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マネー教育の一環として、メルカリを親子で使うのはお勧め。ただ注意点を覚えておかないと、子どもからの信頼を失ったり、友人関係を壊しかねません。
今回は、数多くのメルカリ相談・取引を見てきた私が、子どもと一緒に商品を売るとき絶対に覚えておくべき3つのことを紹介していきます。
【注意】代理出品は禁止行為とされていますので、子どもが自らの意思で出品する前提で話を進めます。
この記事の目次(クリックでジャンプ)
解説動画
下記の動画でも詳しく解説しています
第3位:相場を調べる
まずは、相場を調べてから出品しましょう。
そんなの当然でしょ…
と思う人もいるでしょう。それなら良いのですが、決して気を抜かないで下さい。
子どものおもちゃは、親が思ってるより価値がある
特にカードゲームはすごい。1枚のカードが300円でも売れなかったり、逆に50,000円でも速攻で売り切れる世界です。それを知らずに親が「まぁ1000円くらいかな?」と軽い気持ちで出品したら、子どもは激怒します。
たま〜にある安い商品
もしかして…?
気をつけないとね
勝手に出品したカード、100万超え
具体例として有名なものを紹介します。ある時、親が自宅にある息子のカードゲームを勝手にオークションに出品したことがありました。
その中に『ブラックロータス』と言う震え上がるほどの高額カードがありました。2020年の相場で90万円を超えるカードです。物によっては1千万を超えます…
この出来事はオークションだったからよかったものの、メルカリだと即購入できますからね。 開始価格1000円の状態で売れてたと思うと、恐ろしいですね…
この取引、ネット民の情報拡散によって息子が気付き、最後には出品停止になった様です。本当によかった…
まぁ、こんな超高額カードを子どもが持ってる可能性は低いです。それこそ大会で優勝したり、何かしらの懸賞に当たった位でしか手に入りませんからね。
でも1万円のカードなら、子どもでも保有してる可能性は高いです。決して軽く考えずに、出品前の相場調査を行なって下さい。
できれば一緒に
相場を調べてあげて下さい
第2位:売上の取り分を説明する
手数料 メルカリ1割 母5割
とはメルカリに寄せられた川柳の1つ。秀逸な一句ですが、笑い話じゃありません。
子どもの商品をメルカリで売る時(売上金の)取り分の話は事前にしてください。
- 3000円以下は全額渡す
- 一律10%は親が回収する
などなど。その塩梅は家庭や教育方針にもよるので、お子さんと調整して下さい。
「売れてから決める」は不信に繋がる
やってはいけないのが「売れてから決める」です。最初に話したような高額商品の場合、親は「子どもに大金を渡せない」と言って勝手にお金を回収することがあります。意図は分かりますが、子どもの気持ちを考えて下さい。
例えるなら「お年玉とお小遣い」の様なもの。自分が幼かった時、お年玉を預かっておくと言われて、納得できましたか?お小遣いと何が違うのか、私には理解できませんでした。
メルカリでも同じ話です。金額によって扱いが変わってしまうと
前は全額くれたのに、どうして高いとダメなの?
と考えます。子ども心に疑問が生じる事でしょう。
とくに厄介なのが、子ども自身がお小遣いで購入した物。自分のお金で買ったのに、その売上金を回収される。子ども目線では盗難に等しい行為です。
金銭感覚を養うために制限をかける
そんな親の意図は、今なら分かります。 でも子どもの頃はモヤモヤし続けてました。正直、親に不信感を抱いて過ごした時期もあります。
子どもは遥かに賢い
教育方針なので、最終決定は皆さん次第です。そこに絶対的な正解はありません。でも、子どもは思ってるよりも遥かに賢いし、大人が誤魔化してるのは分かってます。いや、分かってましたよね…?
