【人気】買って良かったもの、イマイチだったもの

【PIXUS XK500 レビュー】小さい、美しい、写真が綺麗【でも高い】

実家から持ち出した16年製プリンターが故障した。これ幸いと新しい機種を購入検討した結果、Canon【XK500】を購入するに至った。そこに至る経緯を記載しておく。

きゃたぬき
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きゃたぬきです。TwitterYouTubeもやっています。

なお私はプリンターを語るほど知識もなければ興味もない。よって本記事は感覚で話を展開していく。 その点はご承知おき願いたい。

そもそもプリンターいる?

プリンターでまず答えたい疑問が「そもそも必要なの?」である。 私の実家にあるプリンターは年賀状でしか使っておらず、それすら去年やめた。似た境遇の人は多いだろう。

正直プリンターは多くの人に無用。必要に応じてコンビニ印刷すればいいし、写真もヨドバシカメラ等のプリント専用機で1枚40円から可能。数万円払って滅多に使わないプリンターを買うのは無駄。 

費用と時間の節約を考える

言い換えると頻繁に印刷する人はプリンターを買うべき。コンビニ印刷は割高であり、数百枚と印刷するならエントリー機を買ったほうが安上がり。

何より毎度コンビニへ通う時間も勘定に入れたい。 自宅から往復5分かかる場合、時給1200円の人なら1回100円損する計算。

PDF書類を印刷する、メルカリでクリックポストを使うなど枚数と頻度が高い人は是非プリンターを導入してほしい。それ以外は不要。年賀状はやめるか最初から絵柄印刷されたハガキを買うと良い。

なぜ最上位機種にしたか

だが今回購入した【PIXUS XK500】は45,000円と高額。キャノン製として現行最上位機種である。なぜ購入するに至ったかを説明しよう。

写真が趣味

ライチョウ。可愛い。

上位機種なので写真に強く、1枚あたりのコストも安いのが利点。私は出会った野良猫の図鑑を作成する趣味があり頻繁に印刷を行う。好きな写真なら可能な限り品質を上げたいものだ。

あと撮影機材が高いのも原因。私は物販商品の撮影用に中古すら25万円もするフルサイズ一眼SONY a7ivを使っている。良いカメラの画像を活かす良いプリンターが欲しくなったのはディドロ効果だろう。

当然だが写真の質は最高。 家電量販店の写真プリンター機と遜色ない質で1枚あたり11円と安価。 互換インクを使えばさらに安くなる。

ちなみに本機種より高品質プリントが可能なエプソン機種もあるが80,000円からと超高額であり、インクも6種類以上に増えてしまう。 コンテストに応募するプロならともかく費用面で厳しい。趣味止まりの私にはXK500が最適と思う。

デザインと大きさが最適

主観の強い話だが最上位機種とあってデザインは最高。インテリアとして成立する高級な見た目、なのに本体は結構小さい。 作業デスク付近に常設する以上、この2つは見逃せない。

私の場合(推奨しないが)カメラ防湿庫の上に設置したかった。そのジャストサイズで最高性能かつ美しかったのが【XK500】なのだ。 数年間使うのだから、テンションの上がるものを選びたい。

非公開: 【デザイン買い】Re:CLEAN 防湿庫 購入レビュー【‎RC30L-AN】

吟味するほど知識も興味もない

最大の理由。今まで2機種しか使ってこなかった為、比較できるほど知識もなければ興味もない。 今回買ったプリンターは大変満足しているが、もっと高コスパな商品があった…かもしれない。

だがそれでいい。 興味がない商品を検討する時間が無駄。高いものはそれなりの理由があるし、これでダメなら下位機種を買ってもダメ。 何なら逆の場合「もっと高い機種なら良かったかも…」と後悔する可能性がある。

判断に割く時間を減らすため、そして後悔しないために上位機種を購入した。 正直45,000円は高いが以前使っていたキャノンプリンターは8年近く動いてくれた。年払いにして6000円程度、我慢できる数字だ。


以上、ガジェット好きなら憤死レベルで雑な理由を紹介した。 最後に昨今のプリンター業界の収益モデルの変化を学んだのでアウトプットして終わる。結論を言うと本機種は純正インクが安いのだ。

プリンター業界の収益モデル

何かと引き合いに出されるプリンターの収益モデルを改めておさらいしよう。 簡単に言うと【消耗品で稼ぐビジネス】である。

プリンターは精密機器の名に相応しい機械であり1万円で売っても利益は出ないとされる(真相不明)。 だが仮に本体が数万円なら消費者は買わないだろう。自分で言うのも何だが5万近いプリンターは普通選ばない。

そこで本体を安く売り、消耗品のインクを高くした。使えば使うほどインクは消費するため長期的に稼げるビジネスモデルだ。 最近ではウォーターサーバーが似た仕組みで儲けている。

互換インクと裁判

しばらくするとインクだけを販売する会社(エコリカ等)が現れた。 純正が5000円なら互換品は2500円といった形で販売されてしまい、前述した収益モデルが崩れてしまう。

そのためプリンター会社は、純正インクのカートリッジの形を特許取得するなど試行錯誤した。だが純正しか使えなくする一部行為は独占禁止法に該当するとされ、互換インクメーカーとの裁判も多い。最近でも2023年6月、キャノンとエコリカの裁判が実施された。

本体高く、インク安く

ここからが推測だが、純正インクで儲けるシステムが崩壊しつつある以上、プリンター業界は別の収益化を図ったのだろう。その新しい収益モデルが本機種のような高額プリンターだ。

何度も言うがプリンターは本体を安く、消耗品を高く売るのが基本。しかし付加価値をつければプリンター本体が高くても買う人はいる。そこで稼げればインクが安くても企業は困らない。

例えばキャノンプリンターの中で根強い人気を誇る【ix6830】のインクをAmazonで比較すると、互換品と純正では価格差が4〜5倍開いてたりする。

一方で本機種に使える純正インクは、社外品と比べても大差ない。

互換インクは安いから選ばれるのであって、同じくらい安ければ安心感を含め純正インクを優先されるだろう。 高い本体で稼げるから、それに使うインクは安くしよう。これがキヤノンの狙い。まぁインクなんて500円で売っても儲かると思うけど…


誰の参考になったかはわからないが、インクをめぐる裁判や最新機種の写真印刷クオリティーなどを学べた点で、今回の買い物は満足している。 とは言え結論は変わらず、頻繁に印刷しない限りコンビニに行けば充分。長期的な目線で買い物をしていきたい。

ちなみにプリンターはホコリが入ると故障しかねない。画像のような静電気対策カバーを被せると良い。

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