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【実例紹介】フリマアプリの報復・嫌がらせパターン【メルカリ・楽天ラクマ・Yahoo!フリマ】

フリマアプリのほとんどのユーザーは常識的で、普通にやり取りしていればトラブルは滅多にありません。しかし厄介な人がゼロではないのも現実です。中には執拗に粘着して嫌がらせを行う人も存在します。

この記事では、私の動画コメントやお便りフォームで報告された実際の事例をもとに「フリマアプリの報復パターン」をいくつか紹介します。頻繁に起こるものではありませんが、知っておくことで、いざというときに冷静に対応できるでしょう。

きゃたぬき
きゃたぬき

きゃたぬきです。TwitterYouTubeもやっています。

コメント欄での粘着投稿

値下げ交渉を断ったり、依頼に応じなかったことをきっかけに「態度が悪い」「誠意がない」と感情的になり報復を行います。

具体的には、ブランド品に対して突然「偽物です」と決めつけるコメントを書いたり、明らかに成立しないような極端な値下げを要求したり、気味の悪い質問を繰り返して出品者を不安にさせる人もいます。

粘着コメントをする人は「相手の反応を見て楽しむ」タイプが多く、こちらが反応するとさらにエスカレートする傾向があります。そのため、淡々とブロックするのが最も有効な対処法です。

低評価をつけるために購入

報復目的で商品を購入し、取引完了時に低評価をつけるパターンです。「交渉に応じてくれなかった」「態度が気に食わない」など取引と関係のない理由で悪い評価を入れてきます。

この手のユーザーは、揉め事の発生した商品だけでなく、まったく別の商品をあえて購入して低評価を付けることもあります。

さらに厄介なのは、すでにブロックしている相手でも、サブアカウントや家族名義のアカウントを使って購入してくるケースが存在することです。私も過去これらの報告を受けています。

【メルカリ】ブロックが逆効果に…報復・嫌がらせへの対策はあるのか?

ただし、サブアカウント等で報復するのは非常にレアで、ほとんどのユーザーには無縁です。これはアカウントの複数作成が各フリマアプリで禁止されている為です。だからこそブロックが有効なのです…が、規約違反をしても仕返ししなきゃ気が済まない人もいるのでしょう。

良かった評価へクレームを書くために購入

低評価ほど目立たなくても、意外と精神的なダメージがあるのが「良かった評価の中にクレームを書く」タイプです。たとえば、

写真になかった傷がたくさんあり、とても残念な方でした。この方との取引はおすすめできません。

といった、他ユーザーから見ると出品者が悪いように思えるコメントを残すのです。

低評価1件よりダメージが小さいことから、出品者側が泣き寝入りしてしまうことも少なくありません。そのため、悪意あるユーザーの中には、あえて良い評価で嫌味を残すという方法を選ぶ人も一定数いるようです。

フリマアプリを跨いだ報復

低評価をつけるために商品を購入してくるユーザー。その発展系として別のフリマアプリを使って報復してくるパターンがあります。別のフリマアプリで同じ出品者と思われるアカウントから購入し、低評価などをつけるのです。

このタイプの厄介な点は、相手が本当に別のフリマアプリでも同一人物であることを証明するのが非常に難しいこと。そして仮に証明できたとしても、各フリマアプリの事務局に問い合わせたところで「別のアプリのアカウントと同一人物だから対応する」という理由にはならない現実があります。

慣れた利用者の中には、画像の1枚目を変更したり、アカウント名やプロフィール画像を変更する方もいます。もちろん稀な話ですが、存在すると知っておくのは有用でしょう。

コンビニ払い、からの逃走

購入だけして支払いをせず、期限が過ぎるまで放置して嫌がらせをするパターン。報復を含め、迷惑行為の一例として報告されています。

こういったユーザーに対して出品者ができることは多くありません。コンビニ払いは購入から約3日間のうちに支払えば良いため、途中でキャンセルを行うと「出品者側の自己都合」として処理されかねない為です。それに相手が報復目的なのか否か判断できないからです。

