあります。
ぜひ、覗いてみてください!
以上、参考になれば幸いです!
それじゃあ、また!
参考文献
RMT | IT法務.COM|システム・ソフトウェア・ネットビジネスに関するご相談なら弁護士法人内田・鮫島法律事務所 https://www.it-houmu.com/archives/1512
RMT(リアルマネートレード)の問題と法律的なポイントを解説 | IT法務・AI・Fintechの法律に詳しい弁護士|中野秀俊 https://it-bengosi.com/blog/rmt-law/
ゲームをプレイする際の禁止事項 | パズル&ドラゴンズ https://pad.gungho.jp/member/announce.html
フリマアプリ「メルカリ」突然の規約変更で非難 ゲームのアカウント売買をひっそり解禁 – ねとらぼ https://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1610/31/news130.html