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とある方からフリマアプリに関する相談・体験談のお便りを頂きました。普段は動画にて回答するのですが、試験的にブログ記事も併せて更新していきます。動画版はお待ちください。
ちなみにこのような相談・報告は大歓迎ですので、ブログや動画にて採用されても大丈夫でしたら、いつでも下記お便りフォームから投稿してくださいませ。匿名でもOKです。有り難いことに沢山の相談をいただくので回答に時間がかかる事もあります。どうかご承知おきください。
質問
数ヶ月前に某ブランドのシャツを色違いで出品しました。単品だとネコポス等で格安発送できるのですが、まとめた場合送料が割高になってしまう品物です。色違いということでセットでの需要もあるかもしれないと思い、念のためそれぞれに「まとめ買い不可」の文言を入れておきました。
ですがあまり動きがなく、そろそろ大幅値下げか処分を検討していた矢先にまとめ買いの申し込みが…かなり迷ったのですが、売れるタイミングを逃したくないと思い依頼を受けてしまいました。
特に問題なく取引は終了したものの、目先の欲に囚われて自ら掲げたルールを破ってしまったこと、また購入者が説明を読んでいなかったのかあえて無視したのかはわかりませんが、ダメ元での依頼を助長させるような行為をしてしまったのではないかとモヤモヤとした思いが残りました。
回答
【まとめ買い不可】と書きつつも状況に応じて対応を変えたことは、私はとても柔軟で良い判断だったと思います。出品者には各々いろいろな事情がありますし「こうした方が今回はスムーズにいくな」と感じたタイミングでルールを調整するのは、むしろ自然なことです。
また、購入者がどういう意図で依頼してきたかに関わらず「自分が“不可”と書いたことで、相手は不安なまま相談せざるを得なかったかもしれない…」と考えられる、その姿勢もすごく素敵だと思います。
今回は無事に終わっていますので、ご自身を責める必要はありません。そのうえで、出品者としての考え方・購入者としての基本姿勢について、少し整理してお話ししていきます。
【前提】まとめ買い不可にしたい状況

ところで「なぜまとめ買い不可にするのか?」具体的な状況を紹介しておきましょう。上図のように一つなら小型荷物で発送できるけど、まとめた際に大型段ボールが必要となることがあります。
合計金額が同じでも、送料が跳ね上がるため売上金が下がってしまうケースがあるのです。そのため商品によっては「まとめ買い不可」と書かれている場合があります。
他にも、まとめ買い不可にしたい理由として
- 紛失リスクを分散したい
- 評価数を稼ぎたい
といった目的が挙げられます。
出品者として意識しておきたいこと
出品者として、まず購入者にお願いしたい事柄は、できるだけ説明文に書いておくべきだと思います。「まとめ買い不可」もその代表的な文言ですね。送料や梱包の都合がある場合、先に書いておくことで余計なやりとりを減らせます。
ただし今回のように、状況によってはそのルールを撤廃し、新しい可能性を探ることも必要になります。たとえば「値下げ不可」と書いていたけれど、どうにも動きが悪いので値下げ交渉を受けることにした…というのも頻出するケースです。
ここで気をつけてほしいのが、自分の方針が揺れ動いているのに説明文を放置したままにしないこと。文章が古いままだと、購入者は「言ってもいいのかな…」「迷惑かな…」と判断に困りますし、本来来るはずの購入チャンスも逃してしまいます。方針を変えたときは必ず説明文を書き直してください。
そのためにも、自分の出品ページを定期的に確認する習慣をつけておいたほうがいいです。自分の声を録音して聞くように、最初は少し恥ずかしさを感じるかもしれません。でもそこを乗り越えると「画像が暗すぎるな」「ちょっと文体が冷たいな」と、いろんな気づきが増えて、商品がより売れやすくなります。

ちょっと面倒に感じるかもしれませんが、是非とも挑戦してみてください。
購入者として意識しておきたいこと
今回のケースは「たまたま出品者さんが応じてくれた」だけの話です。当たり前ではありますが、してはいけないと書かれていることは基本的にしてはいけません。これが原則です。
しかし、少し踏み込んだ話をすると…丁寧に確認してみることで「良い返事をいただける可能性」がゼロではない、という現実があります。たとえば、
- 引っ越し中で出品物を急ぎ処分したい人
- 「○日で出品を停止」と書いている人の、締め切り前のタイミング
このような状況で、最終日や後半で丁寧にお願いしたら応じてもらえたというケースもあります。
ただ強調しますが、私は「NGと書いている人にワンチャン狙いでどんどん突撃してほしい」と言いたいわけではありません。むしろ逆です。原則やってはいけません。
- 「ダメです」と即断される
- ブロックされて購入できなくなる
という可能性も普通にあります。
だからこそ出品者が調整するべき
前述のように「してはいけない」という原則を踏まえた上で、なお覚悟を決めて尋ねてくる購入者は多くありません。だからこそ出品者が動く必要があるのです。
- 「値下げ不可だったけど、今回だけはOKにしようかな」
- 「まとめ買い不可にしていたけど、もういいか…」
と考えたのなら、その瞬間に説明文を修正してください。必要に応じて「値下げ交渉OKに切り替えました」「まとめ買いはお気軽にお申し付けください」と自らコメントして通知するのも良いでしょう。

以上、内容をまとめましょう。
出品者は、方針を変更した際は必ず説明文を更新し、購入者が迷わない環境を整えることが大切です。一方の購入者は書かれたNGは原則として守ることが基本です。
今回のケースは相談者さんの柔軟な対応によって成立した例です。この点を意識して、今後の取引に活かしていきましょう。
YouTubeチャンネルもあります

チャンネルでは、一般フリマユーザー向けに
- イライラしない考え方
- ちょっと売れやすくなるコツ
- 知っておくと便利な情報
などを定期的に発信しています!
また、今回のように皆さんの素朴な疑問に、できるだけ回答する企画もあります。
以上、参考になれば幸いです。
それじゃあ、また!
