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メルカリは日本のインフラレベルに浸透しているが、商品を探していると
んだよコレ、メルカリshopsじゃん
という不満に直面する。少しロードが遅い=即ブラウザバックする人も私以外に多いだろう。
本記事では、そんなメルカリshopsの商品を消す方法、またメルカリが頑なに検索結果を整理しない理由まで語っていく。
解説動画
下記の動画でも詳しく解説しています
この記事の目次(クリックでジャンプ)
メルカリshopsとは?
一応確認しておくと「メルカリshops」は業者・お店の商品をメルカリ内で販売できるサービス。楽天市場のように、生鮮食品から中古スマホまで様々なジャンルで出品可能。
またメルカリshops最大の売りは、月間2,000万ユーザーが利用する「メルカリ」で商品掲載できる点。通常ECサイトは自力で集客する必要があるため、検索結果に表示されるのはメリットが大きい。
通常のメルカリアカウントとの違い
ただ今の話だと
メルカリ出品なら通常のメルカリで良くない?そうしてる人もいるし…
と感じるだろう。だが事業者向けに
- 商品ページを使い回せる(在庫追加)
- 商品広告を出せる
- クーポンの配布
といった機能が用意されてるため、業者は基本メルカリshopsを使った方が便利なのだ。
なぜ嫌われるのか
しかしメルカリ利用者の多くは「中古品を安く」買うために使っており、お店が売ってる「知らない新品」に興味がない。もちろん中古ショップもあるが実店舗の運営費、人件費を回収するため(素人の商品と比べて)割高。
またシステム上の都合なのか、表示速度がシンプルに遅すぎ。商品画像をタップした瞬間の挙動で「うわshopsかよ」と戻る人は多い(偏見)
早い話、メルカリshopsの商品は
- 新品:興味ない
- 中古:高い
という状況。それが検索結果に表示され、挙動も遅く、しかも多いからウンザリするのだ。
そんなメルカリshopsの商品を消す方法があれば知りたい。だから本記事に辿り着いた筈だ。以下、その手順を紹介しよう。
結論:完全には消せない
まず残念なお知らせだがメルカリshopsの商品「だけ」を消すことは不可能。加えて一つが不完全、もう一つは今後使えない可能性が高い。一般ユーザーの商品を少し犠牲にしない限り、検索結果からShopsを非表示にできないのだ。
とはいえ一応消せるし現状これしか解決策がない。早速その手順を解説しよう。
現在、有効な絞り込み
検索結果から消すためには【絞り込み】機能を使うのだが、設定は以下の2つ
- 「新品・未使用」を外す
- 「郵便局・コンビニ受取」のみ
新品・未使用を外す
お店が運営するメルカリshopsなので商品の大半が新品。であれば検索結果から「新品、未使用」を除外すれば良い。
ただし中古ショップも存在するため、家電製品やスマホ、トレカなど一部ジャンルでは通用しない。
郵便局・コンビニ受取のみ
現状の最善策。ゆうゆうメルカリ便のみ対応してる「郵便局/コンビニ受取」で絞り込むとメルカリshopsの商品を全て削除できる。
ただし、ゆうゆうメルカリ便を使わない一般ユーザーの商品も一括で消えてしまう点に注意。
また23年秋より「ネコポス」が日本郵便のサービスに切り替わる。ここで最悪のシナリオは、らくらくメルカリ便のネコポスでも郵便局・コンビニ受け取りが可能になることだ。
詳細は未定だが、この絞り込み方は今しか通用しない…かもしれない。とはいえ現状最強の手段なので遠慮なく使っていこう。
ネコポスが順次終了。その理由とメルカリ便への影響について推測するなぜメルカリShopsの商品を消せないのか
消し方は以上。だが折角なので「なぜメルカリは、メルカリshopsを完全に消させないのか?」を説明させてほしい。