僕のオススメは「割合回収+保留」スタイル。例えば1万円で売れてしまった場合、手数料と親の取り分(10%と仮定)を引けば8,000円残ります。でもこれは渡さずに保存しましょう。
先ほど色々言いましたが、大金があるとすぐに使ってしまうのは私も体験済みです。子どものお金としても調整してあげるのも一考でしょう。
ただし子どもが「必要だ」と言った時は、一定額を渡すようにすることです。3,000円までとか、毎月のお小遣いに上乗せしてもいいでしょう。お年玉の悲劇を味合わせないであげて…
第1位:本当に子どもの物か確認する
子どもが売りたい物が、最初は誰のものだったのか。必ず確認してください。正直この話をしたくて記事を書いたと言っても過言ではありません。
というのも、最初の所有者を確認しておかないと、後々面倒な問題が発生します。イメージしやすくするために、僕の過去の経験をざっくりお伝えします。
友達と交換したレアカード
僕が小学生の頃、デュエルマスターズが学校で流行っていました。150円でカードが5枚、その中にレアカードもあれば、ハズレもある世界です。
ある時、僕の友達が「バジュラ」と言うドラゴンのレアカードを当てました。このドラゴンはめちゃくちゃ強かったんですけど、その友達にはいらなかった。彼は水のカードを集めていて、僕はドラゴンのカードが欲しかった。
そこでカードを交換したんです。友達が当てたカードと、僕の余ったカード数枚を交換。それでデッキを作って遊んでいました。互いに納得のいくトレードをして満足でした。
親が登場「返してほしい」
ここで悲劇が起こります。とある日の夜、友達の親から電話がかかってきました。
交換したカードを返してほしい
友達が当てたカードは、僕が交換したカードの合計金額よりも、はるかに高い価値があったんです。その結果、交換に見合わないと(親に)判断されたのでしょう。
親子同士で直接会って、カードは戻ってきました。 今でも友達の顔に「何が起きているかわからない」と書いてあった表情が目に浮かびます。ちなみに双方とも親から叱られました。今でも納得できない
子どもが売ってほしい商品、もしかしたら友達と交換したものかもしれません。そして、メルカリで売った後に友達の親から「返して欲しい」と言われたら、どうしますか?
あ〜、それは面倒
似た体験をした人
いるかもしれないね…
最悪のケースも…
これは「あなたの子どもが」と言う話じゃなく、1つの可能性として聞いてください。カードゲームが流行った時、友達がカードを盗んだことがありました。えげつない涙を流しながら謝ってきた彼を見て、当時の僕たちは許しました。
その時、盗まれたカードの1部が捨てられてたんです。幸い彼の親が見つけたので大事にはなりませんでした。友人曰く
持ってたらバレるから捨てた
というもの。子どもっぽい言い訳ですね。
さて、最悪のケースを想定しましょう。自分の子どもが同級生のおもちゃを盗んで、それを持ってるのが怖くなった。そこで親に「メルカリで売って欲しい」とお願いし、盗んだ商品が売れてしまった場合。
盗まれた友達の親が、その行為をどう判断するのか…考えるだけでも恐ろしいですね。
親自身にも影響出るよね…
話をまとめましょう。
子どもが売りたいと言っているおもちゃ、本人の物なのか必ず確認してください。 主観ですが、子どもの嘘って非常にわかりやすいので、違うなと直感で判断したら売るのを保留していいと思います。
そして、友達と交換したものであれば、その友達の親に必ず了承を得てください。子ども同士で満足してても、相場がかけ離れていることが多々あります。そしてお金で目の色が変わるのは、いつだって親の方です。
後々のトラブルを回避するためにも、必ず最初の所有者が誰なのかを明らかにしましょう。
記事のまとめ
子どもの商品を売るとき、絶対に覚えておくべき3つのことはこちら
- 相場を調べる
- プレミア価格がつくおもちゃがあることを、忘れないでください
- 売上の取り分を説明する
- 子どもに不信感を抱かれないようにしましょう。
- 本当に子どものものか確認する
- 子ども同士が満足してても、親が出てくる可能性があります。必ず確認しましょう。
最後に
色々と注意点を書きましたが、私は「親子でメルカリを使う」のは賛成です。使い方次第では、子どもの金銭感覚に良い影響も出るでしょう。
もし可能なら、子どもに出品を「すべて」任せて下さい。
- どんな写真の撮り方をすればいいのか
- 説明文に何を書けばいいのか
- 質問にどう返事をすれば良いのか
メルカリを通じて、相手の気持ちを考える最高の体験ができるでしょう。
それに自分で売る経験を積めば、無駄遣いが減っていきます。
- お小遣いが足りない。これを売ってお金にしよう
- 箱があった方がいいから保管しよう
もっと進んで、欲しいものは「メルカリで探してみよう」となるかもしれません。いずれにせよ、お得に買い物をする癖が身につくでしょう。
あまりにも高い金額は一緒に出品するとして、比較的相場の安い商品は子どもに任せてみる。これも、1つの教育になると思います。
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以上、参考になれば幸いです。
それじゃあ、また!
参考文献
「断捨離のため息子のカード売ります」→市場価格50万のMTG「ブラックロータス」がヤフオク出品でネット騒然 – ねとらぼ https://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1704/11/news113.html
【MtG】ブラックロータスについて少しだけ知った気になれる記事 | CUBEの部屋 https://cuberoomblog.com/mtg-black-lotus/
デュエル・マスターズ https://dm.takaratomy.co.jp/
メルカリ利用規約 – メルカリ スマホでかんたん フリマアプリ https://static.jp.mercari.com/tos
禁止されている行為 – メルカリ スマホでかんたん フリマアプリ https://help.jp.mercari.com/guide/articles/258/