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4・5・6・8・XR・12・13Proと約8年間iPhoneを使用した私だが、色々思うことがありAndroid(Pixel6a)に変更した。その結果を報告するだけの記事である。結論を言うと大満足。
この記事の目次(クリックでジャンプ)
iPhoneに飽きた
私が機種変更に至った最大の理由は「飽きた」である。ただしiPhoneが進化してない訳じゃない。むしろ進化しまくってると言える。
今でも私はiPhoneのデザインに惚れている。角度で色合いが変わる本体ボディは「高いけど買って良かった」と所有欲を満たす艶かしさ。円形に規則正しく煌めいた3眼レンズは宝石のように美しい。
またApple製品同士の連携が凄い。MacやiPadでコピーした文章を何もせずiPhoneでペーストできたり画像や4K動画も無線で高速転送できる。
もちろんiPhone単体も進化している。最高峰のカメラ画質と画像処理でカンタンに映える写真が取れるし動画性能はスマホ史上最強。また毎年のiOSアップデートで可能なことも増え、ロック画面にアプリを固定すればレジ前でも2タップでPayPayを起動できる。
そんな最高のiPhoneに飽きた。不満はなくても飽きるのは例えばWindows XPや7も同じで、だからこそMicrosoftは(誰も求めてないのに)Windows Vistaや8とデザインを一新し、また戻してる…かもしれない。
慣れと食わず嫌いは老害の始まり
しかし8年使ったiPhoneを捨て、一からAndroidを覚え始めるのは面倒くさい。そう思った瞬間にゾッとした。明確な理由も実際に試したわけでもなく面倒臭いから否定する。嫌っていた老害上司と同じ発想をしてるではないか。
尊敬する祖母はらくらくフォンからiPhoneへ強制的に変更されたが1週間後にはYahoo!ニュースとTikTokを使いこなした。今ではLINEスタンプを使って私の野良猫写真を既読スルーも可能。ならピチピチの孫(27歳)だって対応できる筈だ。何を面倒臭がっているのだ。
何より試してダメなら戻ればいい。過去だってWindows8を試した結果「クソ」と思ったからダウングレードした。Androidを使ってiPhoneが良いと分かったなら胸を張って戻ればいい。
高いうちに売りたい
あと今iPhoneを売らないと価値が下がることも背中を押した。現在iPhone 13 Proは相場11万前後だが、9月10日に最新のiPhone15が発表されれば次第に9万程度に落ちるだろう。
動作テスト用に旧機種を買う
一方で3世代前くらいのiPhoneは価格下落がないので今買ってOK。私はブログ・YouTube発信のために最低1台は必要なため、現状最も安く最新OSを2年使えるiPhone SE 2020モデルを購入した。
順番は前後するが10万で売り2万で旧機種を買う。単純計算8万円浮く計算だ。
善は急げ、早速手元にあるPixel 6aにデータ移行を始めた。
私がスマホに求める要素
ところで結論としてPixel 6aにした訳だが、私がスマホに求める諸条件を書いておこうと思う。一つの参考にしてほしい。
ストレスなく使える性能
ブラウザからQR決済と様々なアプリをストレスなく使うには一定基準以上の処理能力が必要。スマートフォンはAnTuTuベンチマークスコア(体力測定の様なもの)によって動作の快適さを数値化できる。
具体的には以下の通り
- iPhone13 Pro:79万
- Pixel 6a:71万
- iPhone SE 2:61万
このスコアが50万点を超えていれば、ゲーム・動画編集以外のアプリが問題なく動作できる。
古いスマホは避ける
ただしスマホを長期間使うことで性能は落ちてくる。5年前に発売されたiPhone XRのスコアは53万点だが、現在測り直せば40万を下回ると思う。
親族が今もなお使っているがLINEを開くのに8秒近くかかっているのを知っている。古いスマホより1年前の廉価モデルがオススメ。
そこそこ綺麗なカメラ
一眼カメラを持ってるのでスマホの画質には拘ってない。とはいえ綺麗な方が嬉しいのも確か。iPhoneは文句なしの仕上がりなので肉薄する性能が欲しい。
ここでPixelを視野に入れた。実は妻がPixel 3aを使っていたのでカメラ性能が高い事を知っていた。今もPixel 6を使ってるので尚更。
Felica搭載
