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メルカリのオークションで入札していたところ、出品者から「このままでは赤字なので、〇〇円まで入札してください」とお願いされることがあります。
このような場合、購入者は応じるべきなのでしょうか。また、断った場合はどうなるのでしょうか。
結論から言うと、値上げして再入札する義務はありません。 ただし、商品の希少性や今後の取引への影響を考えると、一概に断るのが正解とも言い切れません。
今回は実際に寄せられた相談をもとに、私ならどのように対応するかを解説します。
なお、メルカリのオークション機能は通常出品とはルールが大きく異なります。キャンセルやペナルティなど基本的な仕組みをまだご存じない方は、先に下記の記事をご覧ください。
▶︎【メルカリ】オークションの仕組みと注意点|キャンセル・ペナルティまとめ
メルカリのオークションで「値上げして入札してください」と言われた事例
定額出品されていた商品が、ある日300円スタートのオークションへ切り替わっていたため入札しました。
しかし終了間際になっても私以外の入札者がおらず、すると出品者からコメントで「このままだと送料割れしてしまうので、入札をキャンセルしてほしい」と連絡がありました。
調べてみると、オークションでは購入者側から入札をキャンセルできず、落札後に購入しないと利用制限を受ける可能性があることが分かりました。その旨を出品者へ伝えたところ、今度は「1,200円で売りたいので、その金額で入札し直してほしい」とお願いされました。
予算内だったため最終的には1,200円で購入し、取引自体は円満に終了しました。ただ、「出品者のミスをフォローしたのに、希望価格で販売できるよう協力した形になったこと」に少しモヤモヤしています。
このような場合、私はどのように対応するべきだったのでしょうか。
このようなケースでは、購入者は値上げに応じる義務があるのでしょうか。それとも断っても問題ないのでしょうか。私なら次のように対応します。
メルカリのオークションで値上げをお願いされたら応じるべき?

結論、値上げに応じる義務はありません。
ただし、商品が欲しい場合や取引を円満に進めたい場合は、価格交渉をしたうえで応じるという選択肢もあります。
私なら、相手の希望額をそのまま受け入れるのではなく、赤字にならない範囲で中間の価格を提案します。
例えば500円で入札していた商品に対し、「1,200円まで入札してほしい」とお願いされたのであれば、その中間程度の価格を提案します。出品者が赤字にならない範囲であれば、協力する価値はあると考えているためです。
それでも交渉がまとまらなければ、そのまま落札したうえで出品者都合によるキャンセルをお願いするでしょう。購入者側が不利益を受ける必要はありません。
ただし、オークションでは通常の取引とはキャンセル時の扱いが異なります。知らずに対応すると利用制限の対象になるケースもあるため、事前に仕組みを理解しておくことが大切です。
▶︎ 【メルカリ】オークションはキャンセルできる?利用制限・ペナルティ・対処法を徹底解説
なぜ「値上げして入札してください」というトラブルが起きるの?
今回のようなトラブルは、メルカリに「オークション機能」が登場して間もないこともあり、利用者の知識不足が原因で起こるケースが少なくありません。
特に多いのが、
- 安く落札されるリスクを理解せず出品してしまう
- 入札後でも簡単にキャンセルできると思っている
この2つ。私のもとにも、このような相談は数多く届いています。
また、オークションでは通常出品とは異なり、キャンセル時に利用制限が発生する場合もあります。ルールを知らないまま行動すると、悪意がなくても不利益を受ける可能性があるため注意が必要です。
なぜ購入者はモヤモヤしてしまうのか
今回の相談者さんは最終的に予算内で商品を購入できています。
それでも違和感が残ったのは、
出品者のミスをフォローしたにもかかわらず、その出品者が利益まで確保していたように感じたから
ではないでしょうか。
例えば500円で入札していた商品について、「送料がかかるから値上げしてほしい」とお願いされたのであれば理解できます。
しかし実際には送料を補填するだけでなく、販売利益まで含まれた価格を提示されていたのであれば、「こちらは協力しているのに……」という気持ちになるのも自然だと思います。
金額そのものではなく、「親切に協力した結果、相手だけが得をしているように見えた」という心理がモヤモヤにつながったのではないかと私は考えています。
値上げをお願いされたらどう対応する?
値上げをお願いされたら価格交渉しても大丈夫
だからこそ私なら、赤字にならない価格まで譲歩したうえで価格交渉を行います。
この状況は購入者側がかなり有利です。
出品者としても、
- 安く売る
- キャンセルして評価やペナルティのリスクを抱える
のであれば、多少価格を下げてでも取引を成立させたいと考える人は少なくありません。
もちろん交渉がまとまらなければ無理に応じる必要はありません。
協力できる範囲で協力し、それ以上は出品者自身が責任を負うべきだと考えています。
商品によっては値上げに応じた方が良いケースもある
もっとも、これはあくまで基本的な考え方です。
もし二度と手に入らないような希少品であれば、私は交渉せず相手の希望価格で入札し直します。
もし500円で落札できたとしても、出品者が発送しなければ商品は手元に届きませんよね…
これまで多くの相談を受けてきましたが、自分の都合で発送しない出品者や、他サイトで売れたことを理由にキャンセルするケースも珍しくありません。
納得できる金額で商品を確実に入手できるのであれば、多少妥協した方が結果的に良いこともあります。

