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メルカリについて質問なのですが、プロフィール欄に「メルカリ初心者です」と書かれている方をたびたび目にします。
きゃたぬきさんの動画でフリマアプリは楽しい反面、トラブルや詐欺などのリスクもあると知りました。そのような環境で「初心者」と名乗るメリットを、きゃたぬきさんに考察していただけると嬉しいです。
といった相談について暫く考えた結果、メリットが弱いので名乗らなくて良い、との考えに至った。その理由を解説していく。本当の初心者にも、初心者と偽りたい上級者にも参考になるだろう。
結論
傷や汚れを見逃されやすく、また価格交渉を受けやすいので速く売れる。こういった利点こそあるが、それを超えるデメリットが目立つ。何より評価数で勝手に判断されるので、上級者が偽ることもできないし、本当の初心者は名乗るまでもない。
目次
前提:どこから初心者か?

まず初心者の定義は?と言いたい所だが、初心者か否かは評価数の多さで勝手に判断されるので、考えるだけ無意味。あなたの振る舞いに関係なく、購入者が「初心者だ」と思えば初心者なのだ。
とはいえ一応の主観を述べておくと「出品者としての取引経験が10回以上ある」なら脱・初心者できていると思う。初心者の私は梱包どころか、メルカリ便の使い方まで戸惑っていた。おそらく貴方もそうだった筈。
この商品なら、あれで梱包して、PUDOから発送するか…
と自然に考えられるラインが10回以上…という偏見。まぁ初心者の定義は本題とは関係ないので、参考程度に捉えてほしい。
ただ後で話すが、取引数100件を超えたあたりで「初心者だ」と判断されなくなる…気がする。まず100回以上の取引を目指してほしい。
初心者を名乗るメリット

ここからは初心者を名乗ることで得られるメリットを順番に解説しつつ、デメリットも紹介する。繰り返しだが長所短所は表裏一体、1つの特徴からどう判断されるかを意識したい。
なお特徴とは「相手からどう判断されやすいか」という印象のことだ。
特徴(印象) | メリット | デメリット |
---|---|---|
説明不足 | 傷汚れを許してくれる | 購入に抵抗がある |
相場把握してない | 交渉を受けやすい | 買い叩かれる |
取引を中断しない | 確実に商品が届く | 特になし |
特徴1:説明不足の可能性がある

メルカリ初心者の場合、商品説明をどこまでしたら良いか判断が難しい。例えば初めて本を売る時、挟まってる広告の重要度は意識しないだろう(それが無くて低評価にする人もいる)
初心者と思われた場合、購入者は傷や汚れ、果ては説明されてない箇所の不備がある事を想定してくれやすい。一方で取引自体が不安になり、候補から除外する人もいる。
メリット | デメリット |
傷汚れを許してくれる | 購入に抵抗がある |
特徴2:相場を把握していない

出品価格を決める時、AIで自動表示される「売れやすい価格」を参考にする人も多いだろう。だが相場1000円なのに、売れやすい価格が1480円だったりとズレも生じやすい。
この時、慣れてる人なら「1000円が相場なのね」と検索して判断できるが、初心者は把握し忘れる。そこを狙って値引き交渉され、結果的に8〜900円と安い金額で売却してしまいがち。
もちろん処分の名目なら、交渉の末に売れやすいので利点とも呼べる。値引きするユーザーには「初心者・引越し中を狙うのが定石」と考える人もいる為、名乗る効果はあるだろう。
メリット | デメリット |
交渉を受けやすい | 買い叩かれる |
特徴3:取引キャンセルを知らない

これは数合わせ的な話だが、取引キャンセルになりにくい特徴もある。慣れたユーザーなら安売りした場合に取引キャンセルを行うが、初心者はそこまで機転が回りづらい。
メリット | デメリット |
確実に商品が届く | 特になし |
一旦ここまでをまとめる
特徴(印象) | メリット | デメリット |
---|---|---|
説明不足 | 傷汚れを許してくれる | 購入に抵抗がある |
相場把握してない | 交渉を受けやすい | 買い叩かれる |
取引を中断しない | 確実に商品が届く | 特になし |
いずれにせよ長所と短所を比較して、初心者を名乗るべきか考えてみてほしい。
それでは次に、名乗らないほうがいい理由を解説していく。
総合的に「書かなくてよい」

