【人気】買って良かったもの、イマイチだったもの

フリマアプリは「メルカリだけ」使えば良い理由

YouTubeで毎週フリマ相談を答えて早1600件。その中で

メルカリしか使ってません。Yahoo!フリマ旧:PayPayフリマ)を始めるべきでしょうか?

楽天のラクマって使う価値ありますか?

といった相談がよく届く。使ってみて判断するのもアリだが、全て使った上で「メルカリだけで良い」と心底思う。その理由を解説しよう。

きゃたぬき
きゃたぬき

きゃたぬきです。TwitterYouTubeもやっています。

結論:メルカリだけでOK

まず結論、99%の人はメルカリだけでOK。話題のYahoo!フリマやら楽天ラクマを始める必要はない。その理由は「利用者数が最も多い」からだ。

原則フリマアプリは利用者数が多いほど売れやすい。ユーザーが多いほど商品も多くなるので購入者が集まり売れやすい。結果「自分も売りたい」と、さらに人が集まるので商品が増え…という良い循環が発生する。

つまりユーザーが多いほど取引が活発になる世界。そして最も利用者数が多いのは【メルカリ】なので、売れやすさと買いやすさが圧倒的に違うのだ。

出典:マナミナ

具体的には2021年時点でユーザー数の差が4倍。

ユーザー数
メルカリ2,000万
楽天ラクマ500万
Yahoo!フリマ500万

もちろん2年前のデータなので他フリマが1000万ユーザーに近づいてる可能性は高い。だがメルカリの利用者数を追い越したら必ず宣伝するため、逆説的にメルカリが今も王者だと想像できる。

何より他フリマの利用者は【メルカリ×???】だし、インストールして初回クーポン使って終わり!な人もいる。よって実際の取引しやすさは数字以上。と思う。

利用者が多いほど売れやすいし商品も多い。メルカリだけ使えばOK

使い分ける長所

メルカリだけでOK…って結論は変わらないけど、そもそも使い分けたい需要がある理由を解説しよう。幾つかあるが最も大きな要素は2つ

  • 取引手数料の差
  • 売るチャンスを増やす

取引手数料の差

一番大きな理由。メルカリは利用者数トップを良いことに暴利10%を貪っている。1万円の商品なら1,000円を無条件で取られてしまう。これは痛い。

そこで他フリマが手数料を下げて登場。具体的には

手数料10万円売った時の売上金
メルカリ10%90,000円
楽天ラクマ4.5〜10%*90,000円
Yahoo!フリマ5%95,000円
*変動性だが、条件困難なため実質10%

特にYahoo!フリマの5%は驚異的で、10万円取引すると手数料だけでも5,000円と差が大きい。

売れやすさはメルカリがNo.1。でも可能なら手数料の安いフリマアプリを使いたいのだ。

売るチャンスを増やす

単純にメルカリ単体より3社全てに出品した方が購入されやすいので使うパターン。ただしYahoo!フリマは同時出品を禁止している。詳細は別記事

【メルカリ】他フリマとの同時出品って違反なの?楽天ラクマ・Yahoo!フリマ(旧:PayPayフリマ)の規約から解説します

この他にも

  • 振込手数料が無料(条件あり)
  • 各種ポイント消費需要
  • 独自機能を使いたい

などあるが微々たる理由なので割愛。この記事を読んでる人の殆どが「手数料が安い」と聞いて検討してる筈だし、その事実だけ覚えておけば良い。

使い分ける短所

ただ使い分けるなら欠点を考慮すべきだし当然ある。大きく2点

  1. 管理が面倒
  2. 時間かかる

管理が面倒

主に同時出品する場合。販売経路が増えるほど売れやすいが、売れたらすぐ出品を取り下げる管理義務も発生する。

そして万が一、他サイトで売れた商品を購入された場合。相手への謝罪、取引キャンセルの手続き。そして最悪の場合、利用制限などペナルティが発生する。

出品数が多いなら物量で面倒くさいし、少ないと並行出品してる事を忘れるリスクが高い。よほど高額取引をしない限り、節約できる手数料より手間が勝る。

Yahoo!フリマは同時出品禁止

なおYahoo!フリマに関しては同時出品(例:メルカリでも同じ商品を売る行為)を禁止している。詳細は別記事

【メルカリ】他フリマとの同時出品って違反なの?楽天ラクマ・Yahoo!フリマ(旧:PayPayフリマ)の規約から解説します

時間かかる

繰り返すが一番売れやすいのはメルカリであり、逆に楽天ラクマ・Yahoo!フリマは比較的売れにくい。よって

メルカリなら半日、それ以外なら1週間以上

なんて事はZARA。そして不用品は売れて初めてお金になるので、売れるのが遅いほど入金も遅くなる

まぁコピペして放置するから時間損失は体感少ないけど、他フリマは長期戦の覚悟が必要。

結局「メルカリでいい」になる理由

これら長所・短所を踏まえて使い分けるか考えよう!…と言いたいが実際やってみると「メルカリだけで良くない?」となりがち。その理由は出品者が(他フリマで)価格を下げるからだ。順を追って説明する。

