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フリマアプリは全国一律送料なため、沖縄や離島などの利用者も多い。例えばユニクロは沖縄店舗数が少ないため、送料を考慮してメルカリで買う県民もいる、と公式が明らかにしてたりする。
そんな彼らからの相談で
購入者から「まだ届かないんですか?」と言われるけど、対処しようがなくて困ってる
という内容がよく届く。直接対応はできないが、せめて記事を読んでる人だけでも行動が変わることを期待している。
今回の記事を読めば、フリマアプリで商品を購入する時の心構えについて、改めて考えるきっかけになるだろう。なお端的に言うと「発送元の地域を読んでから購入せよ」となる。
結論
購入者は「発送元の地域」を必ず読もう。その上で我慢するか、近場の人から購入するか選べばいい。
今回の記事では、出品者が発送してから購入者に届くまでの速度を考慮している。発送が遅れた・受取評価が遅くなった等は考慮しない。
この記事の目次(クリックでジャンプ)
沖縄から見れば東京が遠方
そもそもこの話題で怒ってるのは都会に住んでる人が多いと思うけど、沖縄から見れば東京も大阪も遠方に違いない。ヨーロッパ圏を西洋とか言ってるけど、あちらから見れば日本は極東なのと同じ話。沖縄の人だって
うわぁ東京から届くのかよ…
とうんざりしてる可能性がある。
ただ沖縄・離島などに住んでる人は、配送への不満も少ない印象がある。彼らの地域は配達が基本遅いので、1週間届かない事すら日常茶飯事なのだろう、と私は勝手に考えている。
よって今回は誠に勝手ながら
都会の人が「到着が遅い!」と怒ってる
と想定して話を進めていく。そのため本記事中では、沖縄・離島などを【遠方】と表現してるのはご承知おき願いたい。
配達される日数の平均
到着が遅くてイライラする購入者は「いつもはすぐ届く」という常套句を使ってくるが、それ自体は間違っていない。例えばメルカリ公式が載せている目安では
- ゆうパケット(ゆうパケポスト):2〜3日
- ネコポス:1〜2日
で届くとなっている。
もちろん距離や天候によって異なる訳だが、いわゆる都会・地方都市に住んでる人なら参考になるだろう。現に大阪住みの私も、この日数は概ね正しいと経験上理解している。
だが上記は全ての取引に当てはまる訳が無い。遠方の地域と取引した場合、さらに時間が必要となると予想される。
遠方でもそこまで遅くない
それでは遠方地域からの配達は、どの程度時間が必要なのか?参考までに、各遠方地域の郵便局窓口から、東京都大田区役所までの日数をまとめて紹介する。なお紹介するのは日本郵便だが、ヤマトは大抵これらより早く届くため省略する。
地域 | 定形外郵便 | ゆうパケット | ゆうパック |
那覇〜東京 | 3日後 | 翌日午前 | 4日後 |
宮古島〜東京 | 3日後 | 翌々日午前 | 5日後 |
奄美大島〜東京 | 3日後 | 翌々日午前 | 5日後 |
釧路〜東京 | 3日後 | 翌々日午前 | 3日後 |
稚内〜東京 | 3日後 | 翌々日午前 | 3日後 |
実際は集荷タイミングも考慮すると+1日程度必要だが、想像より早く届く事がわかるだろう。先ほど紹介したメルカリ公式の到着時間とあまり差がない。
遅れる原因は「航空搭載の不可」
それでは何故、到着が1週間以上も遅れてしまうのか?最たる理由は飛行機で運べなかった事にある。例えばマニキュアを販売する事は可能だが、燃えやすい物質なので航空便を利用できない、といった形。
ここで問題なのは、品名で判断しにくい商品だ。アイシャドウは飛行機で発送できるけれど【品名:化粧品】だけではマニキュアの可能性を否定できない。開けて確かめる訳にもいかず、トラブル回避のために船便を使う事もあるだろう。
船便は+3日
船便での発送となった場合、確実に到着は遅くなる。例えば東京〜沖縄の移動だけでも3日間必要であり、石垣・宮古島などの場合はさらに時間がかかる。
よって遠方からの商品は、飛行機搭載できなかった時点で1週間以上かかると考えていい。
ここまでの内容をまとめる
- 基本的な配達速度は、ネコポスで1〜2日、ゆうパケットで2〜3日
- 東京から遠方地域までは、ゆうパケットで5〜6日
- 1週間を過ぎる場合、船便で運ばれた可能性が高い