最低でも支払い期日を過ぎるまで待つしかありませんが、コンビニ払いの放置は立派な迷惑行為として広く知られています。

Yahoo!フリマでの通報連打

Yahoo!フリマでは、商品が通報されると出品者に「違反報告されています」という通知が届く仕様のため、これを悪用して何度も通報する人がいます。

Yahoo!フリマは良い意味で放任主義なため、出品者が違反報告を受けたページ内容を確認し、問題なければ出品を継続するシステムで、これを逆手に取った通報連打なのです。そのため通報だけでペナルティを受けることは基本ありません。

Yahoo!フリマの違反報告、通知をオフに設定できる

ちなみに、通報された通知がストレスになる場合、通知をオフにすることで対処できます。覚えておきましょう。

低評価に関する事務局対応について

こうした報復行為、特に低評価を受けてしまった場合。まず思い浮かぶのが「事務局に相談すれば消してもらえるのか?」という点だと思います。しかし原則として一度ついた評価を覆すことは出来ません。例えばメルカリのヘルプページにも

事務局では、お客さま間の評価が適切であるかの判断はできません。そのため、お問い合わせをいただいても、事務局による評価の変更や削除はできません。

と記載されています。そのため「相手の評価がおかしい」と訴えても、コメントの削除をしてもらえないのが基本です。以前は「対応してもらった」との報告もありましたが、最近は期待できないようです。ただし、誹謗中傷や個人情報等が公開されている場合は迅速に対応してくれます。

また「サブアカウントから購入した」といった規約違反をほのめかしている場合、通報することで低評価・コメント削除をしてもらいやすくなる…かもしれません。あくまで可能性に過ぎないため断定できませんし、相手がしっぽを出さなければ望みも薄いでしょう。

記事のまとめ

Image by LeeleeUusikuu from Pixabay

以上、フリマアプリでたまに見られる報復行為について紹介してきました。

繰り返しになりますが、これらは決して日常的に起こるものではありません。相手に仕返しをするため、わざわざ別の電話番号を用意してアカウントを作り直したり、家族のアカウントを使う人は滅多にいません。ブロックすれば静かになるケースが圧倒的に多く、大半のユーザーはそこで関わりをやめてくれます。

ごく少数のケースを過度に意識してしまうと、普段の取引で余計なストレスを抱えることになります。基本的には不安を感じた段階でブロックして問題ありません。むしろ、ストレスを抱えながら取引を受け入れる方がリスクは大きいと考えています。あ、これは取引前の話ですよ。すでに開始した取引は責任もって対応しましょう。

それでも、万が一のケースがゼロではない以上、最低限の自衛は必要です。特に「そういう相手に住所を知らせない」という策は、精神的な安心につながると思います。そのためにも、私は普段から匿名取引を行うことを強く推奨します。

こうしたユーザーを確実に避けることは難しいですが、私たちにできる対策を積み重ねていくことで、リスクは確実に減らせます。安心してフリマアプリを利用するためにも、冷静に・淡々と・感情を動かされずに対処していきましょう。

YouTubeチャンネルもあります

チャンネルでは、一般フリマユーザー向けに

  1. イライラしない考え方
  2. ちょっと売れやすくなるコツ
  3. 知っておくと便利な情報

などを定期的に発信しています!

また、今回のように皆さんの素朴な疑問に、できるだけ回答する企画もあります。

◆きゃたぬきのYouTubeチャンネルはこちら!

以上、参考になれば幸いです。

それじゃあ、また!

参考文献

評価を変更してほしい・取り消したい – メルカリ スマホでかんたん フリマアプリ
https://help.jp.mercari.com/guide/articles/283/

嫌がらせ・荒らし行為について – メルカリ スマホでかんたん フリマアプリ
https://help.jp.mercari.com/guide/articles/01G14Y9S97WNHBXR0EKQR54RNG/