復習するが、他フリマを使いたい理由は手数料が安いから。しかし購入者には恩恵がないため、

同じ価格ならメルカリで買うよね。

売上金も使いたいし

私、出品しないから

メルカリだけで良いわ

このように、同じ価格ならメルカリが優先されやすい。

出品者は他フリマで購入されないと意味ないので、商品価格を下げて購入者に魅力を与えざるを得ない。幸い手数料が少ないため少し下げてもメルカリ比較で損しない。

売上金が同じになる

結果、賢い購入者は安い方が嬉しいため他フリマで購入する。一件落着…ではない。安くした結果メルカリとの売上金の差が小さくなってるのだ。

例えばメルカリだと1万円で売れる商品。これを上記理由から(Yahoo!フリマで)値引きした結果、

商品価格売上金
メルカリ10,000円9,000円
Yahoo!フリマ9,500円9,025円(+25)

上図のような結果になりがち。意外と少ない。

加えて、忘れてはいけないのが【取引の遅さ】。メルカリなら半日、Yahoo!フリマを使ったから1週間かかる事も。

数十円の利益なら

素早くメルカリで売った方が良いかな〜

となりがち。私はそうなった。多分あなたもそうなる。

それでも使い分けるなら

ただ戦略を持って使い分けるなら十分効果がある。最後に私なりの基準を紹介して終わろう。

高額かつ人気ならYahoo!フリマ

まず高額かつ人気商品はYahoo!フリマの出品を検討しよう。 ゲーム機・スマートフォン本体など、需要が高いためフリマをまたいで比較検討する購入者も多い。結果メルカリより少し安い価格で売れるし、売上金も多くなって一石二鳥。

もちろん購入者にも同様のメリットがある。Nintendo Switchなど数万円の人気商品を買う場合、他フリマも検討すると安く購入できるだろう。

ラクマは使わなくてOK
ラクマの改悪

なお現在ラクマは手数料(実質)10%なので使う価値が低い。詳しくは別記事

【ラクマ】手数料改悪した今あえて使う理由あるの?【玄人向け】

ラクマは購入申請を活用

ラクマを使うなら同じ手数料で売れやすいメルカリで良いのだが、独自機能「購入申請」が差別化になる。購入前に出品者の許可が必要なため、同時に売れる可能性をゼロにできる。

もちろん楽天サービス圏なので、楽天キャッシュ・楽天ポイント等の消費先に選ばれる。また楽天お買い物マラソンとの連携で売れやすさも多少あるため、販路拡大する価値はある。ただ玄人向けなので、広く推奨できない。


今回の記事を参考に、各フリマを使うべきか検討してもらいたい。ただ改めて結論を言うが

メルカリだけで十分

他フリマの始め方(動画あり)

ちなみに楽天ラクマ・Yahoo!フリマの始め方は、動画・ブログ両方で解説してる。参考にしてほしい。

【動画あり】Yahoo!フリマ(旧:PayPayフリマ)の初め方〜知っておくべき内容まで、徹底解説します! 楽天ラクマの始め方を解説。メルカリとの違いも 【24年版】​​ラクマの初め方、長所短所を解説【メルカリ比較】

YouTubeチャンネルもあります

チャンネルでは、一般フリマユーザー向けに

  1. イライラしない考え方
  2. ちょっと売れやすくなるコツ
  3. 知っておくと便利な情報

などを定期的に発信しています!

また、今回のように皆さんの素朴な疑問に、できるだけ回答する企画もあります。

◆きゃたぬきのYouTubeチャンネルはこちら!

以上、参考になれば幸いです。

それじゃあ、また!

参考文献

フリマアプリ市場を調査。メルカリは月間ユーザー2,000万人超、PayPayフリマは中高年に人気 | [マナミナ]まなべるみんなのデータマーケティング・マガジン
https://manamina.valuesccg.com/articles/1654