モバイルSuicaからQuick Pay、iDと日本ではおサイフケータイが便利すぎるし私も多用している。決済スピードは圧倒的で最近流行り始めてるクレカのタッチ決済と同レベル。
ただ日本独自の機能なので安いAndroidに搭載されてないケースも多い。今更使わないのは無理なので乗り換え先の条件に入れた。
デュアルSIM搭載
固定費の記事に書いた通り私はmineo+Povo2.0のデュアルSIM運用でスマホ料金を下げている。乗り換え先のスマホでも同様のことが出来ないと困る。
これら条件を踏まえた結果、今回はPixel 6aを選択した。
その他の理由
実を言うとPixel 6aは今回の乗り換え前から持っていた機種である。前述の条件を踏まえて選んだのは事実だが、メタ的に「きゃたぬき」としてPixel6aを選んだ理由を簡単に書いておく。
Android最新版をいち早く使える
まずPixelシリーズ全般に言える事だがGoogle謹製なのでAndroid最新版を優先的に使える。これにより各種フリマアプリの動作テストを素早く行えるのだ。ここで新たな機能に気が付けば誰よりも早く情報を出せる算段。
Pixelは下取りが熱い(予定)
加えてPixelは下取りが熱いのも有名。画面に割れがなければ中古相場よりも高くGoogleが下取りをしてくれるため、次発売されるPixel 8に安く乗り換えできる…かも。
ただこれはiPhoneの牙城を崩すため、Androidの市場を拡大するための利益度外視な行動にも見える。あまり期待はしていない。
iPhoneと比べて良かった点
さてiPhoneから乗り換えて10日ほど経過したが、今のところPixel6aに満足している。中でも特に良かった点を紹介しよう。
ただ一応言っておくと「求める要素」はクリア済み。カメラもiPhone 13 Proほどじゃないが綺麗に撮れるし動作サクサク。この前提を踏まえて想像以上に良かった点を解説。
ホーム画面のアプリ配置
iPhoneで鬱陶しかった問題がホーム画面のアプリ配置。必ず左上端から配置されるため、右親指が届くエリアに置くためには空間を埋める必要があった。
それがAndroidでは解決されている。いやiPhoneが敢えてそうしない理由があるのだろうけど不便だったのは事実。これは快適。
画面内指紋認証
今やマスク着用義務がないので顔認証で問題ないが、指紋認証は非常に便利。正確には画面を持ち上げて親指を置いたらすぐホーム画面に移動するのが便利。
iPhoneの場合、顔認証の速度は速いのだがホーム画面に移動するには画面をスワイプしなければならない仕様で煩わしかった。いやぁ快適
フリーWi-Fiのログイン画面を設定から呼び出せる
地味に嬉しいポイント。公衆フリーWi-Fiはログインする時に特設サイトに飛ばされることが多いんだけど、一度ログインした事あっても再度そのサイトに行く必要がある。
でもiPhoneは特設サイトを出してくれない。だから毎度設定からフリーWi-Fiを選択し、繋いだ履歴を解除してもう一度繋ぎ直す作業が発生していた。
一方のAndroidは簡単。設定画面に「ログイン」が表示されるのでそこから特設サイトに飛んで終わり。iPhoneさぁ…
不満点と解決策
逆にiPhoneから乗り換えて不満を覚える箇所も存在する。ただ対処法もある場合が多いので乗り換えたメリットが優った。その内容を紹介しよう。
Magsafeが使えない
iPhone12から本体にマグネットが搭載された。これが地味に便利で無線充電器やら各種アクセサリーに正確な位置で装着できる。
ただ解決策は簡単で鉄板をスマホ本体に貼れば良い。ちなみにPixel6aは無線充電に対応していない。単純にスマホスタンドとしてマグネットを使ってるだけ。
ちなみにMagsafeの仕様は「Qi2(チーツー)」として今後のスマホに搭載されていく予定…らしい。多分2024年以降はMagsafe同様のことが出来ていくと思われる。
ロック画面にアプリ配置できない
ホーム画面の配置が自由だが、残念ながらホーム画面にアプリショートカットを配置できないらしい。iPhoneはアイコン(ウィジェット)をタップしてロック解除すれば起動できる代物。
ただAndroidではなくPixelだから不可能かもしれない。GalaxyやXperiaならできるのか、あるいは配置方法があれば教えてほしい。
この対処法…は特にないけど、iPhoneは顔認証したら画面スワイプが必須なことを考えると、親指を置いてアプリを開く動作とそこまで変わらない気がする。というか変化なかったのでヨシ!