冒頭で話した通り、メルカリshopsはメルカリに表示できる事が強みであり他ECサイトとの差別化になる。だが仮に【shops商品を除く】と絞り込み検索できると訴求効果が弱くなる
わざわざメルカリshopsに出品したけど売れないじゃん。手数料も10%と高いから出店やめるわ
と事業者が消え、次第に評判も落ちるだろう。
当然そんな事メルカリ運営はさせないし、検索結果からの完全除外もできない。だからこそ出店メリットを(事業者相手に)提示し続けられるのだ。
…な〜んて事は誰でも想像できる。だがライバルである「楽天ラクマ」の実態を知ると理解を深められるので付き合ってくれ。
ラクマは絞り込み可能
実は楽天ラクマにも公式ショップがあり、同じく一般ユーザーの検索結果に表示される仕様。だがこちらは絞り込み検索【公式ショップを除く】ができるのだ。もちろん完全に消せる。
フリマアプリの王:メルカリが出来ない事を楽天ラクマは対応している。この事実から
ラクマは利用者に優しい。メルカリ運営は無能
と揶揄する人もいる。
事業者に優しいメルカリ
確かにラクマの方が一般ユーザーには優しいだろう。だが視点を変えると絞り込める仕様は事業者にとってマイナスなのだ。
表にすると、以下の通り
一般ユーザー | 事業主 | |
メルカリ | きびしい | 優しい |
楽天ラクマ | 優しい | きびしい |
ここで「メルカリ最悪じゃん」と終わるのではなく、なぜメルカリは一般ユーザーの利便性を下げられるのか考えたい。要点を先に言うと、換えが効かないから我を貫けるのだ。
メルカリ辞められますか?
今回の検索汚染について、利用者の中には
メルカリshopsをごり押しし過ぎ。もう使うのやめるわ
とツイートする者がいる。だが断言するけど絶対に辞めてない。今や商品を買う時「新品か、メルカリか」とまで浸透したサービスを手放すのは不可能。マジで年間支出の桁が変わる。
もちろんメルカリも現状を知っている。だからこそ業者商品を検索結果に紛れ込ませ、絞り込みもできないという力技が通用する。
やめるがよい。…できるものなら。
MOTHER2的な
って状況。そしてメルカリなしの生活はもはや無理。
ラクマは簡単に辞められる
逆になくても困らない楽天ラクマだから絞り込める…いや絞り込まざるを得ないのだ。Yahoo!フリマの登場、また手数料10%に改悪したことで風前の灯。
ラクマ公式ショップ邪魔すぎ。使うのやめるわ
は今ここで誰でも可能。そうならない為にも、ラクマは細部までイライラさせない工夫が必要だし【公式ショップを除く】もその一つ。
メルカリは今後も絞り込めない
つまりメルカリの仕様は今後も続くし、前述の方法もいずれ対応される。トップシェアを維持し続ける限り、公式ショップの商品だけを完全に消すことはない。
ただし業者商品ばかりだと炎上するし不買運動に繋がりかねない。そんな可能性があるなら出店も控えられるので、メルカリ運営は絶妙なバランスを維持している筈。そして今のところ問題がない。
何よりメルカリに業者商品が出てることすら知らないライトユーザーも多い筈だ。副業ブームでせどらーがメルカリを使って稼げるのが裏付け。
この記事に辿り着く人はネットリテラシーが高いから気付けるのであって、大半は気にしてない。だから炎上もしない。とはいえ多すぎると違和感を与えてバレる。(運営にとって)丁度良い塩梅が今なのだろう。
月並みな言葉だが、配られたカードで勝負するしかないのだ。しかも負け確のクソ手札。それでも今取れる最善手を我々は選ぶしかない。メルカリを使わないなんて無理なのだから…
YouTubeチャンネルもあります
チャンネルでは、一般フリマユーザー向けに
- イライラしない考え方
- ちょっと売れやすくなるコツ
- 知っておくと便利な情報
などを定期的に発信しています!
また、今回のように皆さんの素朴な疑問に、できるだけ回答する企画もあります。
以上、参考になれば幸いです。
それじゃあ、また!