相談者さんも、この点を考慮したうえで大人の対応をされたのだと思います。
「値上げして入札してください」はルール違反?
吊り上げには該当する?
結論から言うと、今回のケースはいわゆる「吊り上げ」には該当しません。
「吊り上げ」とは?|通称ですが、出品者やその協力者が別のアカウントを利用して入札し、人気がある商品であるかのように見せかけたり、落札価格を意図的に引き上げたりする行為を指します。
一方、今回のケースでは出品者が現在の入札者に対して「希望価格で入札し直してほしい」とお願いしているだけであり、自ら別アカウントを使って価格をつり上げているわけではありません。
もちろん購入者は、そのお願いに応じる義務はありません。そのため、一般的にイメージされる「吊り上げ」とは性質が異なるケースと言えるでしょう。
コメントで値上げをお願いするのは問題?
一方で、メルカリのガイドラインに照らし合わせると、今回のような行為にはグレーな部分もあります。
メルカリでは、購入後に値上げや送料の上乗せを要求することは禁止されています。
オークションでは正式な購入は落札後ですが、すでに500円で入札されている状態であれば、そのまま終了すると500円で取引が始まることになります。その状況で「1,200円でもう一度入札してください」とお願いする行為は、実質的には価格の引き上げを求めているとも考えられます。
また、本来メルカリが想定しているオークションの流れでは、出品者が特定の金額で再入札を依頼することは一般的な利用方法とは言えません。そのため、ガイドラインが想定する取引の流れから外れている可能性もあります。
ただし、現時点でこの行為そのものが明確な禁止事項に該当するとまでは、私は断定できません。
しかし、送料割れを理由に発送を拒否したり、取引を放置したりした場合は話が別です。この場合は出品者都合によるキャンセルとなり、迷惑行為として扱われる可能性があります。
つまり、「値上げしてほしい」と提案する行為自体が直ちにルール違反と断定できるわけではありません。しかし、その結果として取引を履行しなかったりキャンセルしたりすれば、ガイドライン上問題となる可能性は十分あるでしょう。
重要なのは、「値上げをお願いしたこと」ではなく、その後もメルカリのルールに沿って取引を完了させるかどうかです。
まとめ|値上げをお願いされたら慌てず判断しよう

出品者から「値上げして再入札してください」とお願いされても、必ず応じる必要はありません。
ただし、商品の価値や今後のトラブルを考えると、価格交渉を含め柔軟に判断した方が良いケースもあります。
今回の相談者さんは結果として適切な対応をされたと思います。同じような状況になった方は、本記事の考え方を一つの参考にしていただければ幸いです。
合わせて読みたい記事
なお、オークション機能は通常出品とはルールが異なる部分が多くあります。トラブルを防ぐためにも、下記の記事もあわせてご覧ください。
仕組みやルールを知りたい方はこちら
キャンセルや利用制限について知りたい方はこちら
実際のトラブル事例を知りたい方はこちら
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記事とあわせて見ていただくと、より理解しやすくなると思います。
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