なんか通知遅くない?
iPhoneとPixelは何故か通知タイミングがズレる。iPhoneで受け取った20秒後くらいに通知が届く感覚。そしてどうやらAndroid共通の話らしい。
対処もクソもないけど数秒遅れて困ることは滅多にないからOK。ただ一応フリマアプリ的なことを言うと、欲しい商品が僅差で購入されるリスクがあるのは惜しい。電脳せどらーはiPhone一択。
AMEXがQuicPayで使えない
Pixel 6aは QUICPayを使えるけど残念ながらAMEXだけ非対応。iPhoneはQUICPay+という特別仕様だから使えた…とか何とか。つまり使えないってこと。
ただ直接使えないなら間接的に使えばいい。楽天EdyやモバイルSuicaにチャージすれば実質AMEX利用でポイントを貯められる。またd払いと楽天ペイでも支払い可能。さほど心配なかった。
ダウンロードしたアプリを纏められない
Androidはダウンロードしたアプリを引き出せるが纏められない。また並び替えもA〜Z、あ〜んで自動ソートされている。一方iPhoneは【天気・レジャー】で統一できて楽だった。
しかしAndroidもアプリ名で探すことはできる。楽天銀行を出したければ【楽天】と入力すればOK。それ以外は頑張って探すしかない…けど頻繁に使わないので許す。
Macとの連携
スクショした画像や動画をMacに無線転送できるなどiPhoneはとにかくApple製品との連携が凄かった。そしてAndroidにこのスムーズさを許すわけもないため、連携が悪くなるのは仕方ない。
ただデータ転送に関しては癖があるけど可能だし「Send Anywhere」を使えばAirDropのような転送もできる。むしろWindowsにすら飛ばせる。
総合的に不満はない
その他の使用感は特に変わらない。iPhoneに飽き飽きした私に十分すぎる刺激を与えてくれている。これで価格が半値以下ならiPhoneに拘る必要がない。Mac等を使わないなら尚更。
思えばAndroidに嫌な印象を覚えたのは初期Androidを実際に触った為だ。確かArrowsだったと思うが動作はクッッソ重たいしアプリを開く前に再起動を繰り返す。そのくせ発熱してカイロになってしまう始末。
スマホ登場しばらくはiPhoneが圧倒的に快適だったのを経験から知っている。でも10年近く経過した今、Androidも不満がないレベルに洗練されていたのだろう。iPhoneを目指したからこそ今があるのだ。
とはいえ私は数年後Androidにも飽きるのだろう。でもAndroidは選択肢が豊富だ。その時iPhoneがどうなるか不明だが、暫く退屈しなくて済みそうだ。
参考文献
【2023年最新】スマホのCPU(SoC)性能比較表・ベンチマーク【 iOS・Android向け】 | masalog(マサログ)
https://masavlog.com/benchmark/smartphone-cpu-benchmark/
新ワイヤレス充電規格「Qi2」発表。アップルがMagSafe技術を提供 | Gadget Gate
https://gadget.phileweb.com/post-26146/
アメリカン・エキスプレスのAMEX QUICPayが終了!代わりを徹底解説 – The Goal
https://matsunosuke.jp/amex-quicpay/