他にも台風・豪雪などによって配達が遅れる状況もあるが、今回は割愛する。
出品者は対処できない
ここで重要なのは、出品者は「品名を正確に書く」以外の対処ができない点だ。書いた所で多くの商品には影響がないし、そもそも航空搭載不可であれば結局遅い。それに船便でも届くのは間違いない。
とはいえ品名を正確に書いた方がトラブルも少なくなる。詳しくは別記事を参考にして、遅延しない書き方を習得してほしい。
【メルカリ】品名を具体的に書くべき理由【航空搭載不可】【ラクマ・Yahoo!フリマ(旧:PayPayフリマ)】よってこの話は、購入者側の姿勢を調整するのが望ましい。最後にこれら予防策を紹介して終わる。
購入者は「発送元の地域」を読もう
結論から言うと、今後は「発送元の地域」を見よう。その上で
- 我慢する
- 近場から購入する
のいずれかを選択するといい。
繰り返しになるが、出品者側で出来ることは「品名を正確に書く」程度であり、配達が遅いのは避けようがない。速達料金を支払う覚悟がないなら、忍耐強く待つべきなのだ。
もし我慢するのが難しいなら、近場の人から購入する事を心掛けてほしい。東京都(小笠原諸島)の可能性も十分あるが、高確率で素早く到着する筈だ。陸送ならマニキュアも平気で遅れる。
物理的に離れている以上、配達が遅くなるのは当然の話。そして既に公開されてる情報(発送元の地域)を確認しないなら、もはや購入者側が悪い。過去の私を反省しつつ、そう強く思う。
ここまでをまとめる
- 出品者は品名をなるべく正確に書く
- 購入者は「発送元の地域」を必ず読む
簡単な話だが、これだけで到着が遅いイライラを大幅に減らせるだろう。
発送元の地域「未定」に注意
なお一部ユーザーは匿名性を重視して発送元を「未定」にしている為、遠方の可能性を考慮して取引した方がいい。可能ならコメント欄で確認してみよう。
最後に
実は私は発送元の地域を読まずに購入している。理由は単純で、すぐ必要な商品をメルカリで購入しないから、到着が遅れても一向に困らないのだ。
記事中では除外したが、発送目安から遅れて発送する人も存在するし、自動キャンセルとなる場合も稀にある。以前までは毎度不快感を覚えていたが、思考を変えて
「今すぐ必要じゃないもの」だけ買おう
と考えて取引している。そうすれば大抵は素早く届いてラッキー☆だし、遅くても全く困らないのだ。
それにメルカリは「発送元の地域」を絞り込み検索できないので、都道府県を毎回確認するのも面倒臭い。でもチェックせずに怒るのは自滅。だったら最初から気にしなければいいやって話。
とても単純な解決策だが、不可抗力に一喜一憂するよりも、自分の選択を変えた方が楽である。ぜひ一考してみてほしい。
メルカリで怒りを抑える、私の対応精神YouTubeチャンネルもあります
チャンネルでは、一般フリマユーザー向けに
- イライラしない考え方
- ちょっと売れやすくなるコツ
- 知っておくと便利な情報
などを定期的に発信しています!
また、今回のように皆さんの素朴な疑問に、できるだけ回答する企画もあります。
以上、参考になれば幸いです。
それじゃあ、また!
参考文献
どれくらいで届きますか?(らくらくメルカリ便) – メルカリ スマホでかんたん フリマアプリ
https://help.jp.mercari.com/guide/articles/370/
どれくらいで届きますか?(ゆうゆうメルカリ便) – メルカリ スマホでかんたん フリマアプリ
https://help.jp.mercari.com/guide/articles/285/
フリマアプリ「メルカリ」、 サービス開始9周年記念インフォグラフィックス公開 | 株式会社メルカリ
https://about.mercari.com/press/news/articles/20220704_infographics/
国内航路 | サービス | 琉球海運株式会社
https://www.rkkline.co.jp/service/domesticroutes/
ご利用上のご注意 – 日本郵便
https://www.post.japanpost.jp/send/deli_days/attention/index.html
航空機による輸送ができないものは? – 日本郵便
https://www.post.japanpost.jp/question/24.html