結論でも述べた通り、初心者と名乗る利点は薄い。その理由はメリットよりもデメリットの方が強い事にある。
デメリットが強い
どんな事にも長所短所は共存するが、その強弱が重要だ。例えるなら経営者が「前科者を雇うべきか否か」を考えたとき、長所(給料安くてもOK)よりも短所(他人の目線が悪くなる)が強いので雇えない…ようなもの。
そして初心者を名乗って得られるメリットは、デメリットを覆すほどの価値がない。例えば【説明不足の可能性】を考慮した時、「傷や汚れを見逃しやすい」と「購入に抵抗がある」では後者を意識する方が多い。なぜなら傷汚れは(初心者だろうと)商品ページで申告してあるのが大前提な為だ。

個人的には、メルカリで初心者を名乗った時
- 多くのユーザーは、なるべく別の出品者から購入する
- (大幅な値引きをする)初心者狩りがやってくる
以上2つの大きな欠点が付き纏うし、これだけで初心者を名乗る価値はないと言える。
評価数で初心者認定

何より大抵のユーザーは評価数で相手の熟練度を測るため、評価数が少なければ問答無用で初心者だと判断される。
極端な例で言い換えると、取引数300のユーザーが「私は初心者です」と書いた所で信用されないし、ヤフオク等で取引件数1万超えでもメルカリ開始当初は初心者狩りのハイエナが集まる。
早い話、評価数の多いユーザーが初心者を名乗る事は不可能、そして本当の初心者なら見れば分かるので名乗る必要なし。それが私の考え。
「他サイトで取引経験多数」

なお他サイトで取引経験が豊富なユーザーが新規登録した場合、プロフィール・ユーザー名に「他サイトで○○件の取引実績あり」など自己申告をしている。まぁ証明できないので疑われる可能性もあるが、個人的には有効だと思う。
とはいえ経験豊富だと嘘をついた結果、取引で戸惑っては意味がない。あくまで真実を書くならOKだと念を押しておく。
100回をめざせと言われる理由

ちなみにメルカリについて検索していると
まずは取引100回を目指そう。購入だけでもいい
といった内容をよく見かけるのも、この背景が原因にある。評価数が3桁あれば大抵の場合「慣れてるな…」と思われるので、足切りラインを卒業できる。
そしてメルカリ・ラクマは購入でも評価数を稼げるので、初心者のうちは安い商品を多く買うことが重要…と教える人が多い。
まぁ不用品を売るためにメルカリを始めたのに、不用品を買いまくるのは本末転倒な気もする。否定はしないが物販ユーザー以外お勧めできないって感じ。
記事のまとめ

話をざっくりまとめると
- 欠点がメリットを超えるため、書く必要がない
- 評価数を基準に判断されるため、上級者は偽りにくいし、初心者は書くまでもなく初心者扱いを受ける
となる。自動車の初心者マークを使い続ける感覚を期待する人がいたかもしれない(過去の私)が、今の私ならやらない。
最後に:一刻も早く脱却を

先ほども書いたが、取引数が3桁なら初心者とは思われない。…かといって購入だけ100件しても出品素人なのは変わりない。貴方のペースで、多くの経験を積んでほしい。
近道ではないが、私は書籍を購入→読んで販売を繰り返してた時期がある。評価数・経験値・知識が貯まるので、ぜひ検討してほしい。
YouTubeチャンネルもあります

チャンネルでは、一般フリマユーザー向けに
- イライラしない考え方
- ちょっと売れやすくなるコツ
- 知っておくと便利な情報
などを定期的に発信しています!
また、今回のように皆さんの素朴な疑問に、できるだけ回答する企画もあります。
以上、参考になれば幸いです。
それじゃあ、また!