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数日前、近所にうまい居酒屋を見つけた。鴨わさ、鶏ユッケ、唐揚げ、焼き鳥、おしぼりの香りまで良い。「こりゃあ久々のアタリだね。次もまた来よう」夫婦でそう話したのを覚えている。
私たちは『カンピロバクター』に当たった、鶏ユッケに違いない。全身の倦怠感、頭痛、そして下痢。一つしかないトイレをしかめっ面で奪い合う始末。
妻:互いにしたくなったらどうする?ビニール?
私:そりゃ風呂場しかないでしょ
妻:でも下痢便が飛び散るじゃない
私:床ごと漂白できるし後始末が楽だから。あと、どこでしようと跳ね返って身体に尽くし、結局洗うと思う
妻:たしかに
私:それに巨大ウォシュレットがあるからさ、浴槽にケツ浸けて、ビチビチビチビチ、ビチチッ!
「「 ガハハハハハハ!!! 」」
シャワーで流せば良いだろ、と今になって思うが会話の次元が低すぎる。これもカンピロバクターの仕業に違いない。
2日ほどして下痢は治った。しかし頭痛が長引いている。頭全体をギューっと緩やかに締め付けられる感覚で、三蔵法師はえげつない器具を使ってたんだなぁと確信した。
と同時に思い出した。私は前にも「三蔵法師はドSである」と確信したのだ。会社員時代、同僚と香川県を訪れたときに食べた鳥刺しである。
香川の鳥刺しは格別。新鮮だし全く当たらない
などと聞いたことがあるし、桜色のさしみは確かに美味かった。そして当たったのだ。四国出身の一人が無事だったため、耐性があるのだと皆で感心した記憶がある。今思うとアイツ食べてなかったな。
当時あれだけ苦しんだのに、ふたたび生の鶏を食べてしまうとは…喉元過ぎれば熱さを忘れる、とはよく言ったものだ。熱は通ってなかったけど。