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フリマアプリで商品トラブルが発生した時、どこで破損したのか論争が始まる。互いに譲らないのは想像できるが、もしも画像を用意してたら有利な判決が出るんじゃないか?
…という相談が多くなった。結論から言うと撮影は効果的だ。そこで本記事では、商品発送前の撮影ポイントと必要性についてまとめておく。なお私は撮影していない。その理由も後述。
解説動画
下記の動画でも詳しく解説しています
この記事の目次(クリックでジャンプ)
なぜ効果的と言えるか?
まず発送前の撮影が効果的な理由を解説する。
- ミスを発見できる
- 紛失・破損トラブルの解決
- 悪質ユーザーを避けられる
以上が挙げられる。順番に解説しよう
ミスを発見できる
大抵のトラブルは商品到着後に発生する。だが発送前にミスを発見できれば、返品騒動を防げるだろう。出品時に気付かなかった汚れも、再チェックする過程で発見できる可能性が上がる為だ。
わかりやすく言うと、感想文と同じ理屈だ。書き上げた瞬間は「完璧だこれ…」と思っていても、次の日に読み返すと絶望した経験はないだろうか。時間と見方を変えたことで、冷静かつ客観的な視点で判断できるのだ。
この時点でミスに気が付いたら事情を説明し、取引キャンセルすればいい。返品騒動になるより謝罪した方がマシだ。
紛失・破損トラブルの解決
配送中に紛失したり、破損して届いた際のトラブル対策。
荷物紛失等の事件が発生した場合、事務局・配送業者から梱包状態等を尋ねられる。この時、画像があれば調査も楽に進むと想像されるので、取引ごとに撮影した方が良いとされる。
悪質ユーザーを避けられる
前の理由がメインだが、ついでに悪質ユーザーを避けられる。特にキャンセルしたいから意図的に傷を付ける相手に有効だ。
この手のユーザーは商品到着後に「傷があるので返品したい」等のクレームを入れてくる。そこで証拠があると伝えれば、黙って受取評価をする筈だ。
なおこの時、残念だった評価を受けても安心していい。メルカリの場合は不当評価を消してくれる可能性があるからだ。詳しくはこちら
【メルカリ】残念だった評価を取り下げる方法。体験談も紹介【悪い評価】念のために強調する。大半が良識あるユーザーであり、悪質な購入者は稀だ。残念ながら0とは言えないが、必要以上に不安を覚えなくていい。
- ミスを発見できる
- 紛失・破損トラブルの解決
- 悪質なユーザーを避ける
以上から、発送前の撮影は効果的だと言える。
それでは具体的にどのような箇所を撮影すればいいのか。順を追って紹介する。
撮影するポイント・理由
大きく3つの撮影ポイントがある。
- 梱包前
- 梱包する過程
- 梱包後
人によっては上記に加え「確認用ページ」を作成し、取引中の画像共有を行う。しかし後述するが非推奨だ。順を追って解説しよう。
梱包前
商品が配送中に破損した場合、何処で傷がついたか証明する目的。基本的に6方向(サイコロのイメージ)撮影しておけばいい。
梱包する過程
商品を保護するために十分な状態だったか証明する為。もしも購入者が「緩衝材など無かったから壊れた」等の指摘をした場合、反論材料となる。まぁ滅多にないと思うけど…
箱を利用する場合、蓋を閉める前の画像も撮影しよう。この時、商品が固定されてるかを明らかにすると良い(画像は悪い例)
梱包後
どんな梱包資材で届いたか証明する。これは特に、紛失時の捜索手がかりとして利用されるだろう。
(不要)確認用ページを作成
人によっては「確認用ページ」を作成し画像共有を行う。購入者に圧力をかけることで、トラブルを未然に防ぐ狙いだろう。
しかし、毎度出品するのは手間が多い。そして規約上アウトな点も含めて非推奨だ。
ここまでの内容をまとめる
- 撮影する目的は3つ
- ミスを発見する
- 紛失・破損トラブルの解決
- 悪質ユーザーを避けられる
- 撮影ポイントと理由
- 梱包前:状態の提示
- 梱包する過程:商品の保護が十分か
- 梱包後:紛失に備える
以上、発送前に撮影した方がいい理由だ。
出品時のような美しい画像である必要はない。サクッと撮影を済ませて、取引完了と同時に消去すればいい。
私は撮影していない理由
ここまで紹介しておいて何だが、私自身は発送前の撮影を行っていない。その理由を幾つか紹介していく。
取引数が多いので面倒臭い
短期間で何件も発送する場合、いちいち商品画像を撮影するのが面倒である。
ただこれは物販ユーザー的な話。取引数が少ない人は撮影した方がいいだろう。
「撮影してない=補償されない」ではない
過去数回トラブルを体験していたが、事務局から画像の提示を求められた事はない。しかし補償は受けることができた。
あれば嬉しいが、なくても困らない。そんな大根おろし器的存在を用意するのは私にとって骨が折れる作業だ。
【メルカリ】購入者の返金要求と戦ったら、事務局が神対応してくれた話【トラブル体験談】トラブルは滅多に発生しない
私個人の考えだが、損害の少ない事故の為に保険をかける必要はない…と思っている。フリマのトラブルもその1つだ。
例えば火災保険のように、費用は小さいが膨大な損害に備えられるなら分かる。しかし取引トラブルにおいて、人生に甚大なる影響が発生するだろうか。大抵はリカバリーが効くだろう。あくまで主観。
以上、私が撮影しない理由をまとめる
- 取引数が多くて面倒
- 撮影しなくても補償された
- トラブルは滅多に発生しない
早い話、手間とリターンが割に合ってないと考えている。仮に500件中2回の商品トラブルを経験し、写真が役に立ったとしよう。だが得られた報酬(回避した損害)は撮影した時間に見合った物なのだろうか…?
最後に
実は過去、私も撮影を心掛けていた事があった。だが手間の割に使う機会はなく、以前に写真なしで補償を受けた経験もあり、不要と判断して今に至る。
とはいえ明日の事はわからない。撮影できればした方がいいのは事実だ。Excelしか使わないけど、可能ならゲーミングPCを買った方がいいのと同じ。要は許容度の問題だ。
私は労力を考えて撮影していない。しかし撮影することは賛成できる。今回の記事を参考に、自分なりの答えを選んで頂きたい。それは貴方にとっての正解になる筈だ。
YouTubeチャンネルもあります
チャンネルでは、一般フリマユーザー向けに
- イライラしない考え方
- ちょっと売れやすくなるコツ
- 知っておくと便利な情報
などを定期的に発信しています!
また、今回のように皆さんの素朴な疑問に、できるだけ回答する企画もあります。
以上、参考になれば幸いです。
それじゃあ、また!
参考文献
販売を目的としない出品行為(禁止されている行為) – メルカリ スマホでかんたん フリマアプリ
https://help.jp.mercari.com/guide/articles/870/